内田春菊さんとよしもとばななさんの対談です。
お手軽文庫版。
女ですもの (ポプラ文庫)
内田 春菊,よしもと ばなな
よしもとばななさんは、初期の作品を高校(中学だったかな?)の
図書館で読んだきりであんまり。
内田春菊さんは、高校を卒業して
一人暮らしをはじめた地の本屋さんにたくさん単行本があって
きっかけは忘れたけど、この人の漫画はエロくておもしろい!! とショックを受け
お給料から何冊も買い求めた記憶があります。
もしかしたら、あれが初めての大人買いってヤツかも。
「私たちは繁殖している」がなかったら、
私は子育てできなかっただろうなとも思うし、
この人の影響は私には半端ない。
私小説的な作品はあまり好きでなくて読んでなかったりするけど。
そんな春菊さんの対談集。
夫の実家とのやりとりは、もういいかげん食傷気味とおもってたのだけど
だけど、あらたな発見というか再確認があった。
私もうすうす思ってたのだけど
一人の人間の思考や価値観って
それを育てた背景があって
その背景が強固なほど、それ以外を認めるのは簡単な事ではない。
その背景を否定するのは
たとえ、一般的にみて当然の事だとしても
否定される側からみても
「確かにそのとおりなんだけど」と思うようなことでも
強烈な刷り込みがあるから
それをひっくり返すのは半端なことじゃない。
今までそのようにやってきて、なんも問題がなかった歴史や実績(家制度)が
異物(この場合春菊さん)を苦しめるのだろうなぁ。
春菊さんからみたら、とんでもない婚家だったわけだけど
お義父さんもそういう生き方を今までどおりにやってただけで
別に根っからの悪人というわけじゃないのだ。
ただ相性がわるかっただけで(本文にもあるけど)。
人は変わる事はできるけど、それは一朝一夕にはできないよなぁ。
嫁はもらうモノで
もらったら好きにしていいモノで
家畜とか財産とかと同列で
そんな価値観が、
男女平等とかいう建前の世界で育った私たちを苦しめるんだ。
違う価値観とぶつかるのは大変な事です、まったく。
ちなみに、私のお義母さん(旦那の母)が口癖のように言ってたコトワザ(?)。
「男(息子)三人で蔵が建ち、女(娘)三人で家がつぶれる」
「男が泣くのは人生に三度」
しんどいな~。
まぁ、お義母さん自体は、男2人、女6人の大家族だったみたいだけど。
そういう時代やね。
まぁ、お義母さん自体も悪い人じゃないけど、頑固で人の言う事聞かないタイプだったりするし。
そういう血筋やね。
嫁ってのは、大変だな~と思う次第。
ぶつかるよりも、飲み込まれていく方が楽ではあるのだろう。
一緒にいたいからという理由だけで結婚した身としては
家制度というのは、ほんとにとんでもねー。
でも、それが現時点での結婚というものなんだよなぁ。
みんな結婚しないわけだ。
時代が変わっても簡単に変われないモノもあるから。
そして、この本は
周囲からみたら、明らかにおかしい状況でも
当事者が「自分の我慢がたりない」などと思ってしまうと
「それ、おかしいよ!!」
と、はっきり何度も言ってくれる人が周りにいない限り
そして、本人が「おかしいよね」って納得できない限り
そこから抜け出す事はできない。
それを私に再確認させてくれました。
ここまでは、私の気持ちを織り交ぜた感想。
以下は、本文中よりなるほど~とか思ったりしたところ。
・全然「お母さんっぽくない、見えない」といわれた人の答え。
「それは、私が母親とか家族のあり方に疑問をもっているから」
~「私はこれでいく」「私はお母さんなの。これで迷わないの」と思ったとたんにその人の図式にはいっていくそうです。~
・内田春菊さんは漫画家の赤星たみこさんのアシスタントをほんのちょっとしたことあるそうなんですが
赤星さんが地元の同窓会に行ったときのエピソード。
~帰り際、同窓生の男がわざわざ「忠告」と追っかけてきて
「おまえさー、東京で漫画家もいいけどさ、男より稼いで天狗になるような女にはなるなよな」と。~
……赤星さんが宮崎出身ってところが泣ける。
まぁ、他にもいろいろおもしろくて
