20代のころの『男の魅力』をもう一度呼び覚まそう

1997年に心筋梗塞を患い、2006年までEDだった私。
2007年にある漢方に出会い、37歳差の彼女をゲット。

トルコGP-決勝

2021-10-11 11:05:13 | F1レース
10日(日)、イスタンブール・パーク・サーキットを舞台にシーズン第16戦トルコGP決勝レースが開催され、ポールスタートだったメルセデスのボッタスがトップチェッカーを受けて優勝を果たした。



前日に行われた予選はダンプ路面ながらセッションを通してドライタイヤが使用され、ハミルトンがトップタイムを記録し、僚友ボッタスが2番手につけてメルセデスがタイムシート上位を独占したが、ハミルトンは規定数を超えるエンジンコンポーネントを投入してレースに臨むことが決まっていたため、10グリッド降格ペナルティを受けて11番グリッドに並ぶことになった。

イスタンブールの週末にハミルトン以外でペナルティを伴うエンジンコンポーネント交換の決断を下したのはフェラーリのサインツ。複数のコンポーネントを投入しており、予選を前に最後尾スタートが決まっていたため、予選はQ2に進出するも、チームメイトのアタックをアシストするにとどめてタイムを残していない。ただ、Q1敗退を喫したマクラーレンのリカルドがコンポーネント交換を決断したため、サインツが19番手、リカルドが20番手の位置に並ぶことになった。

ドライであればQ2を突破したドライバーの大半がミディアムタイヤで第1スティントを走ることになっていたが、決勝レース当日のイスタンブールは雨が降りしきり、スタートを前にウエット宣言がなされている。

全長5.338kmを誇るイスタンブール・パークの一戦は58周で争われ、気温15.8℃、路面温度18.4℃、湿度93.7%のウエットコンディションで始まったフォーメーションラップは全車がインターミディエイトタイヤを装着してグリッドに並んだ。

注目のスタートはボッタスが蹴り出しよく発進し、フェルスタッペンが続いてターン1を通過し、3番手スタートのルクレール(フェラーリ)がポジションをキープした一方で、3列目からレースに挑んだレッドブルのペレスが4番手に上がり、アルファタウリのガスリーはひとつポジションを落として5番手に下がっている。

ターン1でペレスがインサイドに飛び込み、ガスリーを挟んでアウト側からはアルピーヌのアロンソが追い抜きを狙っていたが、ガスリーとアロンソのマシンが接触した影響でアロンソはスピンを強いられてコースを飛び出し、大きくポジションを落とす。最後列スタートだったサインツとリカルドの後方につける格好となったアロンソはさらにシューマッハ(ハースF1)とも交錯してしまったが、ここでスピンを喫したのはシューマッハの方だ。

ガスリーとアロンソの接触に加えてシューマッハとアロンソの一件もスチュワードの審議を受け、ガスリーに対して5秒のタイムペナルティ、アロンソに対して5秒のタイムペナルティがそれぞれ発令された。2人は1回目のピットストップでペナルティを消化しなければならず、ピットボックスに停車後、5秒間はクルーがマシンに触れることはできない。

アロンソの後退でひとつポジションを上げたハミルトンは早々にベッテル(アストンマーティン)を料理して9番手に上がり、前を行く角田(アルファタウリ)のオーバーテイクを狙っていく。チャンピオンシップリーダーであるハミルトンのプレッシャーを受けた角田は懸命にマシンをプッシュしてポジション死守に集中するも、8周目のターン3でアウト側から仕掛けられたオーバーテイクを防ぐことはできず、ハミルトンが8番手に浮上した。

勢いに乗るハミルトンはすぐさまストロール(アストンマーティン)もかわし、次なるターゲットとなるノリス(マクラーレン)との勝負に切り替える。2週間前のソチでトップを争った際は母国イギリスの先輩ドライバーを巧みに抑え込んでいたノリスだが、ウエットのイスタンブールではハミルトンのペースが大きく上回っており、2周ほどで決着をつけたハミルトンが前に出ると、一気に4秒以上のギャップが開いた。

ボッタスが先頭をキープし、3秒後方にフェルスタッペンが控え、2秒差でルクレール、そこから3.4秒ほどの位置にペレスがつける中、さらに7秒近く遅れたガスリーに数周で追いついたハミルトンはここでもオーバーテイクを成功させてトップ5の位置に食い込んでいった。

