朝起きたら顔がパンパン、夕方になると靴がきついなどなど。
これからやってくる夏は、
水分やアルコールの飲みすぎ、エアコンによる冷えなどから特にむくみやすい季節。
以前、厚生労働省が行った国民生活基礎調査によると、
むくみを感じている人は男性16.8%に比べ、女性は46.3%と圧倒的に多い結果に。
また、加齢とともにむくみやすくなり、
40代では49.7%だが、
70代は78.7%、80代に至っては100%の女性がむくみを訴えているそうです。
人体の6、7割は水でできていて、
水分の排出がうまくいかないと細胞間に水がたまり、これがむくみの原因に。
塩分の摂りすぎやアルコールの飲みすぎなどによる、
一時的なむくみならいいのですが、1か月以上続くなむくみは要注意。
むくみから大きな病気が見つかることも多く、病気のサインかもしれません。
これら慢性的な臓器に問題があると、体は慢性的にむくみます。
また、片足だけがむくむ場合は、
深部静脈血栓症(エコノミークラス症候群)、
リンパ浮腫、
下肢静脈瘤などの可能性が有るというのです。
以前は、
第2の心臓といわれる“ふくらはぎ”をマッサージすれば、むくみは解消しました。
ところが、この頃、ふくらはぎをほぐしても脚はパンパンのままで・・。
“太もも”が硬いことに気づき始めます。
太ももの大きな筋肉がこり硬まることで、
脚の静脈の中でもっとも太い「深部静脈」が詰まり、
老廃物の流れが滞って、脚全体がむくんでしまうのです。
さらに、その多くの原因は歩道がアスファルトで舗装されていることで、
昔は土の凸凹道が当たり前、
坂道も多く、自然と太ももの筋肉を使って歩いていました。
しかし、道が舗装されたことで、
現代人は太ももの筋肉を使ってあまり歩かなくなりました。
また、パソコンを使うデスクワークも原因のひとつで・・。
ずっと同じ姿勢でいると、筋肉が緊張状態を続けて硬くなる。
その影響がいちばん表れているのが“首”なのです。
老廃物や水分を流しているのは
リンパが1割で、
静脈が9割。
首周りの筋肉が硬くなると
深部の静脈を圧迫して、流れが悪くなり顔がむくんできます。
時間がないときは首の筋肉をほぐすだけでも、
顔色が明るくなり、キュッと小顔にもなります。
むくみは放っておくと、重力でたるみに変わってきます。
一時的なむくみの主な原因は、塩分や水分の摂りすぎによるもの。
また、運動不足により静脈の流れが滞っている場合も注意したいですね。
ふくらはぎから太ももへのマッサージします。
両足を心臓より高い位置に上げ、
ふくらはぎから太ももを通り、お尻の下まで優しく撫でるように両手でさすること約5分。
心臓から出た血液は
動脈を通じて酸素や栄養素を運び、
静脈を通じて老廃物や余分な水分を回収して心臓に戻ります。
筋肉が収縮する際のポンプ機能で、静脈は血液を心臓へと押し上げています。
立ちっぱなしや座りっぱなしでいることが多い人は、
1、2時間に1回、足首を動かすだけでもむくみが解消されます。
いすに座り、両足のかかとを上げてゆっくり下ろす。
立って行ってもよいです。
30回を目安に気づいたら何度でも。
足を握りこぶしひとつくらいあけて座り、
かかとは床につけたまま、両足の指先を同時に、
外側に10回、次に内側に10回、
ゆっくりと足首ぐるぐるすることで、血行を促進する運動。
お寿司やラーメンなど塩分が高めの食事をしたときは、
体内の塩分排出を促す必要があります。
『カリウム』や『カルシウム』、『マグネシウム』を多く含む、
わかめや大豆、ほうれん草などの食材を積極的に摂り、
また、水分を控えると静脈の流れは悪くなるので、
水は少量をこまめに摂ること。
体を冷やすと血流が悪くなってしまうので、
水は常温で飲んで、
塩出しミネラルをたっぷり摂る食事をしましょう。
アイテムとしての弾性ストッキングで引き締め。
むくみがひどい人は、医療用の弾性ストッキングの着用をしてみて下さい。
夜の睡眠では足にも“薄い枕”をして眠る。
足のむくみが気になるときは、
足の下に高さ10cm程度の座布団などを敷いて寝ましょう。
あまり高くすると腰を痛めます。
高さは低めで充分に効果がありますから。
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