足羽山の風

足羽山の花。福井・足羽山やその周辺を歩きながら,自然と親しんでいます。

ヒメリュウキンカ

2017-03-21 | 初春の植物(3-4月)
ヒメリュウキンカ(姫立金花)
(キンポウゲ科ウマノアシガタ属 / 2017.3.20 福井市 足羽川堤防)
久しぶりに足羽川堤防を歩いたら、大きな花が輝いていた。春はもうすぐだが、春の花はまだ少ない時期なので目立つ。
ヨーロッパ原産の園芸種だったようだが、野生化もしている。この花は堤防の一部のエリアにたくさん咲いていたが、他の場所では見られないので、誰かが持ち込んだのが始まりかもしれない。
リュウキンカに似ているが、ヒメリュウキンカの方が大きい。一般に「ヒメなんとか」というのは小さな方なのだが。
また、リュウキンカは沼など水気の多いところに咲くが、ヒメリュウキンカの方はある程度乾いたところで育つようだ。


白花ヒガンバナ

2015-09-23 | 秋の植物(9-11月)
白花ヒガンバナ(白花彼岸花・白花曼殊沙華)
(2015.9.22 足羽川堤防(福井市))

ちょうどお彼岸、あちこちにヒガンバナが咲いている。その中に白い花がある。ヒガンバナが何かの都合で白花となったのだろうと思っていたが、ヒガンバナとショウキズイセンの交雑種が白花のヒガンバナだという。
交雑するといっても、今の日本のヒガンバナは三倍体で種子ができないの。どこかで2倍体のヒガンバナと交雑したのであろう。
ここ足羽川堤防にはかなり多くの白花があるが、聞けば付近の人が世話をして増やしているのだという。さらに、それを掘って取って行くものもあって困っているのだとか。

INGRESS 足羽山

2015-01-29 | その他
Googleがスマホ用に提供している無料アプリに、INGRESS というのがある。
簡単に言うと、GPSを利用した地図上での陣取りゲームみたいなものである。
地図上にポータルと呼ぶ地点が決まっており、GPSスマホを持って、そこに実際に足を運ぶことでポイントやアイテムが得られ、ゲームが進行する。あまり一般には知られていないが、はまっている人も多い。

画像は足羽山に設置されたポータルの図である。青チームと緑チームがあり、色分けが現在の陣取りの状況である(2015.1.25現在)。駅前などでは、1時間もたたずに勢力図が書き換わるが、足羽山では、週単位くらいのようだ。

ポータルはユーザの申請で設置されるが、足羽山にはきわめて高密度にポータルが存在し、ちょっと散歩すれば相当の数のポータルを訪問できる。
ポータルとなるのは、石碑や銅像、彫刻など屋外モニュメント、神社、仏閣、鳥居や搭、郵便局や図書館などである。足羽山と周辺にはこれらのポータル候補物件が非常に多く、大量に申請・登録されたのだろう。

ポータルごとに、そばに立ち止まって、何やらスマホをいじっている人がいれば、INGRESS のエージェントかもしれません。

IMGRESS : Wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/Ingress

月食

2014-10-08 | その他
(2014.10.8 某駅頭にて)

今日は月食。
前回の日食は都合で準備できず、あまり見ることができなかったが、月食は特に準備もいらない。
でも、外出先だったので手持ちのコンデジではこの程度。

ヒレタゴボウ 鰭田牛蒡

2014-09-29 | 秋の植物(9-11月)
ヒレタゴボウ(鰭田牛蒡)
(アカバナ科チョウジタデ属 / 2014.9.26 足羽山麓(福井市))

足羽山西の水田、稲刈りが終わったあとだが、オモダカの白い花に混じって黄色い花がいくつか。ヒレタゴボウというらしい。アメリカミズキンバイともいう。紙の図鑑で載っているものは少ない。アメリカ原産の帰化植物、戦後に広がった水田雑草である。

タゴボウ(チョウジタデ)に似て、茎にヒレ状のもののあるということでの名前、根は白くて太いらしい。


渡りをする蝶 アサギマダラ

2014-09-27 | 動物
アサギマダラ(浅葱斑)
(タテハチョウ科アサギマダラ属 / 2014.9.26 足羽山(福井市))

足羽山でアサギマダラを見かけた。中程度の大きさで、アゲハなどと比べると力の無い感じで、ひらひら、ふわふわという感じで飛んでいた。
羽も逆光からみると白いところは光が透けて見えるような薄い感じがする蝶である。
よくヒヨドリバナの花に来ている。

この蝶が注目されるのは、こんなにか弱そうなのに驚くほど長距離を移動することである。
捕獲して羽に記号をマークして放したものが、遠く離れた場所で再捕獲されている。数百キロはあたりまえ、遠くは台湾まで飛んで行っている。
信じがたいですね。

アキノノゲシ

2014-09-26 | 秋の植物(9-11月)
アキノノゲシ(秋の野罌粟)
(キク科アキノノゲシ属 / 2014.9.26 足羽川堤防(福井市))

高さ1mほどから人の背丈にも達することもある大きな草で、2㎝ほどの薄黄色の花をいくつもつけている。
花が次々と咲き、花期は長い。花の色が他のキクの鮮やかな黄色とは異なって、淡い黄色で特徴的である。

キツネノマゴ

2014-09-25 | 秋の植物(9-11月)
キツネノマゴ(狐の孫)
(キツネノマゴ科キツネノマゴ属 / 2014.9.21 足羽川堤防(福井市))

