Ball Game Mania 節丸裕一のブログ

2006年1月1日スタート!! 放送や取材の現場で、見て、聞いて、感じたことを、思うままに綴っていきます。

 期待以上と期待はずれと… ALL★STAR GAME 

2007年07月11日 |  -MLBー
【現地7月10日】

MLB ALL★STAR GAME
American League
54 @National League
AT&Tパークにて取材

イチローのMVP受賞、斎藤隆の好投
初めて現地で見たMLBのオールスターゲームは忘れられないものになりましたが、
ちょっと別の視点からも書いて見ます。

サンフランシスコのAT&Tパークで開かれた今年のオールスターゲーム。

期待はスプラッシュヒット。主役はボンズ。
のはずでした。
が、昨日のスターティングラインアップの紹介でビックリ…。
ボンズが2番?? ウソ??
いや、日本の2番とは違うのは分かってます。
でも、そういう問題じゃないはず。

こちらでも大きな話題になり、ESPNでもかなりの議論に。
そう、ほぼタイミング的に重なった「イチロー契約延長近し?」のニュース以上に
騒がれたほどです。

オールスターでは2度目というボンズの2番。
前回も話題になったそうですが、そのときに4番を打ったジョン・クラック氏が、
ESPNで何度も出てきました。

「ボンズの2番は、ない」と怒りを露わにする神尾さんに、
「2番ってことは3打席は立たせるんでしょ。もしかしてフル出場かも?」
と言ってみたものの、それもあっさり裏切られ、3回まで2打席だけで交代。
期待のスプラッシュヒットも見れずに終わりました。
「だったら4番にしてくれ。3番グリフィー、4番ボンズが見たかった」
というのは神尾さんと僕だけではないはず。
ステロイドの問題は、ここでは関係ないですから。

1、3番にスイッチヒッターを入れて、奇数は右、偶数は左のジグザグ打線。
“ラルーサ監督らしい”といえば“らしい”のですが、
オールスターで“監督の野球”をやる必要はないでしょう。

まあラルーサ監督はボンズと親しいし、悪意はなかったのは分かります。
でも、オールスターゲームで、ファンが何を望んでいるのか。
そこを分かってほしかったですね。
ボンズが打席に入るときの「バリーッ、バリーッ」という大声援は
耳から離れません。

その点、誰でも予想できそうなほど期待通りの打順を組んでくれたのが、
ALのリーランド監督。
途中からの選手起用も含めて「これぞオールスター」。
さすが…と感心してしまいました。


そのほかに印象に残ったことは以下に羅列。
レイエスが2安打、1盗塁。
グリフィーの先制打。
クロフォード、マルティネスのホームラン。
ペニー、サンタナ、のピッチング。
試合前、ベンチ裏で黙々とマシンを打ち込んでいたラミレス。
ちょっと書ききれません。


本当に楽しい、実のあるオールスター初体験でした。


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2 コメント

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私の予想外は…… (Ryo[Middle Unit]Ueda)
2007-07-11 22:46:03
神尾さんと節丸さんの「悪運の強さ」でした(笑)。でも、去年のWBC決勝に続き、また「歴史的瞬間」に立ち会えましたね。

>試合前、ベンチ裏で黙々とマシンを打ち込んでいたラミレス
 私はこういう話が大好きです。次の放送でぜひ詳しく教えてください。
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上田さん (節丸裕一)
2007-07-13 00:35:22
本当に自分でも思いましたが、運は強いですね。
野球好きには野球の神様が味方してくれるということです。
あとは、普段の行いの良さに尽きると思います(笑)。
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