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たこぼうずの我楽多呆告

とある事情から浜松市在住の医療関係者となった 風来坊の突発的日記

東京8耐酒場レース

2014-12-01 18:02:05 | たこぼうずの旅行
モータースポーツの世界では鈴鹿8耐・・・「鈴鹿8時間耐久レース」は
たいへん有名であるが・・・
今回たこぼうずは「東京8時間耐久酒場駅伝」なる企画をA氏に提案し、
A氏は奥様のグァム旅行と引き換えにこの駅伝に気持ちよく参加を表明した。

東京8耐は浜松を出発して昼ころ東京に到着し、それから8時間かけて
中央線沿線の5軒の酒場で飲み食いし、20時頃の新幹線で浜松に帰る
という壮大な、しかもバカバカしい企画である。
たこぼうず渾身の企画と言ってよい。

そもそも8時間で5軒の酒場を回るのが可能かという問題はあるが、
僕の予想では最終コースの神田ガード下「大越」あたりではすでに
グデグデになっている筈で、もう長居できる状態ではないと思われる。

A氏と僕とはもちろん休みの日は違うのだが、その辺は前述のごとく
奥様とA氏との不平等条約が成立したからには問題がない・・・か?

一部企画がバレてしまったが、たこぼうずが3年間あたためていた企画
の概要は以下の通りである。
1 神田「まつや」
2 中野「第二力酒蔵」
3 中野「よね田」
4 四谷「鈴傳」
5 神田「大越」
移動距離、時間、食事と酒のバランスなどJTBでも不可能なほどの理想的な
流れである。
これならばA氏がたとえ奥様といろいろあったにせよ、断るとは考えにくい。
それくらい隙のない企画である

1 神田「まつや」千代田区神田須田町1-13
まつやを酒場と言っていいかどうかは意見が別れるところだろうが、
蕎麦屋酒が大好きな二人にとってはしっかり「酒場」であるし、
東京に来て「まつや」に寄らないなど、考えられないので、今回
ここをスタートの駅と決めさせていただいた。
もちろんA氏に異存などあるわけがない。
昼頃にしては若干座席に余裕があって、すぐに座れたのは幸運である。
昨年の12月31日に来店したわたしの娘は3時間待ったそうだ(汗)
まずは「焼き鳥」のタレと塩を頼んで菊正の樽酒を冷やで2本注文。
A氏に「ここで飲むのはこれだけだぞ!」と念を押す。
A氏とは新幹線の作戦会議で、ともかく最初からあまりアクセルを
踏まないようにしようと、堅く誓いあったのでした。
ゆっくり、ゆっくり飲む。
そのあと僕は「もり」、A氏は「かけ」を食べただけで店を出る。

まつやから御茶ノ水の駅に向かう・・・
東京を少し知っている人は、それだと上り坂がキツくないか?
と心配するかもしれないが、最近は洋食の「松栄亭」の先の
信号を渡ると、それからは立派なオフィスビルが高台の御茶ノ水駅
まで林立していて、エスカレーターで聖橋口前までスルスルと
連れていってくれる。

2 中野「第二力酒蔵」中野区中野5-32-15
中央線の快速に乗れば中野はすぐである。しかも酒場は北口を出て
5分もかからない。
ここは魚のうまい店であるが、安い!という店ではない。いい魚を
それなりの値段で食べられる店である。居酒屋のジャンルには
入らないかもしれない。
ここでは予定通り、少し本格的にゆっくり飲む。
まず生ビールで今回の8時間耐久酒場駅伝が実現したことを祝して
乾杯のあと、刺身や焼き魚など頼んでその後僕は芋焼酎、A氏は
日本酒でボチボチ・・・ここでもゆっくり飲む。
しかし、発見したのだが、あまりゆっくり飲むと食べるほうが進んでしまう!
しかし2軒目であるので、まだまだ余裕で飲み食いする(これがあとで響く
次の「よね田」が16時開店なので、近づくころにはお腹にこたえない
普段は高級で頼まない「このわた」などでチビチビやる。

3 「よね田」中野区中野5-63-5
ここは50Mくらい歩けば到着する。
しかし、少々酒が入った二人はここでとんでもない失敗をやらかすことになる。
このお店は基本的に焼き鳥屋さんであるので、名物の「つくね」だけ頼んで
さらっと飲む予定であったが・・・
僕がうっかりメニューの「どて煮」を見つけて頼んでしまったのが間違い
だった。そうなれば対抗上A氏は大好きな「レバー焼き」を頼むことになり、
「つくね」も頼んで焼酎を飲み始めた結果、もちろんどれもおいしいのであるが、
巨大つくねに圧倒されて二人とも満腹になってしまった
やってしまいました・・・反省↓

