獏の伊賀生活

昨今益々政治の貧困を感じます。平和な日本や地球のことを最真剣に考え行動して欲しいです。私利私欲に走らないよう

日刊スポーツ23日の記事から

2006年05月25日 00時00分01秒 | 頑張る人・モノ

日刊スポーツの23日の記事に興味があるものがあったので紹介します。
瀬戸口師が強力2頭出し/ダービー

<極める:ダービー>

 3歳馬の頂点を決める大一番が迫ってきた。来年2月で定年を迎える瀬戸口勉師(69)は、最後のダービーに皐月賞馬メイショウサムソン、抜群の瞬発力を誇るマルカシェンクの強力2頭を送り出す。スタッフの自主性を尊重する、サッカー日本代表のジーコ監督タイプのやり方が、瀬戸口厩舎躍進の秘けつ。03年ネオユニヴァースに続く2度目の制覇へ。厩舎一丸のムードが高まっている。

 03年のネオユニヴァースから3年。来年2月に定年を迎える瀬戸口師は、最後のダービーに2頭の有力馬で臨む。「ラストダービー? 一生に1度しか走れない馬にとっては、ダービーはいつも最後のチャンスや。まあ、調教師の方もボチボチやけどな」。表向きは特別な感慨は見せない。初ダービー制覇のチャンスと感じたネオのときには、胃にかいようができるほどのプレッシャーがあったが、今回はどっしりと自然体で臨む。

 スタッフの自主性を最大限に生かすやり方で、馬、人を育てるのが瀬戸口師のやり方だ。「普通、有力馬だと、こうやれ、ああやれとか指示が細かくなりがちですよね。でも、先生の場合はそれがほとんどない。だから任せてくれてると感じるし、それで自分らも勉強させてもらっている」と、サムソンの加藤厩務員は言う。世間の話題を集めたアイドルホース・オグリキャップの調教パートナーを務めた辻本助手も「調整は任せてくれていた」と振り返る。

 スタッフへの取材禁止の厩舎もあるが、瀬戸口師は完全オープン。照れ屋で基本的にマスコミは苦手というトレーナーの性格もあるが、助手、厩務員が自分の言葉で馬を説明する機会を認めることで、スタッフの責任感も高まることにつながる。

 もちろん単なる放任主義では終わっていない。「本当にいろんなことが見えているなと思うことが多い。普段はボソっとしゃべってくるぐらいだけど、すごく気を使ってくれて、うまく人間を回している」とシェンクの瀬戸口健助手はいう。普段の口数は少なくても、温かみのある行動でスタッフの心をつかむのが瀬戸口師の人心掌握術だ。「身内に不幸があったりして精神的に落ち込んでいるときに、ポンといい馬を与えてくれる。先生は絶対そんな理由でとは言わないけど、他の人のケースを見ていても、自然と分かる」(同助手)。

 午後1時から約1時間厩舎エリアの周りを散歩するのが、瀬戸口師の日課になっている。馬は左回りだが、調教師は右回り。何回か正面からすれ違うことで、馬の状態と人の表情を見極める。ちなみに1時間で約7000歩。本人は「健康のため」と言っているが、こういった観察からいろんなものを感じ取っている。 「任されている」感と「見られている」感が、スタッフの士気を高める。「先生は口にしないけど、最後のダービーを勝ってほしいというのは、みんな思っている」。番頭の辻本助手がスタッフの気持ちを代弁した。瀬戸口師がじっくりとつくり上げてきた厩舎一丸の雰囲気は、03年のころとまったく変わりない。

2006/5/23/07:24 紙面から]

この記事を読みダービーはこの二頭に気持ちが傾いている。


 


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