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たこぼうずの我楽多呆告

とある事情から浜松市在住の医療関係者となった 風来坊の突発的日記

べらぼう に対する批判

2025-04-02 14:58:49 | たこぼうずの映像中毒
F-393
最近 ネットを見ると 現在のNHK大河ドラマ「べらぼう」に関する批判を散見する。
曰く 遊郭の話しなど日曜夜の一家団欒にふさわしくない・・・
   性描写が露骨である・・・など などである。

もちろん そのような意見も大切であると思うのであるが
ちょっと待ってくれたまえ
一つ前の「光る君へ」は不倫の話しではなかったのか?(笑)
覚えているだろうが 鎌倉殿は 浮気者として そんなシーンもあった。

有名な 「冬のソナタ」も 彼女を奪い合う話しであったし
「毎度お騒がせします」 も ずばりテーマは 性 であったし
「寺内 貫太郎一家」なども女湯の脱衣場シーンなど毎回あった。
こんな番組をリストアップしても 多すぎてきりがない(笑)

急に真面目な話しにはなるが  
テレビだろうが 映画だろうが 芝居だろうが ユーチューブだろうが
「性的画像」はあふれれている。
何故だろうか・・・チコちゃんから質問されたら どう答える?(笑)

それは「性」に価値があるからであり 
価値があるからこそ「性」は商品になりうるのだ。
これは いつのころからか知らないが 古来人間社会ではそうであった。
売春が人類最古の職業であるとさえ言われるくらいである。

では 「性」に価値のない時代とはどのような時代なのだろう。
それは いつでも 誰とでも 望めば性交渉ができるという時代である。
そのようになってしまえば 性 には価値がない(笑)
ただ そんなことになってしまうと 皆が困るかもしれない。

もう一つの可能性としては 心理学者の 岸田 秀 先生が言うように
「性は幻想であり 性交は趣味である」との主張が世界的に認識される
時代が来ることであろうか(笑)

性に価値があるとすれば それが 或る商業として成立するのは当然である。
吉原遊郭然り 岡場所然り アダルト画像然り 風俗然り キャバクラ然り
と きりなく出てくる。

ドラマや映画が 人を描く以上 性の描写が出てくるのは必然である。
今回の大河ドラマは 遊郭が舞台ではあるが 蔦屋 重三郎 の人生を
描くうえで 遊郭 遊女 を描くことになるのはやむを得ない。
銭湯が舞台ならば それなりの映像が出ても不思議ではないと同じことだ。

いずれにしても テレビを見たり 映画を見たり Yuチューブを見れば
子供にとって 不都合な場面がたくさん出て当然である。
それを どう切り抜けるかが 親の対応の見せ所ということになる(笑)
裸 も暴力も戦争も詐欺も裏切りも 子供にとっての不適切なところは
たくさん出てくるのだから どう説明するのか・・・親の教育力が試される(笑)

従って べらぼう を見て子供が何か質問してきたら なるべくわかりやすく
説明しなくてはならない。
親としての責任だ(笑)
特に男親が説明しないといけないのかもしれない(汗)

なぜ性産業が年々隆盛を極めるのか?
説明できるか?

性を規制すれば性の価値があがり 性を野放しにすれば社会が混乱する
そんな矛盾をどうすればいいのか・・・家族で話し合ってみるのもいい(笑)
それが べらぼう というドラマの狙いである。 ホント?

ともかく人間は「性」の問題から離れることはできない。
答えがなかなか見つからないのは 当然である。
この20万年ばかり前から 解決していないのだから簡単ではない。

そのひとつの解決の道筋が 岸田 秀 先生の
「性的唯幻論序説」であると たこぼうずは体験的に確信する。
人間は本能の壊れた動物であり、本能の代わりにつくったのが自我である
との主張は説得力があった。ぜひ ご一読あれ!

現在 べらぼう に描かれている遊郭は存在しないが
それに代わるものは 現代でも存在し 近年 ますます隆盛の一途をたどっている。
現代が「性的清潔」を強く求める時代になったからである。

どう進んでも闇 というのが性の世界であろうか。
たこぼうずは ようやくその闇を抜けたところにたどり着いたのであった(笑)

では では 


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からかい上手の高木さん を観る

2024-07-26 15:34:24 | たこぼうずの映像中毒
F-353
「からかい上手の高木さん」という映画を観た。
きっかけは 深夜のTVドラマで 同じタイトルのものを観て面白かったからである。

テレビ版は 瀬戸内海の某高校で 隣の席の高木さんと自分との物語である。
これが面白かった(笑)
高木さんは 可愛くて 頭がいい・・・これだけで最強である(笑)