ハミルトンが5番手に上がる少し前には最後尾から猛チャージをかけるサインツがターン12でベッテルを追い抜いて入賞圏内の10番手に浮上している。ブレーキングを遅らせてインサイドに飛び込んだサインツとベッテルがわずかに接触するインシデントが発生したが、スチュワードの審議は必要ないとの判断が下された。ハミルトンほどのペースはないものの、オーバーテイクを連発するサインツはさらに角田をも料理して9番手につけ、5秒前にいるストロールを追いかけていく。

レースを22周消化したタイミングで最初にピットにドライバーを呼び入れたのはマクラーレン。リカルドが新しいインターミディエイトタイヤに履き替えて第2スティントをスタートさせた。

その頃、コース上では10番手を走っていた角田が単独スピンを喫し、なんとかコース復帰を果たすもポジションを3つ失ってポイント圏外に後退している。水たまりに足を取られた様子の角田だが、雨脚も強まっており、難しいコンディションへの対応が求められた。

レースが折り返し地点を過ぎてなお、リカルド以外のドライバーは一度もピットに入ることなく走り続け、ラップリーダーのボッタスはフェルスタッペンに4秒前後のリードを築き、3番手のルクレールが2秒後方に控えてレースは展開する。4番手のペレスはトップ3から大きく離され、DRS圏内にはハミルトンの接近を許してもいたが、懸命にマシンをプッシュしてポジションを守っていた。34周目にはハミルトンの猛攻を受け、一度は追い抜かれたものの、引き下がることなく反撃に打って出た結果、追い抜き返して4番手の座を守っている。

上位勢で最初に動いたレッドブルは37周目にフェルスタッペンをピットに呼び入れ、新しいインターミディエイトタイヤのセットを履かせてコースに送り出した。これを受けてメルセデスもボッタスのタイヤ交換を決行したため、ラップリーダーは一時的にルクレールが担うことになり、ボッタスが2番手、フェルスタッペンが3番手の位置で第2スティントをスタートしている。

レッドブルはフェルスタッペンに続いてペレスのタイヤ交換も完了したが、それによって前が開けたハミルトンはステイアウトを決めて3秒ほど先を行くフェルスタッペンの背中を追いかけた。

路面は見た目にもそれほど乾いているようには見えなかったが、アストンマーティンがギャンブルに打って出る。38周目にピットインしたベッテルはミディアムタイヤに履き替えて隊列に復帰。ただ、マシンをコースにとどめておくことも難しい状況だったことから、次のラップで再度ピットに入り、インターミディエイトタイヤに戻している。

レース終盤を迎え、フレッシュタイヤに履き替えたレッドブル勢と比べてもコンマ数秒ほどペースが遅かったハミルトンに対し、メルセデスがピットインの指示を出すも、ハミルトンがこれを拒否。ハミルトン自身はマシンのフィーリングもタイヤのフィーリングも良いと感じていたようで、チームからは「あと2周」と言われていたものの、予定を過ぎてもピットには入らなかった。

ラップリーダーのルクレールもスタートと同じタイヤで走行を継続していたが、タイヤの状態はかなり厳しくなっていたようでブレーキングでコントロールを乱すシーンもあり、46周目にはボッタスがDRS圏内に近づき、数コーナーを経てホームストレートでポジションが入れ替わった。ルクレールは次の周回でピットに入り、新しいインターミディエイトのタイヤセットを履いて隊列に復帰している。わずかな可能性にかけてペレスが猛チャージをかけたものの、ルクレールが1秒と少し先行する形で逆転には至っていない。

ハミルトンがタイヤ交換の指示を受け入れたのは51周目だ。メルセデスの説明では、ガスリーとのギャップを考えるとピットインしてポジションをキープできるのはこのタイミングが最後のチャンスだったとのこと。フレッシュタイヤを履いたハミルトンは5番手の位置でコースに戻り、残り少ない周回数でさらなるポジションアップを狙うことになった。

ハミルトンの少し前方ではルクレールのリアをとらえたペレスがフェラーリマシンを追い抜いて3番手に上がる。第1スティントを長く取り、まだ履き替えたばかりのタイヤで走行するルクレールだが、ペースが思うように上がらず、ペレスに抜かれた後は一気に差をつけられ、さらに後方からはハミルトンも接近している状況だ。加えて、ハミルトンの真後ろにはガスリーとノリスも迫っており、チェッカーを目前に入賞圏内のオーダー変化を予感させた。しかしながら、ルクレールが1分32秒台に乗せてペースをつかむと、ハミルトンとのギャップが開き始め、ハミルトンはガスリー対策に集中してゴールを目指すことになった。

