『橋がかけ替えられるっていうから見て来て』
同居人にそういわれて、首に冷感リングを巻いて外へ出ました。
う~ん、風が熱い。
熱風です。
そのうえ幹線道路には、キンキンに冷房を効かせた車が、涼し気な運転手を乗せて・・・
で、橋を渡ったところにある立て看板を見ると『塗り替え工事』とありました。
『架け替えじゃないじゃないか!』
暑い思いをして橋を見に行ってバカを見ました。
道にはクラブ帰りの近所の中学の生徒がノンマスクでチョロチョロしていた。
暑いんだから表に出ちゃいけないってテレビで放送しているでしょ。
真昼に出たから日影がない。
そしていつものお稲荷様に願を掛けます。
どうか株が下げ止まりますようにと・・・
世の中には下がってほしいと念じている人もいるけれど、やはり世界経済のためにも平和のためにも株は現状を維持していてほしいのです。
その後例の競馬バーを覗きました。
closedの看板が風に揺れていました。
ま、バーだから夕方openなんでしょうけれど、馬は午前中から走っている。
脈拍数が上がらず、少し慌てましたがエプソン心拍計の調子が悪いのかもしれません。
先日の記事ですべてのアプリを5月で閉鎖すると書きましたが、よく見ると3月31日で閉鎖するとありました。
どこかのスマートウォッチメーカーがパルセンスのアプリを、有料でもいいから引き受けてもらえないものでしょうか。
後継機種はやはりアップルウォッチ一択?
バッテリーの持ちも悪いし、その上べらぼうに高いので二の足を踏んでしまいます。
パナソニックで引き受けてくれれば最高なんですが・・・
1500歩ほど歩いて帰ってきて、真夏の定番松竹映画の『小さなスナック』を見ました。
作中のアフォリズムが好きなので。
『グズグズ生きてイヤイヤ死ぬ』
がグッときます。
最期は尾崎奈々ちゃんが自殺するところでエンディングを迎える悲恋物語ですが、若き藤岡弘も決まっていてかっこいい。
ジュディオングも若くてかわいかった。
パープルシャドゥスもビレッジシンガーズもみんな若くて溌溂としていた。
これを見るにつけ、人の一生なんてアッという間の一瞬の出来事だと思ってしまいます。
浦島伝説も、かくやと思えるほど、人の命は一夜の露のごときものなのです。
蟷螂にだって青春はあったけど、店の手伝いをし続けていて、暗黒でした。
なにしろ小遣いというモノがなく、店を手伝って得られるバイト代しかなく、大学の授業料も店を手伝ってその金を当てろと言われるに至って・・・
店を手伝っているところを一度も見なかったハチ(愚弟)はどうしていたんでしょう。
結局母親のスネを齧り続けていたのでしょう。
親父の死後も母親のスネを齧り続けていたから、離れられなくなった!
〇成を出て大学受験の日の朝、蟷螂が起こしに行くと『もうどうだっていいんだよ』と布団をかぶってふて寝したハチの姿が、今でもまぶたに焼き付いて離れません。
『アニキが月謝で四苦八苦している姿を見て受験する気がなくなった』と言っていました。
それももう50年以上前の話、あっという間に古希を過ぎました。
人生なんて一陣の熱風に過ぎないということを映画から感じた次第です。
『少年易老学難成 一寸光陰不可軽 』
よく書道の時間に書かされましたっけ。
若いうちは寸暇を惜しまず学業に励めという教えです。
今となっては取り返しがつかないのですが、光陰矢の如し、後悔先に立たずというところでしょう。
雪谷をアジトにしている頃に、パープルシャドゥスのトップがやっている店で歌が掛かっていましたっけ。
懐かしい、
家内も同世代で加山雄三の映画を観に六区の興業街へ、弁当持参で行っていたそうです。
映画の尾崎菜々は可愛かったですよ。
あの日に戻りたい!