北の丸公園(江戸城北の丸)を経て、皇居東御苑(江戸城本丸)まで歩いてきた。
本丸と北の丸を隔てる北
毎度のことながら、石垣のまぁ高いこと高いこと。
すぐ先が将軍の御座所であるから、厳重な防御となっているのだろう。
北桔橋門の西側は
東側は平川濠。
石垣が濠側に出張っている横矢掛りの構造も見られる。
石垣のカドは扇の勾配と呼ばれる美しい曲線を描いている。
石積みは、加工石を基礎として、その隙間に小さい石を当てはめる
門をくぐって本丸に入れば、天守台が眼前に現れる。
こちらは加工石で隙間を生じさせない石積みで、
天守は、1657年の明暦の大火で焼失したのを最後に再建されることはなかった。
2020年の東京五輪にあわせて再建しようという話が持ち上がっているが、果たしてどうなるのだろうか。
天守台に上ってみた。
天守台から北の丸を眺める。
日本武道館の屋根と、足元に北桔橋門が見える。
天守台の東側には桃華楽堂が建つ。
香淳皇后(昭和天皇の皇后)のご還暦をお祝いして建てられた音楽堂。
天守台の南には広大な御殿が建っており、芝生のあたりに大奥があったという。
大奥のあった芝生のゾーンから東にはずれると、ほどなくして本丸から二の丸を見下ろす展望台にたどり着く。
本丸と二の丸を隔てる白鳥濠。
濠の先には、本丸へと続く汐見坂。
汐見坂は天守台の東側、桃華楽堂のあたりに続くので、防衛の観点から急坂になっている。
二の丸の白鳥濠付近から、さきほどの展望台を見上げる。
二の丸の散策は次回で。
日本100名城登城の旅・第5段「皇居 ランナー ウォーカー」 最終話へ続く。
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