となりに座っている僕は平凡な男子?である。

そして 何と 高木さんは僕のことが好き!という前提である。
願ったりかなったり であるが ボッサら男子である僕は その高木さんの気持ちが
わからない(笑)
そこで 高木さんは そんんな自分の気持ちを伝えようとして いろいろと
僕をからかうような行動に出る。

思い出せば 高校生のころの男女の恋愛偏差値にはおおきな隔たりがある。
女子は 高校生ともなれば もう「大人」であるのに対して
男子は まだまだ 精神的に幼い面が多く 女子の気持ちを察することなど
できないので ボッサらしているものだ。
つまり 「鈍感」である(笑)

人生においては その人間関係において「鈍感」なのは しばしば有用である。

また 自分の気持ちに気づいたとしても それを伝えるのに不器用である。
それが 男子というものであり その もたもた感が 観ていていとおしい(笑)

このドラマ、映画は 高木さんが自分の気持ちを伝えたいために しばしば
僕をからかうような言動に出るのであって、決して僕を馬鹿にしたりしていない。

女の子のほうから「好きだ!」というメッセージを発信しているのに
それに気づかない ボッサら男子というのが tVドラマのテーマであるなら
映画はその続編であり 成人してから お互いの気持ちに気づくまでの
物語である。
つまり ひとは 自分の本当の気持ちに気づき
それを 相手に伝えることが いかに困難なことかを 表現したものである。

中森 明菜の歌(井上 陽水 作詞 作曲)で「飾りじゃないのよ涙は」という歌
があるが、 そのなかで「好きだと 言ってるじゃないの Ho Ho」 という
ところが あるのだが 女性がそう言ってるのは なんとカッコイイことか(笑)
と カバーズという番組で 宮本さんが言っていたぞ(笑)

つまり 女子は そういう男子の優柔不断というか ボッサらぶりに
うんざりしているものと 思われる(笑)

恋愛物語というのは その大部分が悲劇で終わるのに対して この
「からかい上手の高木さん」がハッピーエンドであるというのも 救われる(笑)

過去の悲劇的な自分を思い 幻想に浸るたこぼうずなのであった(笑)

では では


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ドラマ「セクシー田中さん」を観る

2023-12-16 09:21:53 | たこぼうずの映像中毒
F-344
このドラマの原作は見ていない。
そのつもりで この文章も読んでもらいたいと思う。

最初はタイトルからして、また日曜夜遅い放映時間といい 当然のことながら
少しエッチなドラマかと 期待したのであるが 見事に裏切られた(笑)

主人公は40歳を過ぎた 経理部のOL 田中さん(Tさん)が自分の殻を
打ち破りたくて趣味でベリーダンスを始めたところから始まる。田中さんは
いわゆる地味な性格と容姿であり 性格もネガティブなところも多い 普通の
OLである。しかし ダンスを始めることで 自分が変わり始める。

ところで ベリーダンスを皆さんは見たことがあるだろうか。
たこぼうずは 東京 神楽坂で一度 ある。ずいぶん前になるが
両親の金婚式のお祝いの東京旅行の際に 兄が設営したものだ。

正直言って たこぼうずは もっとエロスに溢れたダンスだと勝手に思って
いたのであるが 実際に接してみると もちろん衣装やしぐさなど セクシーな
面はあるのだが 体操(エクササイズ)に近い、つまり「運動」といった
印象を受けて驚いた(笑) 
自分のよこしまな感情に恥じ入った次第である。

そして Tさんのダンスを見て すっかりファンになってしまった朱里さん(Aさん)
Aさんは いわゆる愛されキャラで 若くてかわいいし 明るくて前向きキャラである。

そしてTさんと接することで だんだん自分を変えていくことになる 笙野(Sくん)
が人間的に目覚めていくところも 面白い。

4人目はモテモテキャラの小西(Kくん)であるが 彼も自分に張られたレッテルに
悩んでいて 彼の変化していくところも見どころである。

この4人を中心にドラマは進んでいくのであるが 二組の男女の恋愛ドラマと
思いきや、この4人の
「自分表現 覚醒ドラマ」という真面目な側面のある物語であった。

4人それぞれが 「地味で目立たない 積極的でない」とか
「自分勝手で 自己中心的だ」とか「可愛くて 明るく 少しおバカだ」とか
「モテモテで どの女性ともそつなく接する」とかの 自分に張られたレッテルについて
脱却しようと 悩んでいるのだが・・・

ひとは誰でも 素直に自分を表現したい ものであるが 現実とのギャップに
悩むものである。
本当の自分を素直に表現するにはどうしたらいいのか・・・
相手の素直な気持ちにどう答えたらいいのか・・・
田中さんは 人を変えていく人である。