さて駅に戻って、また中央線快速で四谷に向かう。

4 「鈴傳」新宿区四谷1-10
ここは「アトレ」のある出口から大きな交差点を渡ってすぐである。
やはり駅から5分以内で行ける酒屋の脇にある角打ち(立ち飲み)
酒場で、細長い店内は5時半ですでにほとんどいっぱいという状態。
テーブルの前に陣取ってA氏とカウンターのところに行って、酒と
つまみを注文する。ここは先払いなので気が楽。
しかしA氏も満腹で食べられない・・・好物の「ポテサラ」
僕もほぼ満腹・・・「春雨中華風サラダ」
ここで気がつくのだが、酒は飲めても、もう食べられない(泣)
残念だが「たすきリレー」をどうしてもしなければならないのが
駅伝である。早々に最終区間に向かう。

5 「大越」千代田区鍛冶町2-14-3
この酒場は西口から出て南にガード下をたどれば3分で着くのだが
二人とも満腹のためにヘトヘト・・・
相変わらず込んだ店内の中ほどに座るが、もう気力がエンプティーである。
ようやく芋焼酎の水割りと「ニラの卵とじ」を注文。
黒柳徹子ふうの髪型の名物おばちゃんの顔を見たし、前回飲んだときの
ふらふらおじちゃんとも会ったので、それだけで満足?して東京駅に
向かった。ヤレヤレ

まだ19時だがちょうど「ひかり」に乗れたので、予定より早いが
無口になったA氏と帰路についた。もちろん車内でビールを飲む
チカラはもう残っていませんでしたとさ(笑)

二日後、浜松の伝馬町にある「や台すし」でしょう油味のもつ鍋反省会をしました。
その結果・・・当然のことですが「食べすぎ」はいかん!飲めなくなる
という結論に達しました。
おいしいもつ鍋をいただいて近くのカラオケに行き、騒いだあと
店を出てA氏曰く
今度は赤羽か王子あたりでやろうか!」
とても楽しみであります。懲りない二人のほんとうの耐久珍道中でした


メニュー探検隊日帰り蕎麦屋マラソン

2012-11-23 09:19:56 | たこぼうずの旅行
先日メニュー探検隊のN氏とたまたま休みが一致したので東京日帰りで
蕎麦屋をまわる旅行をしようと突然決まりました。

それでも朝のうちはお互いに会社の役割が重要?なために結局11時ころ出発となってしまいました。

東京に着いたのはもう1時過ぎ。何せ「こだま」ですから2時間かかるのです。

さてすぐにお決まりの「まつや」に急行!
神田「まつや」とは言うものの、JRの神田駅からはかなり歩きます。
ですからJRの場合は秋葉原から歩いたほうが早いのです。もう途中から二人とも小走り(笑)

昼のピーク時を過ぎたせいか意外と空席あり。
すぐに「やきとり」の「たれ」と「塩」を頼んで菊正宗の樽酒(冷)でチビチビやる。
いつもながら焼き鳥屋でもないのに絶品!!
N氏は鳥の風味が残るなどと生意気なことを言って「塩派」
僕はショユラーですから「たれ派」
でもお互いに相手の焼き鳥を遠慮なく食べる・・・そうそう付け合せの白ねぎに味がしみ込んでこれも最高!

いつ来てもまた来たくなるねと言いながらN氏は「ごま蕎麦」を注文
僕は「もりそば」を注文して蕎麦をあてにさらに飲む。
そば湯を楽しんでいる時には、もうすっかり幸福感でふわふわしていました。

