オゾン発生器 ネットワーク販売

「ネットワーク」実際はねずみ講です。ネットワークで売られている高額商品「オゾン発生器」その販売の実態を検証します。

オゾン発生器 下級販売員の不満

2006-12-23 11:32:07 | Weblog

ネットワークでオゾン発生器を販売する場合、ABC商法がある。(詳しくは別日に掲載してある内容を参照してほしい。)

A アドバイザー(上級販売員)
B ブリッジ(紹介者)
C カスタマー(顧客)

この中でオゾン発生器が売れて利益を吸い取る事が出来るのは、ほとんどAだけである。
Bとしての役割は、経験が浅い為にC(顧客)の紹介とアフターフォロー程度である。
マシンに対しての知識、説明するに足るキャリアが不足しているため、あくまでAの補佐的位置づけしか無い。

そのため、会社側でも、それなりのマージン還付しか行わない。

なぜBに不満が出てくるのであろうか。
説明をしたい。

まず、ネットワークでオゾン発生器を販売し、利益を得ようとするには販売員登録をする必要がある。

その段階で、まず登録料1~2万円を会社側に支払わなければならない。
この段階でまず持ち出しである。

そして、販売員になるには、自分が購入したオゾン発生器以外で4台~5台売ることが条件になる。
この4台から5台までの間というのは、売ったとしても2~4万円程度の還付金しか戻って来ない。
つまり、ここまでは、売った礼金程度の金額しか支払われないのである。


では、40万円のオゾン発生器だとするとその利益の金額はどこに行ってしまうのか考えてもらいたい。
 5万円  仕入れ価格
15万円  会社の利益
20万円  マージン分配金という金額配分になる。

つまり最初の1台目から5台目位までは、礼金を除く金額が紹介者Bと、説明者Aで分配する事になる。

その後、自分の縁故知人を頼り、やっと5台売り、晴れて販売員の資格を得たとしよう。
その場合でも、まだ自分はBであり、フォローという立場でしかない。
そして、自分が売ったとしても、必ず、自分の所に全額マージンが入ってくるわけではなく、説明した上級販売者Aに半分から2/3の金額は吸い上げられて行ってしまうのである。

つまり上級販売者Aは、下の物が頑張れば頑張る程、何もしなくても利益が入ってくるしくみだ。
へたをしたら、月に100万、200万の収入が遊んでいても入ってくる事になる。

しかし、ここでいうほとんど一般の販売員にあたるBはどうであろうか。

Bの不満というのは、非常に大きく、ほとんどこの仕事をあきらめ辞めていってしまう理由がある。

Bは、自分の知人、親戚をターゲットにするが、その際、高額商品である為に、ダイレクトに1回説明しただけでは売れないのである。
その為に、水を作り、野菜を買ってそれにオゾンをかけ、日参してターゲットの所に運ぶ作業が続く。

そして、外で会った時の喫茶店代、飲食代、車で送迎した場合のガソリン代、電車賃、などなど、ターゲットに接する為に使う費用は全て持ち出しである。

これがバカにならない金額になるのである。
そして、それだけ経費を使ってやっと1台売れたとして、実際に振り込まれた金額を見て、収支がトントンになっている事を見て唖然とする事が多い。

自分に能力があって、どんどん勉強し知識を身につけ(騙す知識)上級販売者にならない限り、いつまでもAに頼る事になるので、美味しくて楽な役割をしながらマージンが多いといういいとこ取りのAに比べ、Bはどんどん不満がつのっていくケースが非常に多い。
こういった不満は往々にして耳にする。
そして、いくらやっても収入にならない!
いくらやっても雑経費ばかりかかり、マイナスになる!
こういう不満をかかえ、辞めていく販売員がものすごく多いのである。

だから、上級販売員を除き、2~3年後には、Bの顔ぶれが全く違うという現象がこの業界の常である。

もし、何年か前の販売員達の研修風景などの写真を見せてもらえるなら、今の販売員の顔ぶれと違う事を、自分の目で確かめてみると良い。

こういうことからも、利益にはならない、又、やっても損をする事が多い業界である為に、素人は手を出さない方が無難だと言える。