足羽山の風

足羽山の花。福井・足羽山やその周辺を歩きながら,自然と親しんでいます。

種もみを水につける頃・タネツケバナ

2013-03-31 | 初春の植物(3-4月)
タネツケバナ(種漬花)
(アブラナ科タネツケバナ属 / 2013.3.24 (福井市))

珍しくもない春の雑草だが、足羽山の上ではみかけない。水田雑草として知られるように、乾燥したところは好まないようだ。
アブラナの仲間の十字花、花弁は4枚である。

名の由来は、稲の種籾(たねもみ)を水に漬けるころに、白花を一面につけることから、という。水田のそばに咲くので、稲作の進行に関連付けられるのだろう。

仙洞の草? セントウソウ

2013-03-29 | 初春の植物(3-4月)
セントウソウ(仙洞草)
(セリ科セントウソウ属 / 2013.3.24 足羽山(福井市))
道端などに咲く白い花。個々の花は5枚の花弁がつくごく小さなものだが、まとまって白い集まりとして離れても目立つ。

名の由来としては、仙人の洞窟に咲くとか、春に先頭を切って咲くからだとかいう説もあるようだが、後知恵の説明のような気がする。

姫寒菅

2013-03-25 | 初春の植物(3-4月)
ヒメカンスゲ(姫寒菅)
(カヤツリグサ科スゲ属 / 2013.3.21 足羽山(福井市))

スゲ属の多年生草本であるが、スゲ属は植物ではもっとも多くの種を含む属としても知られており、世界で2000種とも言われるそうだ。その中で、カンスゲ、ミヤマカンスゲなどカンスゲの仲間があるが、見分けは難しい。
これはとりあえず、小ぶりであることと花茎に赤茶色の部分があることからヒメカンスゲとしておく。
まあ、春を告げる草ということはできるだろう。

「この種は、花が目立つことで知られる。一般にスゲ属の花は地味で、普通の人から見れば咲いているのかいないのかも分からないものが多い中、この植物の場合、先端に出る雄小穂からはあふれるほどに葯が飛び出し、はっきりと黄色く色づくので、かなり目を引く。他にまだ花の少ない時期のことでもあり、注目度も高く、多分ネット上の花の写真数では、カンスゲやカサスゲなどの名の通ったものに継ぐ勢いである。」(Wikipedia)

サカキに非ず? ヒサカキ

2013-03-22 | 初春の植物(3-4月)
ヒサカキ
(ツバキ科ヒサカキ属 / 2013.3.21 足羽山(福井市))

足羽山を歩いていると、変な匂いがした。都市ガスにつけられた臭気に似ている。
これはヒサカキの花の香りである。
サカキの代用として、神事・仏事に使用されることがあり、名の由来は小さいことから「姫榊」とも、サカキでないことから「非榊」ともいう。

「ふき」の「とう」 (蕗の薹)

2013-03-20 | 初春の植物(3-4月)
ふきのとう(蕗の薹)
(キク科フキ属 / 2013.3.17 足羽山(福井市))

日当たりのいい草地にフキノトウが咲いていた。
あまり意識しないのだが、フキノトウというのは「フキ(蕗)」の「トウ(薹)」である。トウというのは、「薹がたつ」という、葉物野菜が伸びすぎたあと花茎が出ることなどをいい、ダイコンなどではそうなるともう食用には適さない。
フキの場合は、花茎が先に出る。だからこの花の場所にはこの後フキの葉が出てくる。

黄連 オウレン

2013-03-17 | 初春の植物(3-4月)
オウレン(黄連)
(キンポウゲ科オウレン属 / 2013.3.17 足羽山(福井市))

暖かい日となり気温が20℃を超えた。足羽山を少し歩く。
カタクリの花はまだだが、つぼみを着けたものもちらほら見られた。
その近くにこの白い花が咲いていた。オウレンである。

全体が放射状で、どこが花びらかガクなのかオシベなのかよくわからない。
根茎は漢方薬として知られている。
小さな植物だが、種から育てて根茎が収穫できるまでに5-6年もかかるという。

記事のタイトルは キジ

2013-03-02 | 動物
キジ(雉)
(キジ科 / 2013.2.26 足羽川河川敷(福井市))

足羽川、つくも橋下流の川沿いに、キジが歩いていた。
以前も遠くに見かけたことはあったが、このように近くに現れたのには驚いた。

隠れる場所もなさそうな河川敷だが、どのように生きているのだろうか?