客席は半分以上が‘認知症’の高齢者である。
だからといって、手抜きはできないっ。
まだ少し熱っぽくてだるい身体を引きずって、あてれんは淡谷のり子ショーの舞台に立った。
司会の男性があてれんを紹介する声が楽屋に聞こえた。
『それでは、淡谷のり子の‘別れのブルース’です。どーぞー!』
イントロが始まると同時に幕が上がった。
腕を胸の前で組んだあてれんが登場すると、客席は一気に沸いた。
『窓をあけ~れば~♪』
少々鼻声ではあったが、あてれんの歌声はマイクを伝い、客席に響いていたようだっだ。
言葉の不自由なお客様が、一緒に歌っているのが聞こえた。
『頑張ろう。あの人だって歌っているんだから・・』
2番まで歌いきったとき、どっと拍手が起こった。
あてれんは、淡谷のり子風の上から目線の態度でお辞儀をし、幕の裏へと消えていった・・・・。
終わったわ・・。
これで私の仕事が・・・・。
・・・と書きたいところだが。
昨日の本番は、一度のリハーサルもなく行われ、不慣れな司会のウダウダな進行により、
催し物全体が本当に情けないものに終わってしまったのである
トップバッターはあてれんの淡谷のり子。
楽屋と書いたが、そんなものはうちの施設にあるはずもなく、カーテンで仕切られた風呂場の脱衣場がそれである。
トップバッターのあてれんは、一人で風呂場でメイクをし、アフロのカツラと借り物のドレスに着替え、
脱衣場で腕を組みながらウダウダの進行を待っていたのである。
『あれ?おかしいな。ちょっと待ってくださいねー。』とか
『淡谷のり子って、音楽いるの?』とか、
本番になってもそんなこと言ってる司会者に、ちょっとイラっとしたのは言うまでもない。
そして、やっと淡谷のり子の紹介が終わり、少しの間のあと‘別れのブルース’のイントロが流れたので
あてれんは淡谷のり子のスタイルで、脱衣場とホールの仕切りのカーテンを開け、出て行ったのだが・・
『あ!ちょっと間違った!もう一回!ごめんごめん!やり直すわ!』
とまた司会進行のドタバタで、一旦カーテンの裏にあわてて引っ込み、
2回目のイントロで再登場となったわけである。
想像してほしい・・それがどんなにこっ恥ずかしいことか・・。
当然、客席の驚きも笑いも半減である。
お笑い芸人にとってこれはぜったいに納得のいかない舞台である。
おまけに風邪が治りきらずに鼻声で高音も低音も出ず(意外と音域が広い歌なのだ)
あれほど司会者に頼んでおいた‘マイクエコー上げてごまかして!’の注文も忘れられており、
客席で歌う声に助けられ、5分間のステージが終わったという結果である・・・
しかーし!!!!
あてれんには、まだチャンスが残っていたっ
昨日の本番は、うちの事業所独自の敬老会であり、
17日には4つの事業所全部が集まる合同の大きな敬老会があるのだ。
今度はそこでまた、淡谷のり子を披露する
17日の大きなイベントは、司会も慣れた職員がやるので
きっときっと大丈夫であろう。
客席も昨日の4倍、120人くらいの利用者さんが集まる予定である。
次こそは絶対に湧かすぞ~~~~
(最近、自分がどこに向かっているのか分からなくなることがある。)
楽屋・・・・脱衣所にて撮影。


次ぎは天童よしみをやりたいと強く思うあてれんであった・・・。
だからといって、手抜きはできないっ。
まだ少し熱っぽくてだるい身体を引きずって、あてれんは淡谷のり子ショーの舞台に立った。
司会の男性があてれんを紹介する声が楽屋に聞こえた。
『それでは、淡谷のり子の‘別れのブルース’です。どーぞー!』
イントロが始まると同時に幕が上がった。
腕を胸の前で組んだあてれんが登場すると、客席は一気に沸いた。
『窓をあけ~れば~♪』
少々鼻声ではあったが、あてれんの歌声はマイクを伝い、客席に響いていたようだっだ。
言葉の不自由なお客様が、一緒に歌っているのが聞こえた。
『頑張ろう。あの人だって歌っているんだから・・』
2番まで歌いきったとき、どっと拍手が起こった。
あてれんは、淡谷のり子風の上から目線の態度でお辞儀をし、幕の裏へと消えていった・・・・。
終わったわ・・。
これで私の仕事が・・・・。
・・・と書きたいところだが。
昨日の本番は、一度のリハーサルもなく行われ、不慣れな司会のウダウダな進行により、
催し物全体が本当に情けないものに終わってしまったのである

