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父親たちの星条旗(日本語吹き替え版)

2006年11月29日 | 劇場鑑賞映画
映画「父親たちの星条旗」を日本語吹き替え版で観ました。

原題:FLAGS OF OUR FATHERS
2006年,アメリカ,132分
監督:クリント・イーストウッド
脚本:ポール・ハギス、ウィリアム・ブロイルズ・Jr
映画公式サイト

<CAST>
ライアン・フィリップ(ジョン・”ドク”・ブラッドリー):竹若拓磨
ジェシー・ブラッドフォード(レイニー・ギャグノン):関智一
アダム・ビーチ(アイラ・ヘイズ):志村知幸
ジェイミー・ベル(ラルフ・”イギー”・イグナトウスキー):佐藤淳
バリー・ペッパー(マイク・ストランク):桐本琢也
ポール・ウォーカー(ハンク・ハンセン):森川智之
ジョン・ベンジャミン・ヒッキー(キース・ビーチ):仲野裕
ジョン・スラッテリー(バド・ガーバー):小島敏彦
ニール・マクドノー(セベランス大尉):有川博
トム・マッカーシー(ジェームズ・ブラッドリー):井上和彦
※私市さんもいました。役名分かんないけど。。

*

太平洋戦争末期での硫黄島の戦いをアメリカ視点で描いた1作。
12/9(土)からは日本視点から描いた「硫黄島からの手紙」が公開予定。

悪夢のように続く太平洋戦争で疲労していたアメリカに元気をもたらしたのは、激戦続く硫黄島にある擂鉢山の頂上に星条旗を掲げる6名の兵士の写真でした。
アメリカは彼らを英雄として祭り上げ、6名のうち生存していた3名を連れ立って戦争を続けるための資金を稼ぐ国債キャンペーンを始めます。
が、その写真は実は・・・・・・というお話。
”英雄”に祭り上げられてしまった若者たちの苦悩が描かれてました。
個人の思いが無視される苦しさに心が痛かったです。戦争って本当にくだらないですね。

はてさてこの映画、目的はポール・ウォーカーでした(思いがけずライアン・フィリップが可愛くて驚きましたが~。「クラッシュ」ではそんなこと思わなかったのに!)。
森川さんが吹き替えてたというのもあるけど、ポール自体も大好きですv
彼の映画は「ワイルド・スピード1&2」、「イントゥ・ザ・ブルー」、「南極物語」、「ロードキラー」を今までに観ました。考えてみれば主役じゃないポールの映画は初めて観たかも。新鮮でした!
それにしても出番が少なかったですねぇ。。少ないと教えていただいてはいたんですが、それでも想像以上に少なかったです。
ポール・ウォーカーはホント目立つ人ので、画面に映っていればけっこうすぐ分かりましたが、まずなかなか出てこなかったのでした。。だけどエンドロールでポールが演じたハンク・ハンセン本人の顔写真が出てきたとき、驚くほど雰囲気がソックリで思わず「おぉ…!」と。

そんなわけで。森川さんのセリフも少なかったです。
でもポール・ウォーカーに起用されて嬉しかった! これからもずっとそうだったらいいなぁ。
しかし役柄的に言うと、アダム・ビーチが演じたアイラ・ヘイズを森川さんに演じてほしかったです。作品中、一番演じがいがあったと思うので~。
もちろん志村さんもすっっごい素敵でしたが!

すごくいい吹き替え版だったと思います。ストーリーにすんなり入っていけました。
爆発の音がでかすぎてたまにセリフが聞き取れなかったこと、建物に書いてある文字まで吹き替えのナレーションが入ってたことは(←これ興を殺がれませんか?私だけ??)残念でしたけど。

竹若さんは毎度ながら涼しい爽やか青年だったし(ホントこういう役ハマるなぁ)、智一さんの憎めない目立ちたがり屋青年も良かったし、志村さんのアダム・ビーチは苦悩に満ちた役どころにシンクロした演技で素敵だったし。
桐本さんは相変わらずカッコ良かったし・・・・・! ああいう兄貴的な存在のキャラ、本当に似合いますね~v
後半の話を引っ張っていく存在だった井上さんのモノローグも心に響きました。

そして森川さんのポール・ウォーカーは、ポール同様とっても男前でした。
出番が少なく、彼自身が何を思っていたかとかそういう部分はまったく描かれてなかったので、儚ささえ感じるような幻のような存在でした。私が森川さんとポールを好きだからかもしれませんけど、ものすごく印象に残りましたです。彼のことをもっと知りたいと思いました。
森川さんは、少し低めに設定した響きのいい声で喋ってました。ホントもっとセリフがあったらなぁ・・・・・。
にしてもポール・ウォーカーのビジュアルからこの声のトーンは、本当にパーフェクトに美男ですねっ!(笑) すごく好きです~v

戦争映画なので、思わず顔を背けたくなるようなシーンも結構出てきました。(でも実は個人的にはまったく平気でした・・・・あぁ私の乙女部分はどこへ。。)。
でもそういうところはまったく重要ではなくて。
無駄に命を奪っていく戦争のくだらなさが知れる映画でした。
国のためじゃなく、仲間のため、大切な人たちのために戦った若者たちの物語です。

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