夏から秋まで道端などに長い間咲いている花である。
小さな花が交代で咲くのだが、同時に咲いている数は多くなくであまり目立たない。
なぜキツネノマゴなのかはよくわからない。キツネは「狐」だろうが、マゴが「孫」かどうかもわからないと思う。



巨大スズメバチの巣

2014-09-24 | 動物
巨大スズメバチの巣
(2014.9.24 足羽山(福井市))

藤島神社口の不動尊の背後の断崖に、巨大な蜂の巣が見えた。
スズメバチの巣だろうが、これだけ離れた距離だとこわさは感じない。
それにしてもきれいな形である。

お彼岸の花 ヒガンバナ

2014-09-22 | 秋の植物(9-11月)
ヒガンバナ(彼岸花)
(ヒガンバナ科ヒガンバナ属 / 2014.9.21 足羽川堤防(福井市))

ちょうどお彼岸の頃、あちこちにヒガンバナが咲き始めた。
とはいえ、どこにでも咲いていいるわけでない。基本的に人里に咲くもので、山野や荒れ地などには見られない。日本のヒガンバナは種子ができないので、種子が自然に広がるということがない。
基本的には人の関わりで広がるようで、動物や自然の移動もあるかも知れないが、遠方に飛ぶことは難しいだろう。足羽山付近でも墓地や寺社の回りにはあるが、林縁などには見られない。


モンキアゲハとアベリア

2014-09-21 | 動物
モンキアゲハ(紋黄揚羽)
(アゲハチョウ科アゲハチョウ属 / 2014.9.21 足羽山(福井市))


足羽山の自動車道沿いに30メートルほど、アベリア(ハナゾノツクバネウツギ)が植えてあるところがあって、長期間にわたって花をつけている。あまり花期が長いのであまり季節感がないほどである。
今日は、その花に大きな黒いチョウがいくつも群れていた。モンキアゲハのようだ。
黒い羽に大きな白い紋が二つある。白い紋なのに紋黄とは?と思ったが、黄色っぽいものもあり、白いものも標本にすると黄色みが出てくるらしい。現場でなく、標本を見て名をつけたのだろう。
日本に分布するチョウとしては最大級の種類であるだという。


ヤマボウシの実

2014-09-07 | 夏の植物(7-8月)
ヤマボウシの実(山法師)
(ミズキ科ミズキ属 / 2014.8.31 足羽山(福井市))

以前ヤマボウシの花を載せ、その時、こう書いた。
『やがてぶつぶつのある赤い実ができる。wikipediaでは「果肉はやわらかく黄色からオレンジ色でありマンゴーのような甘さがある。果皮も熟したものはとても甘く、シャリシャリして砂糖粒のような食感がある。」とある。一応そのとおりだが、さほどうまくは無いと思う。』
実がついていたが、ごく少数だった。もう季節が終わったのか、食べられでもしたのか、よくわからない。

サルスベリ

2014-09-01 | 夏の植物(7-8月)
サルスベリ(百日紅)
(ミソハギ科サルスベリ属 / 2014.8.31 足羽山麓(福井市)

夏、福井で目立つのがサルスベリの花である。しかし足羽山上で見ないようだ。この写真は西山麓の和風庭園にあるもの。

幹がすべすべしていて、サルがすべりそうだということでこの名があるが、Wikipediaには「(実際には猿は滑ることなく簡単に上ってしまう)」と注がある。長期間赤い花がついているので、中国では百日紅と呼ぶ。

足羽山オリエンテーリング ファミリーコース2

2014-07-29 | オリエンテーリング
(6)西墓地、慈母観音の西下側にある。(5)から行くのなら西から階段を登って行くことになるだろう。


(7)車道から、林間の小道に入ってしばらく行ったところ。見つけたら車道に戻る。

(8)山頂植物園の奥、下側にある。外周に当たる園路を歩いて行けば見つかる。


(9)茶屋付近の小山にある。この辺は小古墳群のあとである。付近に九頭竜コースの(9)もあるので混同しないように。高い位置にあるのがこちらである。


(10)私としては、これを探すのが一番苦労した。車道から南側のようなので山奥町へ降りる道ぞいだろうと思ったがまったく見つからない。別の小道だったのだが、ほとんど使われてないようで降り口も目立たない。散歩の人が通りかかるようなことはなさそうである。標識の位置から下は通行困難になってしまったようで行き止まり状態である。


以上でファミリーコースが終わりだが、(10)が発見困難でアプローチの道も悪い。これ以外は「ファミリー」といえるかもしれないが。
(以上の画像は最近のものではないので、付近の状況など変わっているかもしれません。)


足羽山オリエンテーリング ファミリーコース1

2014-07-26 | オリエンテーリング
足羽山オリエンテーリングの「ファミリーコース」のポイントを紹介する。名前からして子供連れで回れるような楽なコースかと思ったが、そうでもない。歩きの程度は九頭竜コースと同じくらいだし、ポイントで難しいものもある。

(1)「どんぐりの道」という自然歩道ぞいにある。山上の車道脇から、山すそまでを結んでいる道である。この道に上の方から入れれば簡単。


(2)「どんぐりの道」をそのまま降りて行けば道沿いにある。発見したらそのまま下まで降りて次のポイントに向かうとよい。


(3)これは私にとっては存在を知らなかった小道ぞいにあった。見ての通り竹やぶにあり、草が生い茂ったりすると見えにくくなるかもれない。


(4)西墓地の車道わきに立っており、遠くからも見える。


(5)西墓地の中の小道である。


(6)以降は次回に。