goo blog サービス終了のお知らせ 

たこぼうずの我楽多呆告

とある事情から浜松市在住の医療関係者となった 風来坊の突発的日記

新銀河紀行 驚異の地球文明② を観た

2019-12-22 07:46:14 | たこぼうずの映像中毒
F-194
最近 表題のNHKの番組を見て「仰天!」した(笑)
ぶっ飛んだ 番組である。

そもそもたこぼうずのテレビライフとは どんなだろう?
興味ないか!?(笑)

たこぼうずは朝 5時半に目覚める・・・早!!
着替えて 最初にするのはテレビをONにして その日~翌朝までの
番組をチェックして観たい番組をすべて予約することである。

20分はかかる(笑)
地上波、BS、ケーブルテレビの大部分をチェックするのだから
時間が かかって当然である。

たこぼうずは仕事の性質上 リアルタイムでテレビを観ることは
ほとんどないのが実情であるので、いきおい録画に頼らざるを得ないのだ。
そして 時間があるときに ボチボチ観ることになり、興味対象の広い
たこぼうずは 大変な数の番組を録画することになる。

そのための1テラバイトのレコーダーなのだ(笑)
パナソニック製である。リーチ・マイケルだ!

その朝の番組チェックで 新銀河紀行 驚異の地球文明 というタイトル
に何となく気持ちがヒットした。
何故かというと この番組の内容が・・・驚異の地球文明・・・となれば
例えば
エジプト文明のピラミッドについて   とか
インカ文明のマチピチュの謎      とか
コルテスが滅ぼしたアステカ帝国の不思議   とか   古代文明
についての番組かと 思うのは僕だけであろうか?
たこぼうずは考古学への造詣が深いのだ?

これがNHK渾身のバラエティー番組であった!(笑)

第二弾とあるからには 最初の番組があったわけで、それは残念だが
見逃した。NHKオンデマンドが頼りである。

そもそも番組名の「新宇宙紀行」というのが NHK名物番組の
「新日本紀行」のパロディーであったとは、気が付かなかった(泣)

番組の設定がすでに ぶっ飛んでいる。
宇宙のどこかで すでに滅びた地球の文明の不思議について 宇宙人
(に扮した)キャスターが 数少ない地球人の生き残りである
柄本さんに 質問しながら その謎について紐解いていくという仰天の
設定になっている。謎のテーマには三つある・・・とのことだ。

1 ラグビー
なぜ地球では ラグビーという いびつなボールを 前にボールを
運ばなくてはいけないのに、前に投げてはいけないという不思議な
スポーツに熱中していたのか?

2 歌舞伎
なぜ地球では 顔に塗料を塗って 奇妙な動きをする歌舞伎を
愛してやまなかったのか?

3 ピカソの絵画
なぜ地球では 現実とはまったく異なる表現の絵画 であるピカソ
の作品を名画として 讃えたのか?

番組内容としては きわめて真面目な教養番組・・・
のようであって コント仕立てのなっているところが すごい!!

しかも 途中に2回
「銀河テレビショッピング」というコーナーがある。
もちろん民放のテレビショッピングを おちょくったコーナーである(笑)
何せ・・・「耳かき」と「げた」である。
これも 面白い!
紹介している宇宙人は 国広 富之 と さとう珠緒という
異色コンビである。画面の下のテロップに
「マゼラン星雲には別途送料がかかります」と出る(笑)

これは 第三回が楽しみである。レギュラー化してもらいたい・・・
せめて月1回ペースで放映してもらいたいものである。
チコちゃん や 日本人のお名前 よりも人気番組になるに違いない?

NHKにお願いして 第一回と続けて 再放送してもらうようにしたい。
いゃ~  真面目なたこぼうずが 久しぶりに大笑いした番組である。

観なかった あ・な・た・・・残念だったね~(笑)

では では




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「めんたい ぴりり」を観る

2015-09-13 20:55:28 | たこぼうずの映像中毒
F-123
めんたい ぴりり
このドラマは楽しい、面白いドラマである。
2013年にテレビ西日本が制作した 立身出世ドラマで、辛子明太子を日本で初めて
つくった博多「ふくや」の創業者である 川原 俊夫 をモデルにしたドラマだ。
ドラマのなかでは「ふくのや」という屋号になっている。

