〈マグネシウム〉
マグネシウムとは、骨や歯の形成に必要な栄養素のこと。
成人の体には平均して20~28gほど含まれていて、カルシウムやリンとともに骨をつくっているミネラルです。
骨のほとんどがカルシウムでできていることはよく知られていますが、マグネシウムも骨に50~60%が含まれています。
これが不足すると骨から遊離し、神経の興奮を抑えたりエネルギーを生成したり、血圧の維持などに利用されます。
長期に渡って摂取量が不足すると、骨粗しょう症、心疾患、糖尿病といった生活習慣病のリスクが増大。
10代前半くらいまでは必要な量を摂取できますが、それ以降は主食や野菜をきちんととって摂取量を増やすことが望まれます。
また、マグネシウムは通常の食品からはとり過ぎる心配はありません。
しかし、健康食品やサプリメントなどからとり過ぎた場合には下痢になる可能性も。
適度に摂取することを心がけましょう。