伊勢市長加藤光徳氏の自殺?の背景について

加藤光徳伊勢市長のご冥福をこころから願わずにおれません。マスコミでの報道をまとめました。

友人と電話 再開発事業挙げ相談

2006-03-08 11:27:43 | Weblog
友人と電話 再開発事業挙げ相談
中日新聞3月1日

 三重県伊勢市の自宅近くの山中で二十七日朝、首をつって死亡しているのが発見された加藤光徳市長(57)が、少し前、親しい会社社長の男性に「悩みがあるんや」と相談を持ちかけていたことが分かった。主治医にも「眠れない」と漏らしていた。三月一日に会う約束を交わしていた、この男性は「何かを言いたかったんだと思う。少しはブレーキになれたかもしれないのに」と悔やむ。

 男性は、加藤市長が県職員時代から親しくしてきた友人。別件で二十二日夜、電話した際、加藤市長は「二人で話がしたい。ちょっと疲れているから、酒抜きで」と切り出した。「悩みはいろいろある」と続ける中、具体的に挙がったのは長年さびれたままの伊勢市駅前の再開発事業だった。

 観光客が減少し、沈滞ムードの漂う同市の象徴ともいえる「駅前」。昨年十一月の市長選では活性化策が争点となり、市民の高い関心を集めた。二十四日には、整備計画の発表を控えていた。

 男性は二十五日、市内で開催された観光シンポジウムの会場で、加藤市長と顔を合わせた。加藤市長は「一日に会うのを楽しみにしているから」と笑顔で、かたく握手をかわした。男性は「本当にいい笑顔で、大丈夫だと思った。それが突然こんなことになって…。悔しい」と嘆いた。

 市によると加藤市長は就任後、年末年始に数日休んだ程度で、「仕事がめじろ押し。ハイペースで走っていた」(市幹部)。二月に入ってからは疲労が目立ち、周囲は「口数が少なくなった」「目に力がなかった」と振り返る。

 十七、二十日には主治医に「最近眠れない」と相談し、軽い睡眠薬を処方してもらっていた。主治医は「不眠と高血圧以外には何も病気はなかった。不眠は緊張やストレスが原因だと思うが、『死にたい』とか弱音はまったく聞かなかった」と無念そうに話した。

 一方、伊勢署は二十八日、加藤市長の遺体を司法解剖した結果、死亡推定時刻は二十六日夜と断定した。加藤市長は、散歩として自宅を出た二十六日午後五時すぎから同日夜の間に自殺を図ったとみられる。


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