【現地7月10日】
MLB ALL★STAR GAME
American League 5-4 @National League
AT&Tパークにて取材
さいごまでハラハラドキドキ。こんなに楽しめるとは思いませんでした。
7年連続出場のイチローが、日本人としては史上初のMVPを受賞。
誰も異論をはさまないような見事な活躍でした。
3打数3安打。
第3打席で打った Inside the park HR (ランニングホームラン)は、
オールスターゲームでは史上初。
これが逆転の2ランホームランだから文句のつけどころがありません。
レストランの予約をしていたから途中で帰ろうとしたところ、
MVPの可能性があるからと言われて「仕方なく」待っていたというイチロー。
「最後まで待っていたら、
不思議なものでだんだん欲しくなってきちゃったんですよね(笑)」
ところが…。
野球の神様もイタズラ好き。
AL(アメリカン・リーグ)3点リードの9回裏、
2死から二塁手ロバーツの拙い守備で走者が出ると、ソリアーノが2ランHR。
1点差になって動揺したのか、プッツが次の打者に四球を出したところで、
リーランド監督はプッツからK-RODにスイッチ。
ところが、K-RODも連続四球で2死満塁と大ピンチ…。
追いつかれれば、その時点でイチローのMVPの可能性は一気にしぼむ。
「頼むよ、K-ROD~」僕もドキドキしながら見ていました。
願いが通じて(?)、K-RODがロワンドを打ち取り、ALが辛うじて逃げ切り。
その瞬間、イチローのMVPが決まりました。
日米通じて、オールスターでは初めてのMVP受賞。
メジャー7年目にして「初めて楽しいオールスターになりました」と
素直に喜びを口にしていました。
会見では独特のシニカルな表現も交えるイチローらしさもありましたが、
少年のような嬉しそうな表情が印象的でした。
さて、忘れてはいけないのが、斎藤隆と岡島です。
斎藤隆は「三塁側のスタンドの上のほうにいたと思う」という家族の前で、
1イニングを3人でピシャリと抑えて晴れやかな表情でした。
会見での謙虚で丁寧な受け答えは、7~8年前に初めて会ったときのまま。
日本人に限らずメジャー全体でも屈指の好感度が高い選手です。
残念ながら登板機会がなかったのが岡島。
でも、です。
選ばれただけで凄いことなんです。
今日の試合、岡島のほかに、ジェンクスもメッシュも、
NLではプホルスも出番はありませんでした。
でも、選ばれた全員が試合に出るわけではない。
それがオールスターゲームだと思うし、
だからこそ、選ばれただけで堂々と胸を張れる、名誉なことなんです。
3人には日本野球界の代表としても、これからも活躍を続けて欲しいものです。
スカパー! MLBライブ放送予定
MLBマガジン
コメンタリー紹介ページ
もご覧ください!!
※出演予定番組の放送スケジュールはこちら⇒6月後半、7月前半
MLB ALL★STAR GAME
American League 5-4 @National League
AT&Tパークにて取材
さいごまでハラハラドキドキ。こんなに楽しめるとは思いませんでした。
7年連続出場のイチローが、日本人としては史上初のMVPを受賞。
誰も異論をはさまないような見事な活躍でした。
3打数3安打。
第3打席で打った Inside the park HR (ランニングホームラン)は、
オールスターゲームでは史上初。
これが逆転の2ランホームランだから文句のつけどころがありません。
レストランの予約をしていたから途中で帰ろうとしたところ、
MVPの可能性があるからと言われて「仕方なく」待っていたというイチロー。
「最後まで待っていたら、
不思議なものでだんだん欲しくなってきちゃったんですよね(笑)」
ところが…。
野球の神様もイタズラ好き。
AL(アメリカン・リーグ)3点リードの9回裏、
2死から二塁手ロバーツの拙い守備で走者が出ると、ソリアーノが2ランHR。
1点差になって動揺したのか、プッツが次の打者に四球を出したところで、
リーランド監督はプッツからK-RODにスイッチ。
ところが、K-RODも連続四球で2死満塁と大ピンチ…。
追いつかれれば、その時点でイチローのMVPの可能性は一気にしぼむ。
「頼むよ、K-ROD~」僕もドキドキしながら見ていました。
願いが通じて(?)、K-RODがロワンドを打ち取り、ALが辛うじて逃げ切り。
その瞬間、イチローのMVPが決まりました。
日米通じて、オールスターでは初めてのMVP受賞。
メジャー7年目にして「初めて楽しいオールスターになりました」と
素直に喜びを口にしていました。
会見では独特のシニカルな表現も交えるイチローらしさもありましたが、
少年のような嬉しそうな表情が印象的でした。
さて、忘れてはいけないのが、斎藤隆と岡島です。
斎藤隆は「三塁側のスタンドの上のほうにいたと思う」という家族の前で、
1イニングを3人でピシャリと抑えて晴れやかな表情でした。
会見での謙虚で丁寧な受け答えは、7~8年前に初めて会ったときのまま。
日本人に限らずメジャー全体でも屈指の好感度が高い選手です。
残念ながら登板機会がなかったのが岡島。
でも、です。
選ばれただけで凄いことなんです。
今日の試合、岡島のほかに、ジェンクスもメッシュも、
NLではプホルスも出番はありませんでした。
でも、選ばれた全員が試合に出るわけではない。
それがオールスターゲームだと思うし、
だからこそ、選ばれただけで堂々と胸を張れる、名誉なことなんです。
3人には日本野球界の代表としても、これからも活躍を続けて欲しいものです。
スカパー! MLBライブ放送予定
MLBマガジン
コメンタリー紹介ページ
もご覧ください!!
※出演予定番組の放送スケジュールはこちら⇒6月後半、7月前半
走っている姿は美しかったし、去年のWBCのときもそうでしたが、
彼に洗脳されてしまいそうです。
生で見た節丸さんが羨ましいです。帰り途も気をつけてくださいね。
イチローの場合、“運を持っている”では言い足りない、“神がついている”ような気がします。
あの不規則なクッションボール、凄すぎです。
スカパー! MLBライブ仲間のパンチョさんの甥っ子・武方浩紀さんも喜んでいると思います。
すぽると。映った可能性はあります。覚悟していました。
デーブさんの前で邪魔していなければいいのですが…。