しかし、きょうはここで沈没している場合じゃない!
気分よく「まつや」を出てJR神田駅までぶらぶら。途中のカフェで小休止。

次にJR有楽町駅まで行くと早速「泰明庵」に急行。
銀座「泰明庵」はけっこう有楽町の駅からは離れていて、新橋の駅とのちょうど中間地点くらいになるのかもしれません。

店内に入るとサラリーマンを中心にほぼ満席。
一瞬どうしようかと思ったら僕の誠実そうな雰囲気がそうさせたと思うのですが「お二階にどうぞ!」とすぐ親切に案内してくれました。
右側の急な階段を上がると二階はけっこう広い。二人とも二階席は初めてです。
メニューを見始めるとすぐに「お飲みになりますか?」と聞かれます。
以前も同じことを座るとすぐに聞かれたのでN氏がよほど酒飲みに見えるためだとブログに書いたのですが、今回冷静になって観察してみると、要するに蕎麦、うどん、丼ものなどのメニューを貼ってある壁と酒の銘柄やあてのメニューが貼ってある壁面が違うので、あてのメニューを見ていたわれわれは飲みに来たのがまる分かりなのでした。

さっそく「ふぐ白子のてんぷら」「にらたまごとじ」「〆さば」を注文して僕はいも焼酎の水割り。N氏は青森の酒で「彩霞」というのを注文。蕎麦は「かもせいろ」と「てんざる」を頼んでまたまた酒が進む。

「きょうは最高の休みになったね」などと気楽なことを言いながらアルコール追加。
いい気分で「泰明庵」を出ました。

さてここでもう満腹、満タンに近い状態だったのですが、N氏が東京駅の大丸の12階に「布屋太兵衛」があると言い出しました。聞いた以上は行かねばなりません。
しかしまずは大丸1階のスタバでしばし休憩。

正確には「永坂更科 布屋太兵衛」老舗の名店です。
しかしここではもうあてを頼む元気がなく僕は「ミニ穴子丼とお蕎麦のセット」、N氏は「てんざるセット」を頼んで銘柄は忘れたが超辛口の日本酒を二人で飲む。
これは好みの問題だが、僕は蕎麦の実の皮を取った更科蕎麦はちょっと苦手。かと言って真っ黒な田舎蕎麦というのもどうかと思うのですが・・・皆さんはいかがでしょうか。
N氏から「よく食べられるね」などと嫌味を言われながら穴子丼の味に大満足。
そばつゆが「甘口」と「辛口」の両方出てくるのは初めてだったけど、なかなかいいアイデアかもしれません。
もちろんたいへんおいしいのですが・・・東京駅大丸の12階ということで、さすがにお値段も高めでここでゆっくり飲むとなると二人で相当な金額になるのではないかと、思った次第です。

さて、これで帰ろうということになり、6時過ぎの新幹線で浜松に戻りました。
もちろん「こだま」です。
二人で話したのは「僕たちやっぱり庶民派の蕎麦屋が向いているね」ということでした。
すっかり暗くなった浜松駅に戻り、いい気分で別れました。
これで今回のメニュー探検隊の突撃お気楽東京遠征は無事終了いたしました。


メニュー探検隊静岡に現る!

2011-12-26 18:20:35 | たこぼうずの旅行
メニュー探検隊の静岡遠征報告です。

ところで静岡の人はなぜか「しぞーか」と発音するんですね。

今回は用事が夕方終わったので「駅の近くのおいしい蕎麦屋で飲みたい」とN氏に
リクエストすると、さすがに物知り、すぐに、では「つむらや」に行きましょう、
ということになりました。
僕が蕎麦屋酒が大好きなのを知っているのです。

つむらや」  静岡市 葵区 鷹匠 2-13-7
駅から遠くないのですが、ちょっとわかりにくいのはいつものこと。

静岡銀行の伝馬町支店を北に歩くとすぐに踏み切りがあり、その向こうには有名な
くすり屋さんのチェーン店がありますからそれを右に曲がります。
二本目の角を左に曲がるとすぐ右側にあります。

駐車場は店の前に4台?さらに向かい側に何台分か確保してあるので、クルマでも
大丈夫だと思います。ただしそれでは飲めません。

店の外観は古風でなかなかいい感じ。
食べる順番を待つ椅子が外の並んでいるが、外で待つのはちょっとツライ気がする。

N氏は慣れた感じでどんどん中へ・・・店内はほぼ満席(18時ころです)
奥のテーブルで相席で座れたのでよかった、よかった。

早速N氏は日本酒、僕は芋焼酎を飲み始める。
アテは定番の出汁まきたまごはもちろんだが、この店独自のものが多くて楽しい。
ソーセージの盛り合わせまであります。ただし冷奴をたのむと一丁の豆腐が出て
くるので要注意。