それが このドラマのテーマである・・・と思ったが いかが?(笑)
決してベリーダンスの紹介ドラマではない(笑)

この 軽くないテーマを ハイテンポな大都会で 気持ちよく展開させている
というのが このドラマのキモであると感じるのである。

このたこぼうずも 時に「真面目な人」と評されることがあり 困惑するのであるが
「不良である」と決めつけられるのも不本意である(笑)
いちばん 自分にしっくりくるのが「変わった人」という評価である(笑)
しかしながら 毎日の仕事の場などでは「普通の人」として生活している。

昔、子供のころの娘から
「お父さんは 変わった人 と言われたときにうれしそう」だと 核心をつかれた
ことがある(笑) 「変人」のタイトルはたこぼうずにとっては誇らしい評価である。
平凡な生活でいいが 平凡な人でいいとは 思っていない(笑)

たこぼうずも このドラマを全部観たあとに 「素直な人」になっているのかも
しれない(笑) もしそうなれば このドラマのチカラである。

たこぼうずの「自分の殻」はけっこう固いと思われるが 友人のレモンさんに
言わせると 年齢とともに だんだんやわらかくなってきてるよ ということだ。
このドラマの影響で もっと素直になれるかもしれない。

では では

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BS「おわら風の盆」の生中継を観た

2023-09-29 16:17:46 | たこぼうずの映像中毒
F-338
たこぼうずは博学であるので、以前より「風の盆」なるものがあることは
知っていた(笑)

基礎知識として 富山県の八尾という小さな街に人口の何倍もの観光客が
集まる とか 徹夜で踊る とか は知っていたが どんな 踊りであるか
どんな音曲であるか などはまったく知らなかった。
この9月の始めころは 台風も多く、風を鎮めるためと お米の豊作を祈る
ということから始まった踊りらしい・・・その後 知った(笑)

番組全体を観終わって すごく感動した!!!
踊りは 優雅(女性)で 力強い(男性) が それだけではない奥行を
感じさせるオーラのようなものがある(笑)
伴奏(地方というらしい)は三味線が主であり 珍しいことに 胡弓が
哀愁を帯びた旋律を放って 物悲しい感じではあるが こころに訴えかける
ちからがある。また 唄もなんと言ってるのかは ほとんどわからんが
とても情感にあふれている。地方:じかたと読む・・・伴奏のことだ
拍子をとる太鼓も とても効果的である。
日本人でよかった~ と思える 演奏と踊りである

11の町内毎に それぞれ地方と踊りがあって 踊りの振り付けはどこの
町内も同じであるが 少しづつ個性があるとのこと。

見ていて(聴いていて)まあ何時間でも飽きない のが不思議である。
ずっと聴いていられる 見ていられる・・・徹夜で踊ることもできる
に違いないと思った。

ただ たこぼうずが このブログで訴えたかったのは そんな感動話しではない(笑)

番組の司会は NHKのベテランアナウンサーのM氏であるが、この人が
悪いのではなく 番組の台本がマズイのだろう。
ともかく「しゃべり過ぎ」である(笑)

たこぼうずのように 風の盆に無知な人もいるのであるから 説明、解説は
もちろんそれなりに必要なことであろう。
だから 地元出身の女優さんのSさん とかSさんの同級生のKさんとかが
いろいろと話してくださるのである。それはいい(笑)

たこぼうずが 少しがっかりしたのは せっかく踊りと演奏は始まっているのに
司会のM氏が その最中でどんどんというか 積極的に話しを挟むので
気持ちが削がれてしまうというか 要するにうるさいだけである(笑)
静かに 観賞させてくれ。

解説や説明は 演奏の前か後にすればよいのであって 演奏中は ゆっくりと
それを楽しみたいものではないのだろうか?
踊りの最中に 犬が道路を横切ったら「あっ 犬が通りました!」

見ていればわかることである(笑)
しかも それが どうしたというのだ(笑)

鏡町の踊りのときに 女性の衣装を見て 「この街は浴衣のがらが違いますね」
踊りが終わってから 訊けばいいことである(笑)

演奏が始まり 踊り手が広場に入ってくるなり「あっ まず男性の踊り手が
入ってきました!」とさ。たこぼうずでも画面からわかる(笑)

ほとんどの どんな音楽会でも 演奏中に話しを挟むなどということはない。
NHKの歌番組でも クラシックのコンサートでも 演奏中に誰かが口を挟む
などというこはない筈だ。

そもそも演奏者に失礼であると思うがどうだろう。

何を どう 感じるかは ともかくとして 演奏と踊りはしっかりと
最初から最後まで つまり おわら風の盆のすばらしさを伝えるべきだ!

