男ゴコロと旅の空 rainbow in my heart

出張に行く。食事する。女を抱く。酒を飲む。仕事する。丸裸の俺?

追悼 三沢光晴

2009-06-14 19:55:15 | Weblog

三沢、悔しかっただろうな。
死んでも死に切れないだろうな・・・。

プロレスリング・ノアの社長兼トップレスラーの
三沢光晴さんが、6月13日午後10時10分、
帰らぬ人となりました。

享年46歳。僕と同世代のヒーローです。

同日広島市で行われたNOAHのGHCヘビー級タッグ選手権。
王者齋藤彰俊、バイソン・スミス組に、
若手成長株の潮崎豪と組んで挑戦したタイトルマッチ。
このリング上で、悲劇が起こったのです。

僕はTVニュースで映された直後の映像と、
ファンが撮ったその日の三沢社長の入場シーンくらいしか
見ていないんだけど、
報道を読んでみると、観戦したファンの声として、
何か齋藤のバックドロップを受ける前から、頭を振ったり、
調子が悪そうだったというのがありました。
元々首に爆弾を抱えていた三沢。試合中に変調をきたし、
それでも無理して試合続行してたのではないか。
受身は天下一品の三沢のことだ。
一発のバックドロップの受け損ねでの死ではあるまい。
その前に脳出血とか延髄座礁とか、何か起こしていて
それで受身が取れなかったのではないか、と推測するのです。
これは時間と共に判明するんだろうけれども。

しかし、無念だったろうな。

レスラーとしては、満身創痍で、
本当ならいつ引退してもいいような体調だったんだと思う。
馬場さんやジャンボみたいな不死身の身体を持っていたわけじゃない。
自分の身を削って、頂点に立った人だもの。
それでもプロレスにとって、危機的なこの時代に、
三沢じゃなきゃダメ、三沢じゃなきゃ乗り切れない、
幾多の困難を背中に背負って戦っていたんだ。

死んでる場合じゃないのは、本人が一番良く知ってる。
そんな中での死。本人は本当に悔しいだろう。

普通なら「ご冥福をお祈りします」って言うんだろうけれど、
今回だけは・・・

今回だけは、ご冥福なんてどうでもいいから生き返ってくれ!

としか言えないよ。なんでこんなに突然逝ってしまうんだ。

三沢一人の死じゃない。これはプロレスの死だ。

残された選手達。残されたファン。

いったいどうなってしまうんだろう。

馬場さんが逝き、ジャンボが逝き・・・

それでも三沢がいた。三沢がいてくれた。

でも今回は・・・何の準備も出来ていないじゃないか。

どうなっちゃうんだ、いったい。


力道山が死んだとき、こうだったのかも知れないな。

混沌がやってくる。光が、見えない。


しばらくは、見守って行きたいと思います。

残された選手諸君、健闘を祈ります。


三沢にバックドロップを仕掛けた齋藤彰俊、

あなたはプロレスラーなのだから、

どんなに個人として傷つき涙したとしても、

決して悔いてはいけない。

あなたの肩書きの「死神」に磨きをかけ、

これをとことん利用したまえ。

それが三沢への手向けになるに違いない。

心を強く持って。

これからも三沢の魂を背負って、戦い続けて欲しいと切に願うものです。



頑張れ、NOAH!

zara's voice recorder
この方の記事は凄いです!


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2 コメント

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Unknown (初瀬104)
2009-06-15 21:30:15
 いやほんと、今でも信じられませんよ。山本小鉄さんも言ってましたが、プロレスラーで五体満足な人間はいないそうです。誰しもが、どこかに爆弾を抱えている。しかし、それをおくびにも出さず相手の持ち味を出させて、観客に感動を与える。

 ホント、過酷な職業だと思いますよ。
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初瀬さん! (bays_star)
2009-06-15 22:51:21
特に今の時代のプロレスラーは、長生き出来ないように思うなぁ。
でも、これも三沢たち四天王が自分達で作り上げた世界だから・・・。
この前Gyaoで昭和のプロレス見たんだけれど、
僕はあれで充分です。
大技なんてなくても、ヘッドロックの応酬だけで、
しっかり見ごたえあるし。
しばらくは昭和の全日本見て過ごそうと思います。
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