よしなしごと

色々感じたことを残す

雁助とうめ

2016-01-29 10:04:28 | 日記
へこんだ心は、いつか膨らむ。
人生って、毎日というか、こんな感じだなと思ったわけである。
遠い記憶というものは、香りや音や喜びや怒りによって甦ることがある。
懐かしい写真をみつけた。
たぶん、この世で一番好きな人と写っている私の若かりし頃だ。
懐かしい写真がまたあった。
戻りたくないあの修行時代の部屋。
なんで撮っていたのか。
慰安旅行へ行った時の写りの悪い私。
あの頃は、デジカメではないので、現像してしまった後でウンザリする。
いまはいいよなあ。
自分が、他人に見せても大丈夫な顔で写れるし、何回も撮りなおしができる。
人生もデジカメみたいになりゃあいいよなあ。
こんなこと思うのってえのは、現状に満足してない証拠だな。
だが、一方では満足している自分もいるのだがな。
今朝「あさが来た」で、思わず泣けた。
最初雁助とうめは、大人の恋愛だと勘違いしていた。
大人の恋愛というやつでは、聞こえがやらしく、純粋さがない。
プラトニックラブ だろうか。
「一緒にでていかへんか」の言葉だけで一生生きていけます。と言ったうめが、せつないが、なんか羨ましいというか、グッときたわけだ。
時代背景だと言われてしまえばそうじゃ。そのとおりじゃ。
紫式部や清少納言のようだがや。
女の幸せが結婚だとは思わない。
が、自分のことよりも、人の為に人生を捧げることこそ、うめの人生の誇りなんだろな。
えんえんとえんえんした朝だった。
何年か前に「負け犬の遠吠え」という本が出版され、私は読んだ。
バツイチ、子供無しは負け犬という。
私の心の中は反乱に満ちていたが、私だけの見解だが、この作者上げて上げて落とした内容だった。
私は思う。毎日私は、たこ焼き作ってる状態と一緒だ。
心がたこ焼きの鉄板全部で、出来上ってへこむけど、いつのまにか具材がはいって膨らんでる。
うまいこと例えた気がするのは自分だけなのはわかっているのさ。
さてさて今日もたこ焼き作るか。