手軽なわりにお得感のある1冊でした。
お手軽文庫版。
女ですもの (ポプラ文庫)
内田 春菊,よしもと ばなな
よしもとばななさんは、初期の作品を高校(中学だったかな?)の
図書館で読んだきりであんまり。
内田春菊さんは、高校を卒業して
一人暮らしをはじめた地の本屋さんにたくさん単行本があって
きっかけは忘れたけど、この人の漫画はエロくておもしろい!! とショックを受け
お給料から何冊も買い求めた記憶があります。
もしかしたら、あれが初めての大人買いってヤツかも。
「私たちは繁殖している」がなかったら、
私は子育てできなかっただろうなとも思うし、
この人の影響は私には半端ない。
私小説的な作品はあまり好きでなくて読んでなかったりするけど。
そんな春菊さんの対談集。
夫の実家とのやりとりは、もういいかげん食傷気味とおもってたのだけど
だけど、あらたな発見というか再確認があった。
私もうすうす思ってたのだけど
一人の人間の思考や価値観って
それを育てた背景があって
その背景が強固なほど、それ以外を認めるのは簡単な事ではない。
その背景を否定するのは
たとえ、一般的にみて当然の事だとしても
否定される側からみても
「確かにそのとおりなんだけど」と思うようなことでも
強烈な刷り込みがあるから
それをひっくり返すのは半端なことじゃない。
今までそのようにやってきて、なんも問題がなかった歴史や実績(家制度)が
異物(この場合春菊さん)を苦しめるのだろうなぁ。
春菊さんからみたら、とんでもない婚家だったわけだけど
お義父さんもそういう生き方を今までどおりにやってただけで
別に根っからの悪人というわけじゃないのだ。
ただ相性がわるかっただけで(本文にもあるけど)。
人は変わる事はできるけど、それは一朝一夕にはできないよなぁ。
嫁はもらうモノで
もらったら好きにしていいモノで
家畜とか財産とかと同列で
そんな価値観が、
男女平等とかいう建前の世界で育った私たちを苦しめるんだ。
違う価値観とぶつかるのは大変な事です、まったく。
ちなみに、私のお義母さん(旦那の母)が口癖のように言ってたコトワザ(?)。
「男(息子)三人で蔵が建ち、女(娘)三人で家がつぶれる」
「男が泣くのは人生に三度」
しんどいな~。
まぁ、お義母さん自体は、男2人、女6人の大家族だったみたいだけど。
そういう時代やね。
まぁ、お義母さん自体も悪い人じゃないけど、頑固で人の言う事聞かないタイプだったりするし。
そういう血筋やね。
嫁ってのは、大変だな~と思う次第。
ぶつかるよりも、飲み込まれていく方が楽ではあるのだろう。
一緒にいたいからという理由だけで結婚した身としては
家制度というのは、ほんとにとんでもねー。
でも、それが現時点での結婚というものなんだよなぁ。
みんな結婚しないわけだ。
時代が変わっても簡単に変われないモノもあるから。
そして、この本は
周囲からみたら、明らかにおかしい状況でも
当事者が「自分の我慢がたりない」などと思ってしまうと
「それ、おかしいよ!!」
と、はっきり何度も言ってくれる人が周りにいない限り
そして、本人が「おかしいよね」って納得できない限り
そこから抜け出す事はできない。
それを私に再確認させてくれました。
ここまでは、私の気持ちを織り交ぜた感想。
以下は、本文中よりなるほど~とか思ったりしたところ。
・全然「お母さんっぽくない、見えない」といわれた人の答え。
「それは、私が母親とか家族のあり方に疑問をもっているから」
~「私はこれでいく」「私はお母さんなの。これで迷わないの」と思ったとたんにその人の図式にはいっていくそうです。~
・内田春菊さんは漫画家の赤星たみこさんのアシスタントをほんのちょっとしたことあるそうなんですが
赤星さんが地元の同窓会に行ったときのエピソード。
~帰り際、同窓生の男がわざわざ「忠告」と追っかけてきて
「おまえさー、東京で漫画家もいいけどさ、男より稼いで天狗になるような女にはなるなよな」と。~
……赤星さんが宮崎出身ってところが泣ける。
まぁ、他にもいろいろおもしろくて
手軽なわりにお得感のある1冊でした。