このDVD「Undressed」は、Gretchen Wilsonのセカンド・アルバム「All Jacked Up 」後の2006年に発売された、アコースティック・ライブ・ビデオ。ステージはコンサート後のバック・ステージで、ツアーで同行していたKenny Chesneyのバンド・メンバーもあいまみれての、プライベートなジャム・セッションをシューティングするというコンセプトのものです。だから観客はいません。曲目は「All Jacked Up 」からの曲を中心として、メンバーの歌によるカバー曲やゴスペルも含んだ計10曲。バック・ステージといっても、ブラウン基調の落ち着いた色調で、雰囲気良く飾られてた応接間という感じです。
そのようなシチュエイションなので、酒を飲みながら実にリラックスした空気。スタジオ・バージョンでは結構ハードだったホンキー・トンク"Skoal Ring""One Bud Wiser"はテンポを落として幾分マイルドに。CDではシークレット・トラックだった、ジャジーなボーカルが生でもうまいBillie Holidayの"Good Morning Heartache"。切ない歌声のカントリー・バラード"I Don't Feel Like Loving You Today"。そしてシングルになった"Politically Uncorrect"でもテンポが落とされ、より重厚になってメッセージが強調されたよう(貧しく、保守系の南部庶民への賛歌。「聖書は何も間違ってない。"旗"にも何も間違いはない。私たちは決して尊敬を得られない多くの人たちの一部)。"Politically Uncorrect"では途中ブレイクでGretchenが入るところを間違えて、笑いが漏れるような一幕もありますが、演奏自体が乱れたりなどは一切なく、素晴らしいアコースティックサウンドが楽しめます。ただし、ハード路線を期待する方には肩透かしかもしれません。
意外にノリが良いのが、リード・ギタリストDean Hallの歌う自作の"Been Kicked By A Mule"。このDVDでしか聴けない曲です。シンコペーションの効いたリズムのミディアム曲で、フィドルやドブロのソロを廻しながらソウル・ヴォイスを聴かせてくれます。そして、Gretchenのコーラスの絡みがゾクっとするくらいイカしているのです。Deanは"Bottle Let Me Down""Me And Jesus"でもボーカルを取るなど大活躍です。
最後にはみんな酔っ払って終わり。Gretchenの「クレイジーな人生。これが私。皆が失望しなければ良いんだけど・・」というコメントが入りますが(英語字幕を入れる事が出来てありがたい)、トータルとしてRed Neck!的な荒っぽいイメージはなく、Gretchenやスタッフ、バンドの陽気な人柄が楽しいです。
しかし、なぜこのようなスタイルのライブを撮ったのか?セカンド・アルバムである「All Jacked Up」は、デビュー後の驚異的な成功の中で、十分な時間をかけれずにリリースされたといいます。また、主要曲がナッシュビルの有名コンポーザーによるもので("I Don't Feel Like Loving You Today"ではMatraca Bergが、"Politically Uncorrect"ではLeslie Satcherが絡んでいます)、Red Neck魂どこ行った!?という評判もあるようです。そこをサポートする意味で、音楽的により純粋で、彼女らしい奔放さをあらわにするイメージを改めてPRしたかったのか。こんなコメントも聞かれますし・・・「物事が大きくなればなるほど、私は自分らしくあるために戦わなくてはならない」。それにしてもこの演奏、本当に一発録り?
リージョン・フリーです。
そのようなシチュエイションなので、酒を飲みながら実にリラックスした空気。スタジオ・バージョンでは結構ハードだったホンキー・トンク"Skoal Ring""One Bud Wiser"はテンポを落として幾分マイルドに。CDではシークレット・トラックだった、ジャジーなボーカルが生でもうまいBillie Holidayの"Good Morning Heartache"。切ない歌声のカントリー・バラード"I Don't Feel Like Loving You Today"。そしてシングルになった"Politically Uncorrect"でもテンポが落とされ、より重厚になってメッセージが強調されたよう(貧しく、保守系の南部庶民への賛歌。「聖書は何も間違ってない。"旗"にも何も間違いはない。私たちは決して尊敬を得られない多くの人たちの一部)。"Politically Uncorrect"では途中ブレイクでGretchenが入るところを間違えて、笑いが漏れるような一幕もありますが、演奏自体が乱れたりなどは一切なく、素晴らしいアコースティックサウンドが楽しめます。ただし、ハード路線を期待する方には肩透かしかもしれません。
意外にノリが良いのが、リード・ギタリストDean Hallの歌う自作の"Been Kicked By A Mule"。このDVDでしか聴けない曲です。シンコペーションの効いたリズムのミディアム曲で、フィドルやドブロのソロを廻しながらソウル・ヴォイスを聴かせてくれます。そして、Gretchenのコーラスの絡みがゾクっとするくらいイカしているのです。Deanは"Bottle Let Me Down""Me And Jesus"でもボーカルを取るなど大活躍です。
最後にはみんな酔っ払って終わり。Gretchenの「クレイジーな人生。これが私。皆が失望しなければ良いんだけど・・」というコメントが入りますが(英語字幕を入れる事が出来てありがたい)、トータルとしてRed Neck!的な荒っぽいイメージはなく、Gretchenやスタッフ、バンドの陽気な人柄が楽しいです。
しかし、なぜこのようなスタイルのライブを撮ったのか?セカンド・アルバムである「All Jacked Up」は、デビュー後の驚異的な成功の中で、十分な時間をかけれずにリリースされたといいます。また、主要曲がナッシュビルの有名コンポーザーによるもので("I Don't Feel Like Loving You Today"ではMatraca Bergが、"Politically Uncorrect"ではLeslie Satcherが絡んでいます)、Red Neck魂どこ行った!?という評判もあるようです。そこをサポートする意味で、音楽的により純粋で、彼女らしい奔放さをあらわにするイメージを改めてPRしたかったのか。こんなコメントも聞かれますし・・・「物事が大きくなればなるほど、私は自分らしくあるために戦わなくてはならない」。それにしてもこの演奏、本当に一発録り?
リージョン・フリーです。
これからも、Bigbird様のホットな音楽ダイアリーを楽しみにしています。
貴重なコメントを有難うございます。
CMTのHPに放送案内ページを見つけて、
オリジナル?再放送?と思ってたので
すが、TVが初出でしたか。
uncorrectは辞書には出てきませんね。
南部特有の言い方か?
これからもよろしくお願いいたします。