また…近いうちに…

ひとりごと…覚え書き…。不定期で 呟いていこうと思います。

個人差が大きそうだけれど。

2016-03-14 10:32:22 | 日記
今朝の記事。
ある週刊誌の特集記事ですが。

高齢者にまつわるトラブル。
被害者となる場合だけでなく、加害者になる場合が増えてきているのも、普段から心配はしていましたが。

ある統計で。
70代は、暴力、60代はセクハラと共に、暴言も第2位とのこと。

加齢に伴い、脳機能も低下。
なかでも、衝動性や、人間関係調整力のコントロールも司る前頭葉は、早い内から低下してゆくために、加齢と共に、豊かな人生経験によって、人柄が穏やかになる、というイメージと違い、自己中心的になり、怒りやすくなる上に抑制がきかなくなって、他人を傷つけてしまったり、トラブルに巻き込まれるのではなく、自らが起こしてしまう、そういう高齢者が、年々、増えてきて、対応する社員や職員が退職してしまうことも増えてきているとの記事でした。

以前、別のニュース記事で、加齢と共に、脳の機能が低下していく中で、判断力・決断力は、50代からが逆にアップするというのを読み、50代になるのも、まるっきり、希望が無いわけでもないか、と、必ずしも自分に そういう能力がつくわけでもないのに、慰められた?気分になったこともあったのに、朝から読むには(苦笑)、とても、残念な記事でした。

でも。
個人差は大きいですね。実際に接している方々を観ていますと、様々です。
若い方で 人を傷つけてまでも、我を通す方もいれば、それこそ、80代を過ぎても、周りの方への さりげない優しさ、気配りで、さすがだなぁ、と、尊敬できる方もいらっしゃいます。

そういう相対的なことと、その方の中での絶対的な変化は違うのかもしれませんが。

ただ、一度、周りの方への配慮ができなくなり、攻撃に転じるようになってしまった方が、一度ならずも何度も トラブルを起こしている様子をみていると、その立て直しは可能なのかどうなのか。
問題の根源について、自分で気付けているならば、可能だと思いますが、もう自己中心性が優ってしまった場合は、難しいのではないかと。

周りで気づいて、教えてくれる方がいたとしても、果たして その時、自分は どうなのだろうかと。
このまま、自分も、60代まで生きているのかどうか分からないけれど、個人差を考えると、あと数年で、絶対に自分には そのような変化はこない、と言い切る自信もないです。

こういう記事を読むと、あらためて、老化は、やはり、恐くなりますよ。

ピークに向かって 努力し、山を登ろうとしている時は、目標設定やルート設定の失敗や間違いを心配することはあっても、その時は登る山を変更しても良かったかも、と思えても? 谷に向かって降りる場合は、その角度が分からない、そんなイメージです。
転がり落ちてしまったら、再度、登る術もなく、せいぜい立ち止まる程度。あとは、また、ゆっくりゆっくり一歩ずつ、降りてゆく…。

しかも、自己中心的になるために、視野が狭くなり、足元しか見ない…。
聞けば教えてくれる方がそばにいても、自尊心は高くなるために、切符の買い方が分からず、後ろに長い行列ができていて、係の方が声をかけても、手助けを断固 拒否するという例も記事にはありましたが、哀しいかな 私もそれに類したことを見たことが。
固執するんですよね、自分のやり方とか、今までは 出来たんだ!ということに。
優秀な人や健康だった人ほど もしもの時の ギャップは大きいでしょうね…。

親や祖父母を見送って 自分の老いた姿を想像し、感じたことも いろいろありますが…。
同じような経験をしても、受け取るものも、様々。
様々な価値観の違いに対して、理解をして、意見や生き方が違うことから起きるトラブルにも、できるだけ 腹を立てず、怒りをためなければ、人への攻撃心も少なくなるのでしょうけれど、トラブルにならない距離を保てるのかどうかも、大きいですよね。
嫌なら辞める、離れる。
でも、辞められない、辞めたくない理由があるために、離れられないときは、どうしましょうね…。
せめて、心理的に距離をおく、ぐらいしか、思いつきません……。
でも、それを家族にされる立場になったら、息子や娘に そう言えるかなぁ?