物語は主人公の 海野 俊之 と その後 妻となる 千代子の暮らす 韓国の釜山での
出会いの話しから始まる。まず夢中になったのは 俊之だ。
二人は同じ中学に通う同級生で、俊之は不良として、千代子は優秀な女生徒として
学校では 目立った存在であったが、ひょんなことから浜辺で競争をすることになり、
それがきっかけで お互いを意識するようになる。
そして 博多の山笠の存在を知り、俊之が釜山で山笠を実現させることで、千代子も
俊之を大切な人だと感じるようになる。


海野 俊之 は 博多 華丸 が演じており、好演、熱演である
子供時代の 俊之は 千葉 一麿 が演じていて、これもうまい!
博多の方言で こんな人を「のぼせもん」と言うらしいが 明るい不良で 熱中すると
突っ走る性格ということなのだろうか。遠州弁にはない表現だ。

妻の 千代子 は 富田 靖子 が演じていて これもぴったり決まっている
明るくて しっかり者 の よく働く女性として描かれている。
千代子というと たこぼうずの身内にも 一人いるのでなんとなく親しみが湧く。
また 富田 靖子 はたこぼうずが好感をもっている女優さんである。

二人はその後結婚して 満州に移住し、二人の子供にも恵まれて 幸せな日々を送るが
俊之が 兵隊にとられ、戦局の悪化とともに 千代子と子供達は命からがら日本に戻る。
そのとき港で三人を待っていたのは 一足先に復員していた俊之であり、家族の感動の
再会となった。

そうして ようやく「明太子」の話しが始まるのだが、飽きさせないドラマの展開と
主人公始め 役者さんの好演で 楽しんだり 心配しているうちに 家族が博多に移り住んで
商店街の片隅で 小さな食料品店(ふくのや)を開くという段取りになる。

ここからは 住み込みで働く三人の従業員と家族との ドタバタ人情ドラマという感じ
になっていくのであるが その過程で 俊之は釜山で食べた「明太子」が忘れられず、
博多で それを再現し、販売しようと 夢中になって「明太子」の味の研究に没頭する。
しかし なかなか うまくいかない。

アイスキャンデーで ひと儲け
めんたいを作るけん
台風がやってきたばい
幼なじみはよかね
京美人は色っぽか~
めんたいが危ない
めんたい大作戦
めんたいはラブレター
二人の思い出はめんたい」 など など サブタイトルが各回についている。

そして ついに「明太子」が地域に評価されて大量の注文が入るのであるが、そのとき
助けてくれたのが 第1話で 俊之が苦境を救ったアイスキャンデー屋のお兄ちゃんだったのだ。
めでたし めでたし! 明るく、にぎやかで、人情味あふれるドラマに仕上がっている

さて ここで たこぼうずが好感をもっているという 富田 靖子 さんという女優さんについて
少し語るとしよう・・・自分の都合だ!

1969年生まれとあるから たこぼうずより年下だ(当然である)
美人 とか かわいい とかより「感じのいい人」という印象だが、もちろん美人であるし
かわいい(笑)
あえて 言えば 清潔感がある、澄んだ感じの女優さんだ・・・と勝手に思っている。

デビューのきっかけは「アイコ十六歳」という映画のオーディションを受けて、127000人
のなかからヒロインに選ばれたということである。すごい!
しかし たこぼうずは この映画を観ていない(残念!)
なかなかレンタル屋さんにないと思うのだが・・・どうだろうか?

その後「さびしんぼう」「BU・SU」などに出演したが それほど注目されなかったなどと
言うのは たこぼうずのヒガミだろうか。
しかし「南京の基督」・・・なんきんのキリスト・・・という映画はなかなかよかった。
もともとは 芥川 龍之介 の短編小説ではあるが 単なる悲劇ではない 独特の人生観や
虚しさが感じられて いい作品であると感じた。重い内容の話しではあるが 決してそれだけ
ではない 富田 靖子 演じる中国人の娘の 清らかさ 純粋さが表現されていたのではないか。

そして 或る時 富田 靖子 主演の新しい映画が上映されるとの情報を得た。
それは「洗濯機は俺にまかせろ」という ふざけた?タイトルの映画で、どんな内容の映画であるか
題名だけではさっぱり わからないたこぼうずであった。

