オゾン発生器 ネットワーク販売

「ネットワーク」実際はねずみ講です。ネットワークで売られている高額商品「オゾン発生器」その販売の実態を検証します。

オゾン発生器 マルチ商法の手口 その4

2006-12-01 13:40:34 | Weblog
オゾン発生器のネットワークに参加して販売側になろうとする人達は、全購入者の1割にも満たない。

9割方の人達は、オゾン発生器の説明を聞いて、ちょっといいから買って使ってみようという人達である。
しかし、この人達も、実際に使い始めてみて、「あまり効果がない」「面倒くさい」「手間がかかりすぎる」という事から、段々と使わなくなり、お蔵入りになってしまう事が多い。

そして、その9割方の人達は、ねずみ講的な組織である事を嫌って、販売側に回ろうとはしない。

では、販売側に回ろうとする人達はどうであろうか。

ねずみ講的な組織である事を知った上で、販売側に回ろうとする輩達である。
したたかで、貪欲な性質を持った人がこの話に乗ってくるのだ。

しかし販売して儲けようとするには、ノルマがある。
最初の4~6台目までは、売ったとしても利益にならない仕組みになっているのだ。

その後、1台売るごとに価格の約半分のマージンが「主になって説明をしたA」「紹介をしたB」に、それぞれ決められた分配率で支払われることになる。

だから最初の4~6台目まで、価格の約半分のマージンを支払う必要が無いから、その部分は会社側で美味しい利益として吸い取っているのだ。

しかし、利益をもくろんで販売側に回ったとしても、40万円からの機械がそうそう売れるものではない。

大体のケースに於いて、その報酬の出ない4~6台目は親戚、知人に狙いを付け、売りさばいていくことになる。

しかし、そこから先が大変なのである。
一応、義理で買ってくれる様な所は売りつくしてしまっているからである。
これから利益という時に、売れ先が見つからなくなってくるのだ。

利益が出ることをもくろんで販売員登録料迄支払ったにもかかわらず、縁故知人を訪ねても、やんわり断られ、逃げられ、一向に前進しなくなってくる。

そしてその頃には、先に記述した一般消費者と同じ様に、この販売員のオゾン発生器の使用頻度もかなり低下して来ているころである。
「面倒くさい」「こんな事、いちいちやってられない」「ほとんど効果がないじゃないか」
心の中では、正直な声がささやき始めている頃である。

だから後は、押しの一手と、貪欲さがむき出しになってくるのだ。

自分では面倒で使わなくなって来ているオゾン発生器を、多大なほめ言葉で褒めちぎる。
病気がちだった人は、少なからず健康食品や薬剤も使用しているにもかかわらず、オゾンだけで改善したかの様に吹聴する。

面倒で使ってもいない掃除や洗濯、美容、ダイエットなど、あらゆる事を持ち出し、いかにも万能機種である事をアッピールする。

自分が売る為に、オゾン発生器の機能をものすごく褒め称えるのだ。

こういう輩に強行に薦められたとしたら、次のような事を聞いてみるといいだろう。
おそらくボロが出てくるだろう。

他に使っている健康食品は無いか。
他に使っている健康器具は無いか。
サプリメントなどは使っていないか。
掃除、洗濯すべてオゾン発生器だけですましているのか。
食材全てにオゾンをかけているのか。
どれ位やせたのか。
リンスやシャンプー、石鹸を使わない生活をしているのか。

などだ。

病気がオゾン発生器だけで良くなる訳がない。
買ってきた魚や肉、しらすやいくら、刺身など、そんな食材を水の中でブクブクしたら、絶対にうまくない。だからいくら健康志向があったとしても、数回やっただけで、やらなくなってしまっている方が多いのだ。

洗剤を使わずにオゾンだけで洗濯など、絶対にきれいにはならない。
石鹸を使わないでは、体の脂分が抜け切らず、体臭がこもるようになってしまう。

もしも完璧にオゾンを使っている販売員がいたとしたら、その販売員は完璧に洗脳されている。
こういう人も時折いるが、そういう人はネットワーク商品が大好きな人なので、「誰かに薦められたらすぐ欲しくなるほうですか?」と訊ねて見るとよい。
洗脳されやすい人の言葉は、ある意味信じたら危険を伴う。

また、金銭的に追い詰められた人も、こういうネットワークの販売員になる事が多い。
ネットワークをやっているから追い詰められてしまったのか、もともと経済観念が無いから追い詰められてしまったのか、そこの所は個人事情だが、とにかく金が欲しい人達である。
こういう人達の売り方は、品が無い事この上ない。
「これさえ使えば治る」だの、「絶対」だの、薬事法に違反している言葉さえポンポン出てくる。
しつこく何回も家に上がりこんでくる。
オゾン水がいいからと、ペットボトルで水を置いていく。
など、絶対に血を吸うヒルの様な輩である。


儲けを考えただけの販売員、そして洗脳されやすい販売員、金銭的に追い詰められた販売員。
いずれにしても、危険だ。
しかも、大多数の販売員がこのどれかに属しているから驚くばかりである。

また、利益は上層部に吸い上げられ、儲けられる事はほとんどありえない為、顧客と対面する時の飲食代、交通費など、目に見えない出費もかなりかさむ為に、売れなかった場合、持ち出しとなる事もかなり多い。
だから、販売側に回って利益を得ようと思うのも間違いである。

結局、こういったネットワーク商品は、乗らない事に尽きる。