吉備路レポート(気ままブログ)

晴れの国 岡山より仕事を卒業して吉備路の情報と気まぐれレポートを発信してます。

スレート屋根改修

2007年06月18日 | 塗装工事
(写真はフックボルト処理の3工程が済んだところです)        スレート屋根の改修工事の工程です。まだまだ日本では水洗いをしないと手を抜いたかに言われますのでまず高圧水洗浄ですが、有害なアスベストが飛散するので
オーストラリア等法律で禁止されている国々も沢山あります。いずれ日本もクボタなどの会社で勤務した人が肺気腫で亡くなって問題になっているので禁止になると思います。
(1) 高圧水洗浄 (製紙会社等は水洗いをさせてもらえません)
(2) バリアー  (藻類や菌類を殺菌します=洗浄してもしなくても全体に
噴霧します。塗装の下で繁殖して塗装を押し上げて暴露するのを防ぐ為です。よく農業倉庫の屋根で塗料が押し上げられて花が咲いた光景を見ませんか)
(3) リベット   下地強化プライマーです。築30~40年の人が上がったら割れて抜けそうなスレートの強度を再生します。写真でも解ると思いますがこの工程まで、バタイタを敷いたり、ロープを張って安全帯を付けての作業になりますが済むとロープと安全帯のみになります。塗布後乾燥したら職人さんも安心して縦、横、斜めの行動がとれます。
(4) フックボルト処理 この現場は、2500~2600本です。
       ラストレイント  防錆材 (浸透して透明な被膜を形成して空気と遮断して酸素との結合(酸化)を防いで錆を進行させません。
       B16プライマー  防錆兼上塗り材の接着促進(剥れ防止)
       ウルトラフラッシュ又はテープ塗膜材  フックボルトの穴からの雨の侵入を防ぐ粘度の高い材料を巻きつける様に塗ります。フエルトがほとんど痩せています。ちなみに3工程で7500~8000本の手作業です 
(5) ソントラテープ+テープ塗膜材  割れてる箇所や漏水危険個所への防水補強をします。 
(6) 仕上げ材の塗布(2工程以上)
      EC-100 DG  640%の弾性を持つ仕上げ塗料で遮熱と防水、防カビ性能を持っています。
      ES DG IRグロス  防水性は無いですが、遮熱性能に優れています
      ES グロスゴールド  IRグロスににていますが、施工対象に範囲の広い材料です。
*施工工程に無いですが、フックボルトは全て点検して締め直し、悪いボルトは取り替えます。高圧水洗浄のさせてもらえない現場の場合、リベットで殺菌後に苔も一緒に固めてしまいます。但し浸透して固める材料なので水洗いをしない場合は苔が吸うので洗浄するときより材料が沢山要るので洗浄代を差し引きしても少し高く付きます。防水材は、塗料検査協会で15~20年の耐候性試験に合格していますし、JIS の防カビ試験にも合格しています。他の材料は、12年に合格して検査の継続中です。
         


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