しかも けしからんことに 浜松では上映しないのであり、近いところでも名古屋まで行かなくて
はならないのだ! 不当である!
読者の皆さんは すでに予想したとは思うが・・・

やっぱり こんな場合はわざわざ名古屋にまで観に行くのがたこぼうずの性分である(笑)
映画の内容は、内容は・・・よく覚えていない(涙)

有名なかぜ薬のコマーシャルに出ていて、ポスターが欲しかったのであるが、のではあるが
恥ずかしくて くすり屋さんに ほしい! とは言えなかった 苦い思い出がある(笑)
つくづく気が弱い たこぼうずであった




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「酔いどれ小藤次」を観る

2015-08-16 20:55:03 | たこぼうずの映像中毒
F-119
このドラマはよくできた時代劇である。是非観ていただきたい。

そもそも2013年の1月1日、正月時代劇としてNHKで放映され、同年6月より
続編とも呼べるドラマが10話以上放映されたものである。

最初の正月に放映されたタイトルは 「御鑓(やり)拝借~酔いどれ小藤次留書~
というものであった。

主役の 赤目 小藤次 は 竹中 直人 が熱演している。
もともと うまい俳優さんであるが、生き生き演じているように感じられる。

このドラマにも原作があり、佐伯 泰英 著 「酔いどれ小藤次留書」  幻冬舎  
からシリーズが発刊されている。
因みに 「留書」・・・とめがき とは 記録文書、手紙、手紙の末尾の言葉 などのことだ。

他の時代劇と最も異なるのは 主人公が時代劇ではお決まりの 長身で外見が二枚目の剣豪
・・・とは逆の 背が低くて 風采が上がらない 大酒のみの中年男(当時は老年?)49歳
の一見 よれよれ男であるところだろう。外見はたこぼうずそっくりである。
ところが これが来島水軍流の剣の達人となっているから面白い。

たこぼうずならば「苦しまぐれ酔群流」というところだ!

場面はいきなり「万八楼」という料亭での「酒合戦」のシーンから始まる。
ここで 赤目 は酔いつぶれてしまい、厩番(うまやばん)をつとめていた 豊後森藩を
その失態ゆえにクビになってしまう。
しかし これは 藩 に迷惑をかけないための表向きの行動であって、実は 藩主が
江戸城内の控えの間で 同席した3藩の大名から受けた 辱めを雪(そそ)ぐべくとった
予定の脱藩であった。

その 赤目が考えたアイデアというのが 参勤交代の象徴とも言える 行列の先頭近くの
藩の紋所が入った「鑓(やり)」を奪うというもので、奪う際に「御鑓 拝借」と墨書
された布を示し、たった一人で大名行列を襲い、見事大名3家から御鑓を奪って 主君の
恥辱を雪ぐことに成功した。その方法も見ものである。

しかし 藩のシンボルでもある「御鑓」を奪われた3家は ご公儀に知られるわけにも
いかず、大混乱に陥るのであるが・・・顛末はドラマを観ていただきたい。
なかなか感動的な 緊張感のある展開であるし、思わず涙するラストである。

この藩主が受けた 恥辱の重さ・・・それを受け止める 赤目 小藤次の涙。
それを知る前に 一度藩主に救われた 赤目の命。(これも酒のうえの失敗である)

このような大事件を起こした 赤目 は
「ひとに切られるか 自分で切腹する」しか 後始末の方法はないと思われたのだが・・・
ぜひ結末は 皆さんに観ていただきたい。

さて感動の第1話のあとは
「江戸長屋 人情物語」のような内容となるのだが・・・御鑓を盗まれた側から刺客が
差し向けられたり、その刺客の子供を育てることになったり・・・
いろいろな事件に巻き込まれたり・・・なかなか忙しい(笑)
赤目 本人は浪人として生活するために父から教え込まれた 刀や刃物の研ぎを生業
するようになる。そして 手先の器用さから 竹細工などもするようになり、これが
また別な面に発展することになる。

