ネットワークで販売しているオゾン発生器の説明会や販売員、又は、会社従業員から、オゾン発生器の使い方を聞くと、こんな使い方をするのか？とびっくりすることがある。
オゾン風呂として入浴する方法での例
オゾンをかけて殺菌をしているので安心です。
入浴中にちょっと潜って、目を開けてみましょう。
白内障や緑内障の方の症状が改善していくケースが多く見られます。
また、入浴中に口を開ければ、口の中の殺菌が出来るため、口内炎や虫歯の予防になります。
しかし、ここで気をつけて戴きたい。彼らは、こういう事も説明するのだ。
入浴中にお風呂の中に頭まで浸かれば、シャンプーは全く必要ありません。
また、リンスの効果もあってツルツルになります。
このリンスの効果に関しては、先日、オゾンがキューティクルを溶かす為だと説明してあるので、そちらの項目をご覧戴きたい。
又、痔の人には、入浴中にエアを集中的に肛門にかける様にも指導している。
彼らは、頭の先までどっぷりと浸かったり、肛門にエアを当てたと同じ湯の中で、口を開けるといいだの、目を開けるといいだのと指導しているのだ。
実際に、オゾンは殺菌効果があるが、それはフラスコとか試験管の少ない容量の中で行った実験データなどに過ぎない。
浴槽の様に何百リットルもの中の湯水に、実際に家庭用のオゾン発生器の効力がどれ位あるかは、証明されてはいない。
良い例が２４時間風呂のフィルターを汚す湯中の雑菌群である。
オゾンをかけていない２４時間家庭風呂のフィルターには、オレンジ色、またはピンク色のアメーバーの様な雑菌群の塊である湯垢が付着する。
しかし、オゾンをかけて殺菌しているという家庭の２４時間風呂のフィルターからも、同様の雑菌群の塊である湯垢が検出される。
オゾン販売会社側では、２４時間風呂では、レジオネラ菌の心配がある為に、特にオゾンの購入を勧めたりする。
しかし、家庭用の機器から排出される濃度では、確かに出口でのオゾン濃度は殺菌効果が高いが、水または湯を通した場合には、それは何千分の一の割合に減少してしまうのである。
当然、浄水場や、病院で使われている高濃度のオゾン発生器とは、殺菌効果がまるで違う事を知っておきたい。
まだ、自分一人だけの入浴で、自分が納得して口を開けたり目を開けたりするのであれば良いが、家族もしくは第三者が同じ風呂に入浴している場合、同様の事を行っていれば、浴槽中の雑菌数は、相当なものであると考えた方が良い。
しかも、それらの人が、同じ様に指導され、同じ様に使用していた浴槽の場合、髪を洗ったり、痔に集中的に当てていたり、口の中の雑菌等も含まれている事をよく考慮して欲しい。