3時間にも及ぶ番組で おわら風の盆 の歴史や踊りの所作、町内毎の個性など
充分話しを聞く時間があるではないか?たとえば それに1時間を費やしたと
しても なお おわら風の盆の踊りと曲を楽しむ時間は2時間もあるのだ(笑)

たこぼうずの気持ちとしては 解説はほどほどでいいので ゆっくりと
じっくりと おわら風の盆に 浸っていたいということであった。

アナウンサーとしてはお仕事なので なるべく沢山の情報を視聴者に伝えたい
と 思ったのだろうが・・・少し残念な中継であった。

おしゃべりも 時によりけり という(笑)
今度 中継があるとしたら ゆっくりと楽しみたいものである。

では では
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中村 仲蔵 出世階段(しゅっせのきざはし)を観る

2022-12-30 16:01:13 | たこぼうずの映像中毒
F-318
これは江戸時代の歌舞伎のお話しである
たこぼうずは江戸時代に限らず、歌舞伎についてはまったく知らない
無教養の人間であるが、このドラマは大いに楽しめた。
ただし 階段を「きざはし」とは 読めなんだ(笑)

従って 歌舞伎の世界を知らない多くの人たちにも感動を呼び覚ます
近年 稀に見る名作ドラマではないのか?
NHK なかなかやるもんだ(笑)

そーとー チカラが入った ドラマである。ぜひ ご覧あれ!

だいたい 配役が並大抵ではない。
主役の 中村 勘九郎 さんはいいとしても
市村 正親さん 吉田 鋼太郎さん 中村 七之助さん 尾上 松也さん
上白石 萌音さん 若林 麻由美さん 名取 裕子さん
段田 安則さん 藤原 竜也さん 高島 政宏さん などなど・・・
見たとこもないような 豪華 メンバー である(笑)

見どころのひとつは 配役を見た通り 歌舞伎俳優と一般の俳優とが
一緒に江戸時代の日常の演技と歌舞伎の舞台の演技を 混ざってするというのは
滅多にない というところか。たこぼうずもこんなの初めてだ(笑)
おっと 大河ドラマなどでは 時々あることであるが・・・
不自然さをあまり感じないのは さすが 日本を代表する役者ばかりだからだ。
違うジャンルの俳優が 一緒になって芝居をすると 
お互いに 独特の火花が散ったように響き合い いい緊張感が漂うように
感じられた。

お話しというのが 江戸時代 伝説の歌舞伎役者といわれる
中村 仲蔵 の 大部屋役者から大名跡となった 立身出世物語りである。

まさか!と思うほど リアルにお芝居が進むのは やはり役者の力量と
いうものだろう。

知識のないたこぼうずでも知っていることだが 歌舞伎の世界では いわゆる
名門の出ということが重視される。
中村 仲蔵 は そんな名門の出ではないのだが 大看板となったのには
人知れぬ苦労があった・・・ずいぶん周囲からのやっかみによるいじめがあった
がしかし それを乗り越えて「名人 仲蔵」と呼ばれるようになった物語りである。

特に 仮名手本忠臣蔵の5段目(当時たいくつな弁当幕と呼ばれていた)を
現代演じられているようなドラマチックなお芝居に見せ場として確立させたのは
まさしく この中村 仲蔵 である。

その演技は 観客の度肝を抜くものであったのだが 
その演技に 至る 苦労も見どころであり。
その演技の 瞬間の 中村座の雰囲気も胸打たれるものがある。

あまりにすごい演技だと 観客は静まり返ってしまうものである(笑)
そんな瞬間が その江戸時代ではなく この現代に体験できることは
まったく驚きである・・・というほどの演技だ(笑)

楽しくもあり、感動的でもあるドラマであるので 多くの方に観てもらいたい。
たこぼうずは 早速DVDを購入してしまった(笑)

仲蔵が 一瞬セリフを忘れてしまったときの とっさの対応も面白いし
上白石 萌音 もいい感じである(笑)
歌舞伎も新劇もない そこにはいい演技をしようとする人たちの
必死の努力がわかるだけである。
それにしても そば屋の女将が 名取 裕子 では キレイすぎないか?(笑)
謎のさむらい 藤原 竜也 は カッコよすぎないか?(笑)

ここ数年では たこぼうずが最もお薦めする時代劇である。

さて この投稿で2022年は最後となります。
全世界に10名ほどの愛読者の皆様 
来年も 可能なかぎり 我楽多ブログを書き続けますので よろしく(笑)

では では

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