アコースティック・ギターの名手として知られる、アメリカーナ系シンガーソングライターのモリー・タトルが、ニュー・アルバムのリリース予定を発表しました。タイトルは「Crooked Tree」で、4月1日リリース予定です。今回は、新たに結成したゴールデン・ハイウェイGolden Highwayと共同名義となる、ブルーグラス・アルバムになるみたいです。この発表と同時に、タイトル曲と、勇気と示唆に富むストーリー・ソング("She'll Change")を発表しています。
ゴールデン・ハイウェイのメンバーは、マンドリンのDominick Leslie、バンジョーのKyle Tuttle(兄弟とか親族ではないよう・・・)、フィドルのBronwyn Keith-Hynes、そしてベースがShelby Meansというメンツ。レーベルはNonesuch Recordsからでモリー初めてのリリースになります。この新作には、ブルーグラス界やアメリカーナ系の有名アーティスト達~オールド・クロウ・メディシン・ショー、ダン・タミンスキー&ロン・ブロック(ユニオン・ステイション)、シエラ・ハル、ギリアン・ウェルチ、マーゴ・プライスら~が参加している事でも気を引きます。
゛いつかブルーグラスのレコードを作りたいとずっと思っていたの゛とモリーは声明を発表しています。゛誰も聴いたことがないようなサウンドを作り出さなければならないという内なるプレッシャーを感じることもあったけれど、今回は私の家族が何世代にもわたって受け継いできた音楽を反映したアルバムを作ることだけを意図したわ。自分らしさを感じる曲を書きながら、それを実現する方法を見つけたのよ。ソングライターとして成長するのにとても役立ったわ゛(彼女のプロフィールはコチラ「When You're Ready」の記事で紹介しています)
モリーとバンドは、1月20日のシアトルでのライブを皮切りに、全米を巡る大規模なヘッド・ライン・ツアーを敢行します。30以上のコンサートやフェスティバルへの出演が既に予定されており、夏に向けて継続していくようです。
前作が幼少期から親しんだ幅広いポップ・ソングのカバー集「...But I'd Rather Be With You」でしたから、180度方向転換したかのように見えますが、少々ブルーグラスに馴染んでいる身には彼女特有の柔らかの歌声で一貫性が保たれてるように聴こえて、むしろトラディショナルだったり牧歌的なスタイルでの彼女の新たな音楽に期待が高まっています。
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