「別な面」などと遠回しに言ったが ようするに 小藤次の老いらくの恋 である。
その感じもなかなかよい塩梅に描かれている。

主役の 竹中 直人 のことばかり書いたが、周囲を固める俳優陣が また豪華で
演技派ぞろいである。
それが このドラマを表情豊かな時代劇にしている。

素直に入っていける時代劇は少ないものだが これはレベルが高い作品であろう。
多くの人に観てもらいたいと声を大にして言いたい。
楽しいが 楽しいだけではない 近年の秀作時代劇であると 太鼓腹を押す作品だ(笑)


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

私の嫌いな探偵 を観る

2015-07-13 19:28:19 | たこぼうずの映像中毒
F-114
たこぼうずが大好きな「探偵もの」である。
2014年 テレビ朝日で金曜深夜に放映された。

東側 篤哉 原作のドラマではあるが、相当原作とはかけ離れた内容となっている。
別な作品として観賞したほうがいい。なかなか評判はよかったようだ。

ジャンルとしては「お笑いサスペンスドラマ」といったところだろうか。
ともかく 文句なしに面白いが こういったサスペンスドラマの納得できないひとも
また多くいるのではないかと想像する。

サスペンスだから 真っ向シリアス勝負という「MOZU」や「ジウ」のような作品も
あるが、「ガリレオ」やこの作品のような 笑えるサスペンスというのもいいものだ。
重いサスペンスと 軽いサスペンスという言い方をしてもいい。
「私の嫌いな探偵」は「ガリレオ」より さらに笑える・・・つまりふざけている(笑)

そもそも 場所の設定が 架空の地方都市「烏賊川(いかがわ)市」ということであるから
最初から いかがわしい。

主役の鵜飼探偵は 玉木 宏、助手の二宮 朱美は 剛力 彩芽 が演ずる。
この二人の ドタバタコンビが 右往左往しながら いかがわしい事件を何とか解決する
そんな筋立てであるが、ドラマの随所にちりばめられた 笑えるポイントが謎解きとは
また別の楽しさを味あわせてくれる。

ある日、探偵の鵜飼は「家賃1万円」という条件に惹かれて、ミステリー大好き女子大生の
二宮がオーナーを務めるビルに引っ越す。
鵜飼は 本来「迷子 犬、猫捜し と 浮気調査」などお手軽な仕事ばかりする探偵であったが
大家である 二宮に巻き込まれて 殺人事件の謎解きをするハメになるのであった

この謎解きの過程が はなはだ頼りなく、コンビの考えがバラバラなのも面白さなのだ。
途中で大家さんが きめポーズで「わかりた!」と謎の方言?で事件の概要の説明を
始めるのだが、これが全くの 見当違い。

鵜飼も最後は「この事件 読めた!」とキメルのだが、ハズレの場合もある。
しかしながら 何とか謎解きに成功し、事件を解決させたあと、涙ながらに犯行の
いきさつを話し始める犯人に
「あっ 僕は犯人の語りとか 興味ないので・・・」とさっさと帰るのも笑える。

さらに 渡辺 いっけい 演じる砂川刑事が どうしようもない どうでもいいような
キャラクターを好演していて ドラマの重要な味付けになっている。

しかし 何と言っても 鵜飼(玉木)と 二宮(剛力)の機関銃の撃ち合いのような
テンポのいい とぼけた会話が見どころ 聞きどころであろうか
この ハチャメチャな会話を楽しめないと このドラマも楽しめない。
演ずる二人は大変だっただろうが このような作品は演じていて楽しいのではないだろうか?
特に 剛力 を見ていると楽しんでいることを感じる。もともと自分にもあるキャラなのだろう。


従って 犯人捜しの緊張感や 犯人の暗い人間性 事件の深刻な背景などを感じ取る
ドラマを期待する人にとっては物足りない出来栄えであろう。
だが 物足りない頭脳しか持ち合わせていない たこぼうずには丁度いい程度である。

こんなにも わざとらしくて 楽しいドラマが造れるんだと証明してくれた作品である。
是非多くの皆さんに観てもらいたいものだ。

最後に「私の嫌いな探偵」というタイトルであるが・・・
なかなか逆説的で 味のあるタイトルだと思う。ドラマを観るとわかるぞ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TVドラマ「ガリレオ」を観る

2015-06-28 20:40:54 | たこぼうずの映像中毒
F-112
これは文句なし!面白いドラマである
ガリレオ」はフジテレビで2007年から放送された 東野 圭吾 原作の推理小説
をベースにした連続ドラマである。