ころあいをみて二人でせいろ蕎麦を手繰って大満足で浜松に戻りました。
そうそうN氏は生意気にも鴨せいろを注文しておりました。

「つむらや」さんの名物は桜海老のかき揚げとか磯おろしとかなんでしょうが、
何を注文しても間違いがない店だと思いました。
おにわそと」「ふくわうち」という変わったメニューもありますよ。

アテも酒も蕎麦も雰囲気も最高な静岡の名店でした。
それにしてもN氏は何でこんなにいろんな店を知っているのだろうか。

メニュー探検隊の東京遠征 (1)

2011-12-05 18:54:06 | たこぼうずの旅行
先週一泊で東京に行ってまいりました。

結成したばかりの浜松メニュー探検隊の最初の遠征になります。
隊長は浜松在住のN氏・・・飲食関係ですが、かなり有名な人なのでプロフィール
を書けないのが残念です。
隊員は今のところ僕だけですから隊長と隊員の2名だけの探検隊です。

名前の由来は・・・N氏が毎晩のように?飲みに出るので、奥様(美人です)が
「今日も出かけるの?」と少し皮肉をこめて言ったところN氏は
「メニューの研究に行ってくるから」と平然と答えたという逸話からです。

さて東京です。
二人とも午前中に仕事を済ませて、というか強引に終わらせて3時ころ最初の目的地
神田「まつや」に到着。
ここは東京に行ったら、どうしても寄りたい蕎麦屋です。
僕の評価では日本一の蕎麦屋なのですが・・・皆さんはそれぞれ違う評価なのでしょう。

まずはお店の古びたたたずまいが何とも風情があります。
ビルに挟まれていますが古色蒼然とした木造二階建ての店舗には歴史を積み重ねてきた
重みがあります。

左右に入り口があるように見えますが、入り口は右側の扉です。そう書いてあります。
しかし左の扉から入っても叱られるわけではありません。

まずは「焼き鳥」を塩とタレで1皿づつたのんで菊正宗のたる酒を飲む。
アルコール類はビールか菊正宗のたる酒を冷やか燗で飲むかというシンプルなラインナップ。
二人だからいいけど、一人のときには塩かタレかでどうしようかと迷うのです。
串に刺してない「焼き鳥」が、焼き鳥屋でもない「まつや」でどうしてこんなにおいしいのか、
今でも謎です。
しかしおいしくてお酒が進みます。
「まつや」では約8割の人が昼間から飲んでいまして、大変雰囲気もいいのです。
昼食時や夕食時は満員で座れませんので、午後3時~4時くらいの中途半端な時間がおすすめです。

さていい気分になったところで、せいろを一枚たぐります。
「まつや」の蕎麦は本当においしい。つゆも僕好みで味わい深い。
これだけ混んでる店なのに、ゆったりできるのは何故だろうと考えてしまいます。
この「まつや」の雰囲気だけは、他のどこの蕎麦屋でも味わったことのないものです。

また行こう、といつも思わせてくれる最高の蕎麦屋です。


二日目の1時すぎに、今回始めて銀座の「泰明庵」という蕎麦屋に入ってみました。
以前から行ってみたかったお店で、銀座の泰明小学校の近くにあります。
ここも「まつや」と同じくすこぶる大衆的な蕎麦屋さんです。

店に入ると正面の壁にたくさんメニューが紙に書いて貼ってあります。
二人できょろきょろ見ていたら、店のおばちゃんに「お飲みになります?」と
聞かれてしまいました。N氏がよほど酒飲みに映ったのでしょう。

まず江戸前の魚のてんぷら盛り合わせとホタテの磯辺焼きをたのんで、僕は芋焼酎。
N氏は有名な日本酒を飲み始めました。
盛り上がったとこでだしまき玉子を追加してさらに飲む。
ここでもシメにせいろをたぐって、いい感じ。おつゆも「まつや」に似て僕が好きな味。
心残りは黒むつの煮付けを注文しなかったこと。次回もいろいろとチャレンジしてみたいねと話しながら
気分よく銀座の午後の街を浮遊感を楽しみながら歩き出しました。

今回の遠征で寄った2軒の蕎麦屋を紹介しましたが、「まつや」「泰明庵」とも
浜松メニュー探検隊おすすめの店です。
味よし、雰囲気よし、店に入って何をたのんでもハズレはない・・・と思います。
この2軒の蕎麦屋に入って、怪しげな男性二人を発見しましたら、遠州弁であることを
ご確認のうえ「浜松メニュー探検隊の方ですか?」と勇気を出して話しかけてみてください。