中学校教師 生き残り術

平凡な中学校教師が、中学校現場の「小技」「知恵」「うまくいったエピソード」「失敗例」を紹介します。

(101)「話を聞いてくれてありがとうございました。」

2008年05月10日 | 生徒指導
 学校に行きたくないくらい悩んでいる生徒、智一君(仮名)がいました。
 まず保護者から学級担任の私に相談がありました。
 翌日、智一君を呼び、話を聞きました。
 「最近、元気がないようだけどどうした。」と私。
 彼は、ある教科担任の指導の仕方について悩んでいました。
 教科担任は彼の能力が高いと思っているので、活躍させてたいと思っていたのです。
 「○○先生(教科担任)に、先生から言おうか。」と私。
 智一君は、「いえ、大丈夫です。」と答えました。
 ほんの少しだけ、私からアドバイスをして相談を終えました。
 わずか5分10分の相談でした。
 とりあえず話を聞いただけの相談だったので、私はすっきりしませんでした。

 その次の日。
 智一君の生活記録に次のように書かれていました。
 「先生に、話を聞いてもらったのですっきりしました。」
 その下に、母親からの感謝の言葉が書かれていました。

 予想外の反応でした。
 話を聞くだけでも、生徒はすっきりするのですね。
 今後も話を聞く姿勢を続けます。


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