先週の26日(金)から家庭訪問が始まった。5月8日まで5日間行われる。
ということで、授業は午前の4時間で終了。昼休みの貸出もないので、勤務は午前で終わる。
ということは、子どもたちが借りる時間が制限され、しかも連休中は貸出冊数が2冊になったので大忙しとなる。
子どもたちは大喜び・・・いつも「なぜ1冊しか借りられないの?」と訴えているのでなおさらうれしいようだ。(司書教諭の指示で通常は1日1冊の貸出。1冊をしっかり読んでほしいという意図だと思うが、前任者は1日2冊貸し出していたようなので私が非難を受けることになる。)
今日は雨。
家庭訪問の時の雨は小学校の場合はいやだろうな。近場が多いので、徒歩または自転車で訪問すると思うから。
高校の場合は通学範囲が広いので、家庭訪問の手段はほとんど車である。
雨でも大丈夫。でもあっちこっち回るので時間がかかるし、話が長くなって、次の訪問予定時間がくるうとあせってしまう。
それに加えて交通渋滞に遭うとなおさら 駐車スペースがあるのかも気になること。
でも、私は『家庭訪問』が好きだった。(訪問される側はいやだろうけれど。)
勤務していた高校は全生徒が家庭訪問対象であった。
保護者(特にお母さんが多い)と色々お話ができるから。小学校と違って短時間ではないので、長い時は2時間ぐらいになったときもある。(時には子どもの話以外の話題になることも・・・)これも信頼関係を築くことにつながる。
1年生は1年生なりに高校に慣れたかどうか、2年生は学校にも慣れて友人関係や学習の悩み、3年生は進路の話等々、話題は豊富である。
担任になって最初の頃は、事前に「勉強部屋で」話をさせてもらうよう頼んでおいた。家庭訪問の目的の1つは家庭状況を知ることだから、どんなところで勉強しているかで大体の様子がわかる。
だが最近は家庭の状況も変わり、中に入ることも少ないと思う。中には玄関で話すことになってしまうこともある。(自然、話す時間も短くなる。)
昔と変わってきたことは、建前の“お茶”も以前より少なくなっている。(菓子等も。)お母さんたちが若くなって話す内容も違ってきた。働くお母さんが増えて訪問時間に制限が出てきた。子どもが同席するのが少なくなってきたことなどかな?
家庭訪問の意義を考えると、授業を削ってでも1軒1軒訪ねるわけだからそれなりの効果もある。
それが生かされてこそ子どもの成長にもつながる。学校と家庭の連携がいかに大事か、保護者との協力体制も、家庭訪問で培われるのである。
先生方、授業以上に疲れるでしょうが、メリットは大きいですよ。(経験者 談)
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