終盤にはドライ路面も確認されていたが、ドライタイヤに切り替えるドライバーはおらず、ボッタスがトップチェッカーを受けて優勝、フェルスタッペンが2位、ペレスが3位に入ってレッドブルがダブル表彰台をマークしている。

ルクレールが4位でフィニッシュし、ハミルトン、ガスリー、ノリスに次いでサインツが8位入賞、ストロールが9位につけ、ハミルトンがタイヤを交換したことで、唯一、ピットストップなしのアグレッシブな戦略で完走を目指すことになったアルピーヌのオコンは終盤に2つポジションを落としたものの、10位でゴールして1点をもぎ取った。

11位以下、完走はジョビナッツィとライコネンのアルファロメオ・レーシングにリカルドが続き、角田は14位、ラッセル(ウィリアムズ)、アロンソ、ラティフィ(ウィリアムズ)、ベッテル、シューマッハ、マゼピン(ハースF1)と、20台すべてがレースを戦い抜いている。

ホンダPU勢、残念ながら全車トップ10とはいきませんでしたが、レッドブル・ホンダが2位、3位のダブル表彰台、6位ガスリー、角田はスピンを喫したこともあって14位となっています。

雨のイスタンブールで激闘を繰り広げたF1サーカスはヨーロッパでのシーズンを終えて次戦からはフライアウェー戦に挑む。アメリカ大陸に移動して開催されるシーズン第17戦US GPでも良い結果を残して欲しいですね!






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トルコGP-予選

2021-10-10 09:35:20 | F1レース
9日(土)、イスタンブール・パーク・サーキットを舞台にシーズン第16戦トルコGP予選が行われ、メルセデスのハミルトンとボッタスが他チームを寄せ付けぬ走りを披露して1-2で締めくくった。



初日の金曜日に実施された2回のフリー走行もハミルトンが両セッションを通してタイムシート最上位につけたが、降雨に見舞われた2日目の土曜フリー走行はアルファタウリのガスリーがインターミディエイトタイヤで1分30秒447のトップタイムを記録している。

ただ、ハミルトンとフェラーリのサインツはレギュレーションで認められている規定数以上のエンジンコンポーネントを投入したことで決勝レースではエンジンペナルティを受けることが決まっており、ハミルトンは10グリッド降格、サインツは最後尾スタートを強いられる。

分厚い雲が上空を多い、気温18.4℃、路面温度22.1℃、湿度82.3%、ダンプ路面のコンディションでピットレーンオープンを迎えた予選は、Q1開始から3分後に降雨の予報があるとの情報がもたらされる中、ドライ走行のチャンスを逃すまいと全20台がソフトタイヤを履いてコースになだれ込む。コース上にはまだ湿った部分があり、特に水たまりの残る縁石に乗り上げてしまうとスピンの危険性が高く、フェラーリのサインツやレッドブルのフェルスタッペンがマシンのコントロールを失う場面があったものの、2人とも体勢を立て直して走行を続けている。

少しでもコンディションが良い状態でタイムを残そうと各車がプッシュを続け、周回を重ねるごとにタイムシートのオーダーも変化を見せたが、Q1の半分が終了した時点でトップに立っていたのは1分25秒733をマークしたボッタス(メルセデス)だ。2番手に0.277秒差でマクラーレンのノリスがつけ、フェルスタッペンが0.316秒遅れの3番手に続いている。

ノックアウトゾーンの16番手以下にはアルピーヌのオコンほか、ライコネン(アルファロメオ・レーシング)、シューマッハとマゼピンのハースF1勢、サインツが20番手だったが、7周目にようやくまともなラップをまとめて11番手に上がった。

オコンやシューマッハのタイム更新でノックアウトゾーンに後退したアルファタウリの角田はオーバーステアに見舞われたらしく、ターン1でハーフスピンを喫したことを受けてピットに戻り、新しいソフトタイヤに履き替えてコースに戻っている。その頃にはハミルトンが1分25秒フラットを刻んでトップタイムを更新し、ボッタスが0.088秒差の2番手、角田の相棒でもう1台のアルファタウリを駆るガスリーが3番手に浮上していた。

一度、ピットには引き上げたものの、同じタイヤセットで2度目のランに臨んだフェルスタッペンがハミルトンのタイムを0.017秒上回った後、コースにとどまり続けるハミルトンが乾いた路面で一気にペースアップを成功させて1分24秒585をたたき出すなど、Q1終盤にもタイム更新が相次ぎ、ノックアウトゾーンの顔ぶれも変化が激しかったが、18分間のセッションを終えて予選順位を確定させたのは16番手に終わったマクラーレンのリカルドほか、ウィリアムズのラティフィ、ジョビナッツィとライコネンのアルファロメオ・レーシング勢、マゼピンだ。

