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裏風撃バカキュン

とり♀、いしい♀、夏子♀、ぜん♂、おバカな4人がゆるゆる綴る胸キュン音楽blog。
風吹く裏街でテキトーに撃ってます。

アナ棚紀行 いしいに捧ぐ

2004-10-19 | 夏子
夏物の衣替え。納戸探索、たちどまるアナログLP棚。
立ち止まってはいけない。見返してもいけない。
だめ。タンスへ向かえ!と自分に言い聞かせつつ
いとも簡単に撃沈。

雨漏りで壊れそうな実家から、数年前救出したその中の50枚程度。
ああ、百恵ちゃんのLPも兄貴に内緒でいつの日か救出義務が。
加山雄三「光進丸」は奇跡的に手元に。

納戸の棚は、わたしの耳年表そのもの。
所詮、置いてきたモノは放置されるべき判断。
なにげにランディニューマンの間にライダーズが挟まれているのが
偶然とはいえ、そこで数秒納得するわたしもワタシだ。

いしい、こんなん出てきました。→画像
グランドファーザー含む、3バンドくらいのオムニバスだっけ。

ジム・オルーク

2004-10-19 | ぜん
数年前、ジム・オルークの名前をよく聞くようになった。なんでもヴァン・ダイク・パークスの影響を受けているらしく、ちょっと気になる存在だったのだ。でもしかし、当時話題になっていたアルバム「ユリイカ」は、ご覧のとおりのジャケットである。ちょっとねぇ。「よし、買おう」って気にはならんよなあ。

あるとき、ネットの掲示板でジム・オルークの話が出て、凄くイイから買って間違いないと太鼓判を押され、翌日、意を決してレジに持って行った。ホントに良かった。ミニマル好きな私のツボにはまりました~。(ただし、普通の人が聴くと「なんじゃ、こりゃ?」の部分は多いと思われる。)

ところでこの中にバート・バカラックの「サムシング・ビッグ」のカバーがある。これがびっくりするくらいオリジナルにそっくり。歌い方、ホーン・アレンジ、ストリングス、女性コーラス等、徹頭徹尾真似してます。たぶん、すげえマニアなんだと思われる。

さて、問題のジャケットですが、ぱたんぱたんと広げると、もっととんでもないことになってます。アホです。

ヒムロつながり…か?

2004-10-18 | いしい
大きな声では言えないが、いや別に大きな声で言ってもいいんだけれど、BOOWYは、最後のほうちょっと好きだった。アルバム「サイコパス」持ってたな確か。私のお気に入りはその頃バカみたいに人気があったヒムロのほうじゃなく布袋くんだった。彼のギターと曲とアレンジはむちゃくちゃポップなのだ。

布袋くんが絡んでたころの山下久美子の音も、だからすごく好きだった。この「リリス」(87年のシングル、クミちゃん作詞/布袋くん作曲・編曲)とかも、(今プレイヤーないので聞けないのだけれど)ものすごくポップでいい曲。はるばる有明コロシアムまでクミちゃんのライブも見に行ったぜ。ひたすら遠かった。そして豆粒大。でも布袋くんはガンガン動き回りながらギター弾いてた、のが見えた、豆粒大なりに。今あんなとこでライブやる人いないよねえ。ああ80年代。

時代は変わり人の気持ちも変わり、クミちゃんと布袋くんのコラボが過去のものとなっちゃったのは残念。でも、人の気持ちはナマモノだものね。ナマモノだからこそ、音楽っておもしろいんだろうし。

そしてハナウタ タマダイ

2004-10-18 | 夏子
わたしの仕事場は場末医院の受付。
どこも同じように、そこに有線がひかれ適当に音楽が流れております。
かなり、ソレがイヤ。適当ってのが、憤慨。

癒しのオルゴールなんですわ。
ま、それは良いとして。アレンジがひどい。
妙な打ち込みオルゴールでの「ハリーポッターのテーマ」は
眩暈を覚えます。あれは毒。吐きそうになる。
最近は、韓ドラブームにちゃっかりと乗っている有線。
冬ソナや、美しき日々、秋の童話のテーマが流れようもんなら
職場の女性は、そわそわしてしまいます。(平均年齢43か)
それも困ります。

たまに「薄荷キャンディー」が流れてしまうとわたしが困ります。
「お大事にー」といいつつ心はまったくウワの空。

きょうは「魂を抱いてくれ」が流れ、キー打つリズムがちょい重めに。
酔っております。魂を入れつつのキー打ち。
もちろんインストなんだけど、わたしの左耳では氷室ックが
コブシ効かせてました。♪くれぇぇぇぇぇぇえい

最初聴いたときは、「えー!」と裸でコーヒーカップというのに
照れがあったのですが。うーん、窓の情景の美しさにひれ伏し。
ぎゅぎゅっぎゅっとしてやるさ!来い!と腕まくりして、氷室ックをお待ちしてます。

嘘。

夕闇 黄昏 それだけ?

2004-10-17 | とり
すっかり寒くなってきて、夕暮れも早い。
普段は朝から晩まで会社にいるので、
日が暮れるスピードなんて、感じることもない。
周囲の疲れた顔をみて、
「何か決まったのか、さっきの会議」とか思いながら、
ふと気づくと、もう外は真っ暗。

「午後の恋人」が聴きたくなったので、
yoshida minako&the bandのDVDを見る。

東京にやってきて、STB139で初めてライブを見た。
まだ大江戸線が開通していなかったから、
会社から六本木まで行くのに、何回も乗り換え、
到着したのは、開演ぎりぎり。
2階の隅に座って、聴いたその歌声は、
CDで聴いていた声と同じように力強く、そして優しく。
どこか高く、はるか彼方へ届くような声。

11月6日@シアターコクーン。チケット代8400円。
たとえ台風でも絶対、行きます。

愛の差

2004-10-17 | 夏子
かつて、わたしがものすごーくちっちゃいとき。

一番上の兄貴が学校で「糸電話」というものを教わった時
自慢気にわたしの前で、作ってみせた。
紙コップと糸。響く声。
すんごくソレが、不思議でかっこよく
「おっきいおにいちゃんってすごい」
と、とても容易く尊敬してしまった。

隣の部屋同士。1階と2階。階段にピンと張る裁縫糸。
もしもしー。ごはんできたよー。
もちろん紙コップに語りかけなくても、声は届くくらいのちっちゃな家だ。

そのうち、紙コップがトランシーバーになり、家庭内インターホンが
とりつけられた。それらはひとつの壁。ちっちゃい家なのに。

いまは、ケータイというものがあり、最近長男に持たせている。
目が届かないとき、せめて。のバカなキモチ。
壁じゃなくて、これは糸、のつもり。

ダンナからの着信音は、ごく普通のリーンリン。
ま、かかってくることもかけることも、ほとんどないのですが。
息子からの着信は、「眠りの森 冨田ラボ feat.ハナレグミ」に設定。
塾が終わる時間、ケータイをみつめ「眠りの森」を待つ。

これが愛の差だろうか。

桃井さんと私

2004-10-17 | ぜん
実は私はずーっと昔から桃井かおりさんの隠れファンなのである。なぜ“隠れ”なのかというと、ある時友人に
「桃井かおりっていいよね」
と言ったところ
「えーっ!どブスじゃん」
と即答されたショックが尾を引いていたからである。

私が可愛いと思う人は、他の人からするとどうもそうではないらしいのだ。小学生の時、こんな可愛らしい女の子がいるだろうかと思っていた人は、周りでは「白ブタ」と呼ばれていた。確かにぽっちゃり色白、丸顔ではあったが・・・。

中学生の時、密かに思いを寄せていた、くりくり瞳の印象的な女の子は、とんでもない田舎者と、誰からも恋愛の対象としてみなされていなかった。確かに田んぼと牛小屋しかない遠方からはるばる学校に通っていた。

高校生の時、運命の出会いと確信し、男らしく「俺は○○さんが好きだ!」と公言したところ、蓼(たで)食う虫以下、とんでもないもの好きとの決定的評価を得た。(しかもあとでふられた。)

このように、ずーっと私の女性に対する価値観は否定され続けてきたのである。このような経緯のあと、くだんの会話がなされたのである。「ああ~、桃井かおりって、客観的に見るとブスだったんだーっ!」とショックを受けたのも無理はない。その後、トレンド女優として社会から認知されるようになったからちょっと安心したんだけど。

というわけで(って、唐突ですが)誰か私と「ねじれたハートで」をデュエットしてくれる桃井かおりさん似の方、大募集してまーす!ただし、私は来生たかおには似ていません。

セリーヌ・ディオン

2004-10-16 | ぜん
どうも私のCD棚は魑魅魍魎の世界と化しているとの噂もあるようだが、ちゃんと普通の人が当たり前に聴くような盤もあるのだ。

昔行きつけのスナックにいた女の子が「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」(タイタニックのテーマね)がやたら上手くってさー(カラオケの話です)。ちょっと素人離れしていたので、横文字の歌をあれこれリクエストしてみたのだが、これ一曲だけしか歌えないのだそうだ。どうやらこれだけをモーレツに練習した成果らしい。

というわけで、その店に行くといつもコレをリクエストして歌ってもらっていた。うっとり。特に美人というわけでもなく、気立ての良さだけが取柄の子だった。

彼女はとっくの昔に店をやめてしまったし、その店も先日とうとう終焉を迎えた。俺に、取るに足らない思い出だけを残して。

モモイさん

2004-10-15 | いしい
いやしかしすげーなあ、ココ。
JBにソフト・マシーンに松田聖子に肝油ドロップに由紀さおり。
何でもアリにもほどがあるというか…。

