初のコードバンでの製作でした。
コードバンとは馬のお尻の部分をタンニンなめしした革です。
牛革は銀面と呼ばれる革の表面を使うわけですが
艶のあるコードバンなのになんと表面ではなく
革の組織の中央部分にある緻密な繊維のコードバン層を
床面から削りだした革なんですよ。
ってことはものすごく加工に手間がかかっているということ。
サンドペーパーで丹念に
完全にコードバンの層が表面にくるよう
磨きあげているそうです。
熟練の技術がなければできない技ですよね。
その後色の吹き付け後にもさらに磨き仕上げをして
あのすばらしい光沢となっているそうです。
今回始めてコードバンを使って製作したのですが
そのしなやかさに驚きました。
実はもっと硬い手触りを想像していました。
硬いと革割れが起こるかと心配していましたが
充分なオイル分をたして加工しているのだと思います。
まったく革割れは心配ありませんでした。
0403のバレルポケット部分が難関かと予想していましたが
定番のヌメ革よりしなやかで製作しやすいくらいでした。
革の裏やコバの染色は色がはじく感じでした。
UKブライドルもそうなのですが蝋やオイル分の多い革は
どうしても色をはじき通常の方法ではコバが薄い色に仕上がります。
芯通しのタイプがあればそちらの方がよいかも?と思いました。
UKブライドルは蝋分がボンドもはじいてしまうのか
接着が弱い気がしますが
コードバンは接着については問題はありませんでした。
一番悪戦苦闘したのは革漉きでした。
革漉き機がうまく進まないのです。
本当に恐るべしコードバン層。硬い。
コードバン層以外は牛ヌメより柔らかで
たとえると硬めのフェルトって感じで革漉き機でも手漉きでも
楽々だったのに・・・
もっと薄く漉こうとしたらまるで変るのです。
これは驚きでした。
コードバン層自体はそれほどの厚みがないので
菱目打ちでの穴あけの時には硬さはまったく感じませんでした。
今回は憧れていた国産馬革タンナー「新喜皮革」製の
コードバンを使わせていただきました。
事前にいろいろ調べたり、以前本で読んだりしていて
どうしても見てみたかったのです。
到着した美しく輝くコードバンを前に
たくさんの職人さんの熟練の技、
原皮から仕上げまでの全工程に細心の注意が払われているかが
ちょっとわかったように思いました。



画像をご覧いただいてもこの艶が革の表面ではなく
磨きだした革の輝きってことが信じられないでしょ?
革の形状は楕円形なので通常より材料が多くかかってしまいますが
通常の牛ヌメ革ですと傷や毛穴の痕などがあり使えない部分もでてきますが
今回のコードバンにはまったく傷などなく全面使用できました。
防水実験もしてみましたがかなりはじきました。
お手入れも楽かもしれませんね。
初めてとお話したにもかかわらず
挑戦の機会をくださったお客様に心から感謝です!!
本当にありがとうございます(^▽^*)ノ
コードバンとは馬のお尻の部分をタンニンなめしした革です。
牛革は銀面と呼ばれる革の表面を使うわけですが
艶のあるコードバンなのになんと表面ではなく
革の組織の中央部分にある緻密な繊維のコードバン層を
床面から削りだした革なんですよ。
ってことはものすごく加工に手間がかかっているということ。
サンドペーパーで丹念に
完全にコードバンの層が表面にくるよう
磨きあげているそうです。
熟練の技術がなければできない技ですよね。
その後色の吹き付け後にもさらに磨き仕上げをして
あのすばらしい光沢となっているそうです。
今回始めてコードバンを使って製作したのですが
そのしなやかさに驚きました。
実はもっと硬い手触りを想像していました。
硬いと革割れが起こるかと心配していましたが
充分なオイル分をたして加工しているのだと思います。
まったく革割れは心配ありませんでした。
0403のバレルポケット部分が難関かと予想していましたが
定番のヌメ革よりしなやかで製作しやすいくらいでした。
革の裏やコバの染色は色がはじく感じでした。
UKブライドルもそうなのですが蝋やオイル分の多い革は
どうしても色をはじき通常の方法ではコバが薄い色に仕上がります。
芯通しのタイプがあればそちらの方がよいかも?と思いました。
UKブライドルは蝋分がボンドもはじいてしまうのか
接着が弱い気がしますが
コードバンは接着については問題はありませんでした。
一番悪戦苦闘したのは革漉きでした。
革漉き機がうまく進まないのです。
本当に恐るべしコードバン層。硬い。
コードバン層以外は牛ヌメより柔らかで
たとえると硬めのフェルトって感じで革漉き機でも手漉きでも
楽々だったのに・・・
もっと薄く漉こうとしたらまるで変るのです。
これは驚きでした。
コードバン層自体はそれほどの厚みがないので
菱目打ちでの穴あけの時には硬さはまったく感じませんでした。
今回は憧れていた国産馬革タンナー「新喜皮革」製の
コードバンを使わせていただきました。
事前にいろいろ調べたり、以前本で読んだりしていて
どうしても見てみたかったのです。
到着した美しく輝くコードバンを前に
たくさんの職人さんの熟練の技、
原皮から仕上げまでの全工程に細心の注意が払われているかが
ちょっとわかったように思いました。



画像をご覧いただいてもこの艶が革の表面ではなく
磨きだした革の輝きってことが信じられないでしょ?
革の形状は楕円形なので通常より材料が多くかかってしまいますが
通常の牛ヌメ革ですと傷や毛穴の痕などがあり使えない部分もでてきますが
今回のコードバンにはまったく傷などなく全面使用できました。
防水実験もしてみましたがかなりはじきました。
お手入れも楽かもしれませんね。
初めてとお話したにもかかわらず
挑戦の機会をくださったお客様に心から感謝です!!
本当にありがとうございます(^▽^*)ノ