トップバッターはあてれんの淡谷のり子。
楽屋と書いたが、そんなものはうちの施設にあるはずもなく、カーテンで仕切られた風呂場の脱衣場がそれである。
トップバッターのあてれんは、一人で風呂場でメイクをし、アフロのカツラと借り物のドレスに着替え、
脱衣場で腕を組みながらウダウダの進行を待っていたのである。
『あれ?おかしいな。ちょっと待ってくださいねー。』とか
『淡谷のり子って、音楽いるの?』とか、
本番になってもそんなこと言ってる司会者に、ちょっとイラっとしたのは言うまでもない。
そして、やっと淡谷のり子の紹介が終わり、少しの間のあと‘別れのブルース’のイントロが流れたので
あてれんは淡谷のり子のスタイルで、脱衣場とホールの仕切りのカーテンを開け、出て行ったのだが・・
『あ!ちょっと間違った!もう一回!ごめんごめん!やり直すわ!』
とまた司会進行のドタバタで、一旦カーテンの裏にあわてて引っ込み、
2回目のイントロで再登場となったわけである。
想像してほしい・・それがどんなにこっ恥ずかしいことか・・。
当然、客席の驚きも笑いも半減である。
お笑い芸人にとってこれはぜったいに納得のいかない舞台である。
おまけに風邪が治りきらずに鼻声で高音も低音も出ず(意外と音域が広い歌なのだ)
あれほど司会者に頼んでおいた‘マイクエコー上げてごまかして!’の注文も忘れられており、
客席で歌う声に助けられ、5分間のステージが終わったという結果である・・・

しかーし!!!!
あてれんには、まだチャンスが残っていたっ

昨日の本番は、うちの事業所独自の敬老会であり、
17日には4つの事業所全部が集まる合同の大きな敬老会があるのだ。
今度はそこでまた、淡谷のり子を披露する

17日の大きなイベントは、司会も慣れた職員がやるので
きっときっと大丈夫であろう。
客席も昨日の4倍、120人くらいの利用者さんが集まる予定である。
次こそは絶対に湧かすぞ~~~~

(最近、自分がどこに向かっているのか分からなくなることがある。)
楽屋・・・・脱衣所にて撮影。


次ぎは天童よしみをやりたいと強く思うあてれんであった・・・。
お疲れ様でした~(^3^)/
ドレスもかつらもメイクもバッチリ♪
今回は 予行演習 ということで
次回 本領発揮 できるように
風邪を治してね~ 《*≧∀≦》
前日の『のり子』より、少しガオッた気が…。
5分間にかけるその情熱に、司会の人も答えてほしかったさね!!おたんこなす!
17日は最高のパフォーマンスをしてください。
何なら、16日、うちの町内会のサロンでリハーサルしますか。もちろん私が司会します。(本音は生で見てみたい)
次はもっと大きい舞台があてれんさんを待っているのね。できるわ!あてれんさんなら、必ずっ…
…って、本当にプロ意識が高いので真剣に応援しちゃうけど。。介護のプロで間違いないよね?私間違ってないよね?
次の舞台は体調も進行も音響も万全に、最高ののり子を演じてね!!
あてれんちゃんが
「私、大きくなったら歌手になる~!」
んで、私は、あてれんちゃんの専属デザイナーになる予定で‥
あれから、ン十年‥
私は、ただのおばちゃん
あてれんちゃんは、歌手、女優、お笑い!
大活躍ですね!
おじいちゃん、おばあちゃんが、喜んでくれてよかったね!
ナンだろう~
この感無量の思いは‥
17日も、頑張ってね!
P.S.天童よしみも、イケルと思うよ!
自分の顔にシワを書く瞬間って、気合が入ります。
『左右対称に、失敗してはいけない』みたいな。
結果、歌舞伎みたいな仕上がりになってしまいました。
風邪はあれからくしゃみと咳と鼻水になっております。
じゅるる・・。
みんなおったまげますよ@@
アンコールは天童よしみをやらせてね。
頭を傾げたくなります。
そして、いい人材を入れたもんだと本気で思いますよ。
17日は最高のパフォーマンスで驚かせちゃうぞーー!!
(燃え尽きるのだ)
夢にも思わなかったですっ。
地球市民ちゃんにメイクを頼めばよかったのか・・?
どう見ても歌舞伎役者に見えちゃうんだよね・・。