当時 たいへん評判になったので、第一シリーズだけでなく第二シリーズも制作された。
第一シリーズは9話制作されたが 視聴率が20%を越えなかったのは2話だけである
いかにすごい人気だったかがわかる。

物語の概要は 変人ガリレオと呼ばれている天才物理学者「湯川 学」が 新人女性刑事
内海 薫」の依頼を受けて 解決がむつかしい事件の真相を 化学、物理学 の視点から
解き明かしていくもので、物理学などの原理などをあてはめて 警察でもわからない
事件のからくりを あざやかに解き示す過程が見どころである。

つまり事件のトリックを 湯川准教授が 暴いていく過程に面白さがあるために
あらかじめ犯人は ほとんどわかっている という刑事コロンボ的な物語展開になっている。
だから 犯人捜しは 二の次で、犯人がどんなトリックを使って犯行に及んだか、
それを 湯川先生が どのように糸口を発見して 化学的(物理的)な隠されたトリック
にたどり着くのかを楽しむことになる。

このドラマは もちろん原作の面白さもあるが、キャスティングの成功がそのまま表れた
と思われるし、毎回のゲスト(主に犯人役だが)も豪華で しかも意外である。

さっそく検証してみよう。

主人公の 物理学の先生「湯川 学」は 福山 雅治 が演じている。
素 のままでも充分な人気があるわけだが このドラマではかっこいい、女子大生に人気
のある先生という面と、何事も物理学の側面から解釈しようとする 少し偏屈だが滑稽な変人
という クールだがコミカルという ユニークなキャラクターを好演している。
思うに 福山本人にも こんな一面があるのではなかろうか。

全ての現象には 必ず理由がある」との信念をもっている。
そして 内海刑事が持ち込んだ事件に興味を示すときには・・・
実に おもしろい」 「実に 興味深い」と必ず言うのも お決まりの笑いどころである。
そして 自分でも 犯人の仕掛けたカラクリに気づかない場合は 必ず 突如わらい出して
さっぱり わからない!」というところも面白い。

しかし そのカラクリがわかった時には これまた突如 手じかなものを筆記用具にして
ところかまわず 物理の方程式を書きなぐるのが常のシーンである。
水戸黄門の印籠のシーンと同じであろうか(笑)

二枚目俳優がコミカルな役を演じるというのは、コメディアンがシリアスな役を演じる
のと同様に ハマると すごくインパクトが強い演技になるものである。
その効果を如何なく 福山君に発揮させた 秀作であろう。

さて相手役の 内海 薫 警部 は 柴咲 コウ である。
湯川先生とは対照的に 警部のカン とか 感情を大切に思う人間であり、何か言うたびに
君の考えは「非論理的だ 問題にならない!」とか「そんな感情論には感心がない!」とか
言われるし、あげくに「犯人が誰かは 僕は感心がない!これから先は警察の仕事だ!」
と突き放される始末である。

しかし 懸命に捜査する姿勢は 湯川先生に それなりに評価されているようでもある。

この湯川先生と対照的な 性格を見事に好演していると思う
二人のちぐはぐな 感じ 会話 がこのドラマの色彩をあざやかに際立たせている。
だから 観ていて飽きないのだろう。
殺人という深刻な状況と 二人のコミカルな掛け合いが 不思議な魅力をドラマに与えている。

さらに 湯川先生の万年助手である 栗林 宏美 を 渡辺 いっけいが 好演している。
このミジメで どうにもならないキャラクターを暗くならずに演じている。
この人が主役の二人を あざやかに浮かび上がらせているのだ。

初めに ゲストについて 豪華だと書いたが 第一シリーズの主なゲストを紹介しよう

1話  唐沢 寿明
3話  広末 涼子
4話  香取 慎吾
6話  堀北 真希
7話  深田 恭子
8話  釈 由美子
9話  久米 宏

これだけで観たくなるようなゲストであり、犯人役だというのが面白い

このドラマはそれまで過去には なかった視点から作られたものであり、テレビドラマの進化に
大きく貢献した作品だと思われる。
特に その後のサスペンスもの に多くの影響を与えたと言える。
このドラマは物理学の理論をベースにしているので、制作者は大変な苦労をしたことだろう。
スタッフ 俳優の皆さん に拍手を贈りたい

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする