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キャラバン サライ

夢は大空へ、努力は足元で、世界に目を向けながら足元から子供たちを見直していきたいと思っています。

七大戦@名古屋

2010年08月03日 | Weblog
まるで別の世界にいたような気分だ。なにもかもが違う夢の中のような。

七大戦が終わると決まって同じ感覚に陥る。半分は満足感、残りは寂しさ。
このブログにも何度となく同じ気持ちがこの時期に書かれているんじゃないか。
確か、現役の時は夢の世界とか一番大きなお祭りだとか書いていたように思う。

もう現役で知っている選手はほとんどいない。
それでもやっぱりこんな気持ちになるものなんだ。
きっと感動や思い入れの深さは昔の方が何倍も大きいけど、この異質な空間と現実との差に戸惑うところは変わっていない。

「勝つ」ことにこれほど純粋に貪欲になって競技をしているその空間が普段の複雑な社会と大きく違うのかも。


競り勝った四年生が泣き崩れる他校の後輩の頭に手をやって「おまえは来年勝て」と声をかける。

女子の四継で一走の子が二走にバトンを渡したあと、「わたってー!おねがーい!かってー!」と叫び続けている。

長距離で優勝した選手に抱きついて泣きながら大声でありがとうと言い続ける仲間。


特に女子は名大と阪大が激しく競った。だからこそ勝った方はうれしいし、負けた方はどれだけ悔しいか。
届くと信じていた夢に届かなかったとき、本人にとってはその気持ちが大きな記憶となって残り、見ているものにとっては悔しさをこらえるその姿に不思議と勇気づけられたりする。

来年は阪大の女子主力が大勢抜けるのに対して名大は多くが残る。
来年こそは、と思える気持ちがすごく貴重なことのように感じる。
次は北海道だ。