モンダイは昨晩のNHKですっ。
んもーカッコよすぎてぶっ倒れました夢・音楽館。
で、それを記念して今日のレコは、モモイさんです。
ってあんまり記念してないか。

なぜこんなレコードを私が持っているかというと、
中学生の頃、私、桃井かおりさんにスッゲー憧れてたのです。
桃井さんの代表作っていったら
映画とかにいろいろ有名なのがあると思うんだけど、
その頃私がハマッてたのは少しマイナーかもしれない
「ちょっとマイウェイ」というテレビドラマ。
町のレストランを舞台にした話で、
緒形拳とか八千草薫とか神田正輝(好きだった)とか
研ナオコとか出てて、おもしろかったんだよねー。
その中の桃井さん、その頃はストレートのボブで
タイトスカートにロングブーツ、指に煙草挟んで
「カツコちゃん(研ナオコの役柄)さぁ、何でアタシに
そーやって隠し事するわけぇ?」
と舌っ足らずにしゃべるのがカッコよくてねー。

で、このシングル盤は、その頃買ったものだと思う。81年。
番号がないレコードだ。確か桃井さんの自主制作盤で
事務所に直接現金書留かなんか送って買った記憶。
とはいえ作詞・三浦徳子さん、作曲・筒美センセー、
自主制作といえどもゴーカな作家陣でございますよ。
桃井さん今でも憧れるけど、道のりはますます遠いなあ。

カッコよすぎて参った昨日の月組については
もー書きたくてうずうずしてるんだけど
ちょい仕事に出かけねばならないので
のちほど私BLOGに書こうかな~。

由紀さおり

2004-10-15 | ぜん
レコード・ジャケット、すっかり黄ばんじゃったなあ。いや、その、好きなんですよ、由紀さおり。

有名どころの「夜明けのスキャット」や「手紙」ももちろんいいし、ちょっと変わったところで吉田拓郎作曲の「ルーム・ライト」もいい。でも一番好きなのは「生きがい」かな。これは、昔別れちゃった男を忘れられず、今でもず~っと思い続けている女の歌なのだ。

一概に言えないものの、別れた異性とあわよくばヨリを戻したいと甘い考えを抱くのは男のほうであり、女というのは一度キライになった男のことなんてこれっぽっちも、米ひと粒分も、髪の毛一本分も未練はありません。(←確か、渡辺淳一先生のエッセイでこのような説を読んだことがありますので、たぶん間違いないと思います。ひょっとして思い違い?このあと抗議殺到?)

というわけで、この歌は「女にはかくあってほしい」との男の勝手な願望なのである。演歌にはよく、じっと耐えるだけ、ひたすら待つだけの女が登場するが、それと同じである。21世紀の世の中、そんなことがあるわけないのだ。強いてあげれば、「イーチ・タイム」の次のアルバム発表を気長に待つ大瀧さんファンの女性くらいなものである。

話が逸れてしまった。このところ由紀さおりは童謡にどっぷり浸かってしまっている。それはそれで需要があるのはわかる。でも再び大人の女の歌を聴かせて欲しいと願う今日この頃であります。

ドロップ

2004-10-14 | とり
ああ、何となく薄荷ドロップな気分です。
私も何の季節感もなく、「七夕の夜、君に逢いたい」を聴いたせいかも。

ドロップつながりで、ピンボケ「お宝グッズ」映像。

2002年のダリエさんのファンクラブイベントのとき、
プレゼントコーナーの「第一位」でもらった肝油ドロップの缶です。
(当選が私の番号だった瞬間、辞退しようかと思ったのですが、
結局、もらって食べてしまいました)

これから、詩人のバンドがテレビに出ます。
きゃー。

そんなハナウタ

2004-10-14 | 夏子
軽くならないね、ドブログ。引っ越しも考えよう。
荷物が少ないうちに。
さて。

季節も春のはじめでもないし
赤いものを見たわけでもない
タバコの匂いを嗅いでないのに
今のハナウタは「赤いスイートピー」

このハナウタが無意識に出るときは
誰かに「依存したいー」という奥底のキモチの顕れ。
とここ数年気づきました。
歌ってらっさる聖子さんや
この歌を愛するファンの方々には申し訳ないんだけど
体調悪いときは、この歌にすがってしまうのだ。
すがられる歌も、めっぽう迷惑だろうに。
以上、たくさんの大きな勘違いを発せられるというのは
ある意味、ガスターに頼らなくてもまだイケてるか。
↑とても美味しい胃薬。