Q1の最速タイムはハミルトンが刻んだ1分24秒585だったが、フェルスタッペンがわずか0.007秒差の2番手に控え、3番手に食い込んだガスリーもトップと0.119秒しか違わない。

Q2はミディアムタイヤに履き替えたメルセデスコンビが先陣を切り、フェルスタッペンも同様にミディアムタイヤを選択したほか、大半のドライバーが同じタイヤ戦略でQ2に臨んでいる。ソフトを選んだのは角田とシューマッハ、ウィリアムズのラッセルだ。角田とラッセルは新品のタイヤセットだが、シューマッハはユーズドのソフトタイヤを履いている。レッドブルのペレスは最初のアタックラップでマシンのコントロールを失い、ターン1でスピンを喫したものの、幸い、走行を再開して6番手タイムを記録した。

最初のランを終えて11番手以下のノックアウトゾーンに名を連ねていたのはアストンマーティンのベッテルとストロール、シューマッハ、ラッセル、エンジンペナルティが確定しているサインツはQ2の走行を見送っている。

Q2後半のランもミディアムタイヤで挑むドライバーが多く、ラッセルもソフトからミディアムに切り替えていたが、角田は新たなソフトタイヤを投入、ミックはユーズドのソフトタイヤを履き続けた。

残り2分を切ってトップには1分23秒595を刻んだハミルトンが立ち、0.197秒差でボッタスが2番手、アルピーヌのアロンソを3番手にはさんでペレスとフェルスタッペンが続くトップ5に、ガスリーと角田が続き、ストロール、ノリス(マクラーレン)、オコンが10番手につけていた。

ハミルトンがペースアップを成功させたほか、ガスリーが3番手にポジションを上げるなどタイム更新が相次ぐも、ラッセルは最終コーナーでコースをわずかに飛び出してしまい、ノックアウトゾーンを抜け出せず。

雲の隙間から太陽が顔を出す中で終了したQ2は1分23秒082をマークしたハミルトンをトップに、0.5秒近く遅れたもののボッタスが2番手、フェルスタッペン、ガスリー、アロンソ、ペレス、ルクレール(フェラーリ)、角田、ストロール、ノリスがトップ10に入った一方、11番手だったベッテル以下、オコン、ラッセル、シューマッハ、ノータイムのサインツがこのセッションで予選を終えている。

ポールポジションをかけたQ3は12分間で争われ、ここでもメルセデスの2台が先頭でコースに向かう。Q2をソフトタイヤで突破した角田はQ3でミディアムに切り替え、それ以外のドライバーはソフトタイヤをチョイスした。ペレス、ルクレール、ストロールの3人はユーズドのタイヤセットで最初のアタックラップに挑んでいる。

路面コンディションが改善したのに伴い、全体的なラップタイムが上がる中、1分23秒071をマークしたボッタスがトップに立ち、0.022秒差でハミルトンが2番手、フェルスタッペンは0.2秒以上遅れて3番手に飛び込んだ。4番手につけたガスリーはトップに0.449秒差、ペレス、アロンソ、ノリス、ルクレール、角田、ストロールの順で並び、10台すべてがピットに引き上げて最後のアタックに備えている。

新しいソフトタイヤを履いたハミルトンが真っ先にガレージを離れてコースに入り、ルクレールとアルファタウリの2台が合流して1分ほどした頃に他のドライバーたちも動き出した。Q3終盤のアタックラップは全車が新品のソフトタイヤで臨んでいる。

セクター1とセクター2のベストタイムを塗り替えたハミルトンが1分22秒868でラップをまとめて暫定のポールタイムを残した後、他のドライバーよりも1回多くチャンスを得たハミルトンはラストアタックでさらにペースを上げていたが、セクター2以降はタイムが伸びず。それでも、ハミルトンのタイムを超えるライバルは現れず、トップはハミルトンのまま予選が終了した。

2番手はチームメイトに0.130秒差のタイムを残したボッタスがつけたため、ハミルトンのペナルティに伴って決勝レースをポールポジションからスタートすることになる。予選3番手はフェルスタッペンだが、ハミルトンには0.328秒のギャップをつけられてしまった。4番手にルクレールが食い込み、ガスリー、アロンソ、ペレス、ノリス、ストロール、角田が10番手に並んだ。

ホンダPU勢、久々に全車トップ10に入りました。

決勝も全車入賞するよう頑張って欲しいですね!





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