♪宝物の箱♪

誰にも目に見えるもの、そして見えない大切な宝物ありますよね。
そんな【宝物】について思ったことを綴ってみました。

『風鈴屋さん』

2006-08-08 17:29:13 | 幼年期




夏の想い出は‥‥
涼しい座敷でお昼寝していたこと
実家は本家だったんでお盆に人が沢山来ていたこと。
水は井戸水だったんですが
年に一度、井戸の清掃をするのが夏だったんです。
業者さんがきて作業をされていたことを妙に覚えています

そして
「風鈴屋さん」が来ていたこと
知ってますか?「風鈴屋さん」
の風鈴みたいにさっぱりした物じゃなくて
いろんな色の(プラスチックの超薄いもの?ビニールの厚いもの?)
お飾りが沢山ついてて 
これは赤ちゃんのおもちゃですが
こんな感じです。
(分かるかな?今はあんなコテコテの全く見ません)
それを
おじさんが両肩に棒を担いでたっくさん
引っ掛けて売りに来るんです
段々チリンチリンと、風鈴の音が
近づいてくるのが分かるんです
もうそこだけ別世界です

夏の日差しに輝いてキラキラ
風に揺られてひらひら
きれいな色に魅かれて蝶々も飛びかいます

一度だけおねだりして母に買ってもらった記憶があります
いつ頃まで来られていたんでしょう?
たしか、高校生の頃は見たような‥見なかったような‥

季節感がなくなってきた近頃、
夏休みだっていうことさえ忘れてしまいそう
だって、子供たち誰一人外で遊んでいません。
し~んと静まり返っています。
二学期が始まっても
昔みたいに、真っ黒になって登校する子、少ないかも