といいつつコレは、「依存したいの。えへ」と
いう甘え歌でもないのは皆様も承知の上で。
最初の「はー」がちょうど息吐きにぴったりの高さなのだ。

ソフト・マシーンと私

2004-10-14 | ぜん
タイトルだけで皆さんがササ~ッと引いてゆく様子が見えるようだ。
そもそも私がソフト・マシーンを聴くきっかけになったのは作家の村上龍のせいである。「限りなく透明に近いブルー」でセンセーショナルなデビューをした直後だったと記憶しているが、ラジオのDJを務めたのだ。小説「限りなく~」は当時十代の自分にとってとてもショッキングな内容で、こんなの書くなんてどんな人だろう?との興味があった(自らの体験をを基にした作品らしい)。なにしろアイドルの水着写真だけでドキューンッ!と来ていた頃だもん、刺激的すぎました~。

それはまあともかく、その番組の中でソフト・マシーンの「ムーン・イン・ジューン」という曲をかけたのですよ。アルバム片面まるまる要した長い曲で、リズムやテンポが次々変化してゆく。同様に長い演奏を得意としていたイエスやELPとも感触が異なる。村上氏は、この曲を世に紹介したくてラジオ出演を承諾した、とまで発言していた。というわけで、ソフト・マシーンというバンドは私に強烈な印象を残したのでした。その後、アルバムを欲しいと思ったけど、田舎のレコード屋には売ってなくてさー。結局全部そろえたのはCD時代になってからでした。

ところで「限りなく透明に近いブルー」は、ほどなく村上龍本人が監督をして映画化されました。主演はこれが映画デビューの初々しい三田村邦彦。相手役が中山麻里で、この共演がきっかけで結婚したんだな、確か。まさかあの三田村が離婚の大家、ナンパ名人に成長するとは思わなかったなぁ。

ラブ、パワー、ピース!

2004-10-13 | いしい
一昨日私を徹夜に陥れた仕事が何とか終わり、単純なのですぐ開放感を感じてしまう。その証拠に今日の昼食はマクドナルド、しかもコーラでLLセットときたもんだ。こんなときはこれ、JB!こないだ常磐線の中でこのジャケのTシャツ着てる若者を見たぜ。何だかたしかにラブ、パワー、ピースな感じがしたなあ、常磐線だし。やーこの「Georjia On My Mind」のメロメロなグルーヴ、どうしよう。

このアルバムは最初の会社に勤めてたとき、隣の席の同僚が「サイコ~!」とか言いながらかけてたので知った。ってどういう会社なんだそれ。ちなみにその同僚も痩身でギタリストだったけど恋愛感情はまったく生まれなかったなあ。あーそうそう会社の人が結婚するとかいうと必ず二次会に押しかけていく大人数即席バンドを一緒にやってたっけ。女性3人(含む私)のコーラスワークを売りにしてて(大嘘)、ストーンズ「Tumbling Dice」とかエクストリーム「More Than Words」とかアメリカ「A Horse With No Name」とか。でも今思えばこれから結婚生活始める人に向かってダイスをころがせ!はないよなあ。その同僚は酒量があるラインを超えると前後不覚になるのでずいぶん迷惑かけられたもんだが、このアルバム教えてもらったことだけは感謝してるのだ。ゲロッパ!

あーでも現実に戻れ、私。実はまだ仕事残ってるよ。Lサイズのコーラなんか飲んでる場合じゃなかった…。

包まれる

2004-10-13 | いしい
今朝はどんより。天気というより私がね。徹夜明け、のせいだろう。30代後半に突入して完徹はいけない。如実に肌とキモチに出てしまう。

少しだけ昼寝して起きると、郵便受けにとりちゃまからとあるブツが届いてた。ありがとー。それとは別におススメの音も。“だまされたと思って(だまそうとしているのだが…)3曲目まではきいてちょーだい”とのメッセージ付き。だまされるのだな私。が、3曲目どころか、最初の曲のアコギの響きでまじまじとプレイヤーを見つめることになる。とりちゃんは、こういう新しくていいバンドを見つけるのがほんとトクイだ。つまらない先入観を持たないからなんだろう。心に曇りのない証拠。すばらしい。


さて、雨雲はいつ東京の頭上を去るのだろう。いや、雨雲の下を抜けなくちゃいけないのは、たぶん、私自身のキモチだ。見せかけの下降のスパイラルは、はまり込む前に蹴っとばさなきゃね。

でも睡眠不足のせいか、まだちょっと、がんばり過ぎれないので(しかも日本語おかしいです)、少しだけここにいる。こんなときは、ゆるりとこんな曲に包まれよう。ニノ・テンポ&エイプリル・スティーブンス「The Coldest Night Of The Year」。バリー・マンとシンシア・ワイル、言うまでもない珠玉のコンビのペンによる1曲。この世の中に、こんなに美しいメロディが存在しうるという事実に、ただうたれる。