ふきの指定席

終生のほほんな生き様かと思いきや
人生の終盤にきて
ところがどっこいの日々

「おそまつ」

2021-12-27 06:20:12 | のほほんの記
15歳で家を出てから
半世紀近く集合住宅で暮らし
その間 年末年始を家で迎えた事は
1∼2回ぐらいだろうか
必ず旅先で迎えていた
お正月を家で迎える事もなかったので
お正月の準備などしたことがない

せっかく戸建てに越したのだから
門松を立てたくなった
ちゃんとした立派な門松など
発注しなければ売っているはずもなく
どちらにしろ もう間に合わないけれど
何故に早くその思いにならなかったのか
門松を立てると
なんかとてつもない幸運を運んでくれそうな気がする

実家では「昔」
お正月には立派な門松が必ず飾られていた
いつからかそれもなくなり
静かなお正月になったらしいが
もとより
振り返りもせずの不詳の子の私

兄弟がどんなお正月を迎えていたのか
お互いに気にした事もなく
家を出てしまえばそれぞれの人生
仲が悪い家族でもなく
個々の精神は自立していた
会えば「やぁ」とそれぞれの空気が流れたが
またすぐ自分達の場所に戻って行った
それでいいのだと
家族みんなが思っていた

それでいいのだ…





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2 コメント

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わが家も同じ (屋根裏人のワイコマです)
2021-12-27 19:29:04
我々も門松は作っていましたが・・両親が亡くなったり
近くの親戚が亡くなったりしますと、門松は飾りません
そして一番は私の家の後を継ぐ子供が遠くに居を構えて
教えることもできません・・こうして日本の伝統が消えて
行くんでしょうね・・どこも一緒ですね~
返信する
ワイコマさん (ふき)
2021-12-28 04:14:25
おはようございます

冷静に考えると
越してきた今の家は
クリスマスツリーは似合っても
門松は似合いません

実家は150年の古民家ですが
半世紀前のあの時代は
当然の如くどの家々にも門松が飾られてありました

お宮さんに男集があつまり
作っていたような記憶があります
当然そんな風習は何十年も前にすたれ
今では門松を飾っている家は1軒もないそうです

私は何をとち狂って
門松を飾りたいと思ってしまったのでしょう…
返信する

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