西陣の生地をお客様が用意してお送りくださって
初挑戦させていただきました。

西陣といっても知っていることは少ないですし
作り方もよくわかりません(^_^;)
まずは西陣の歴史からお勉強しました。
西陣織といっても12種類もあるんですね。
♪金襴緞子の帯締めながら~
って歌われている「緞子(どんす)」も織りかたのひとつなんですよ。
知りませんでした(^_^;)
調べた割にはこれから使う生地が何織りなのか?
今ひとつ確定できませんでしたが(^_^;)
一応「緞子」ではないかと思いながら作業に入りました。
革に布を貼って製作するのは今度が初めてです。
送っていただいた生地は張りがあって思っていたより扱いやすそうに思いました。
生地を広げて模様を確認。
初めてなので失敗することが大いに考えられるので
多めにお送りいただけることをお願いしました。
まずは端っこを切って革に貼ってみたりちょっとライターであぶってみたり。
すぐに溶けなかったのでどうやら絹製。
ほとんどの西陣織は絹糸で織られているそうですが
丈夫な化繊製の西陣織の生地もあるそうなので確認してみました。
革のお財布やベルト、デニム製のものに和柄の生地が使われ始めて
洗濯や擦れに強い化繊製がでてきたのでしょうね。
いや逆かな?
化繊のものができたので幅広く使われるようになったのかな?
いつも使っているボンドで接着もばっちり(^^*)
パイソンやトカゲの扱いと同様でいけそう。
まず一緒にご注文いただいていたベルトフックのワンポイントから。
意外とすんなりいけてやっとここで ホッ。
0501の革を切り出しくり抜き部分のコバを磨いたところで
模様あわせ。
鳳凰・龍・花などをなるべく生かす方向でいろいろやってみました。
布なので縦横がありますからそれも合わせて切り出した革に合わせてみて
2パターン考えて画像をお客様にお送りしてご相談。
フタに鳳凰。バレルポケットに龍と赤い花で決定。
コンチョ直付けホック開閉ベルトタイプをご希望だったので
生地を貼った革に穴を開けることになるのですが
革とちがって丸く穴を生地がほつれてきて
頭の中では洋裁でやるような方法を考えてカバーするつもりでしたが
実際やってみると生地の硬さでうまくいかずやり直し。
穴の周りにも革を貼ることにしました。
なるべく小さめにしなければコンチョをつけたベルトからはみ出て格好が悪い。
ギリギリ小さめにして後はコンチョをつけるベルトの大きさで調整することに。
革の厚みの分はあて革で高さをだすことにすれば大丈夫そう。

細かいですがホック凸取り付ける部分にも生地を貼りました。
見えないんですけどね(^_^;)
フタを製作しているときにボンドが鳳凰のちょうど羽の部分に小さくしみて
しまってやりなおし(-_-;)
革ではそんなことありませんものね。
やっぱり一回では成功しないものですね。

上から見ると鳳凰が。

左から見ると龍。

ゲーム中フタを織り込んで右には花が。
コンチョは一緒にご注文いただいていたケースの分と
2個お送りいただきましてこちらで取り付けたのですが
お知らせいただいていたのと反対に取り付けてしまい発送してしまいました(-_-;)
コンチョの穴のサイズがちがうので簡単に交換は不可。
申し訳ないことに一度ご返送いただき
作り直したベルトに交換させていただきました。
最近他のお客様にもハトメ穴を開け忘れて
やはりご返送いただくことになったばかり
充分反省したつもりだったのに・・・
どちらもメールの内容を注文伝票に書き間違えたことが原因。
お待たせすることになりまして本当にごめんなさいm(__)m
お届けしたお客様はそんな失敗をしたにもかかわらず
「自分が今まで使ってた501は嫁さんに、
嫁さんが使ってた403は、息子にシフトしますw」
ってメッセージをくださいました(^.^)
本当にありがとうございます!!
それにしても
私はつめが甘い。。。