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$100 Laptop---One Laptop Per Child

2006-01-20 23:29:28 | fairy's murmurs
子供たちは世界の最も大切な資源であり、教育をすることが大切。だからひとり一台のパソコンを持たせ、学ばせよう。ということで、MIT Media Labの人々が開発した$100Laptop

写真を見ていただければわかるのですが、いかにも子供用、といったポップなデザイン。でも、そこがポイントではないのです。右側にハンドルがついていて、手回し式発電機が内蔵されているのです。1分回すと10分動きます。つまり、電源を取らなくても使用できる=砂漠だろうが熱帯雨林だろうが使える、ということ。そして、価格を$100に抑えたのです(なんとディスプレイの製造原価$35!)。CPUはAMD製。とは言っても、市販はされないようです。つまり、政府などが一括して購入し、自国の子供たちに配るということになるわけです。

$100Laptopはかなり本格的な機能が搭載されているそうです。$1000のパソコンとの違いはメモリだけ、と言っています。すごい~。

正直、この存在を知ったときには、「なんでdeveloping nationsの子供たちにパソコンが必要なんだろう、もっと必要なものがあるだろ」とか思ったわけですが、Learning Tool(訳し方がわからない・・・)としての役割もさることながら、日本の恵まれた子供たちとは違い、何かをownすることが彼らにとって大切だ、ということです。訳し方がつたなくてすみません。原文はこうです→there are many reasons it is important for a child to "own" something—like a football, doll, or book—not the least of which being that these belongings will be well-maintained through love and care.
ちょっと感動してしまいました。世界の最先端の研究所が、自分たちの研究で子供たちに何ができるかを考えたというその事実がすごいと思います。自分もそうなりたいなぁ。

すばらしい構想であることに間違いはなさそうですが、無線通信網などの課題もあるようです。うまくいくといいです。

参考URL:http://laptop.media.mit.edu/
http://www.boston.com/business/personaltech/articles/2005/02/07/a_100_laptop_to_change_the_world/

参考文献:Newsweek日本版2006.1.25号

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4 コメント

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Unknown (talloo)
2006-01-21 00:28:40
や、ちゃんとそういうことを考えられるあささんもすごいと思いますよ。

仕事漬けで気持ちが荒んでくると、同じニュースを見ても、「発電機買って地震に備えなきゃ」という発想しか浮かばなくなります。おそろしい。

日々の感動って、大事です。
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>たろうくん (あさ)
2006-01-21 01:08:59
たろうくんに褒められるとは思いませんでした(笑)

まぁ、確かにニューズウィークのこの記事を見て、こういうふうにのんきに感動していられるのは今のうちだけなのかもね~。でも、研究者は研究者なりに、サラリーマンはサラリーマンなりに、学生は学生なりに、社会貢献を考えることは大事だと思うの。ユニセフに募金する、とかでもちょっとは役に立ってるわけだしね。そんなわたしは今日お釣りを募金箱に入れてきました♪
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Unknown (ぴよ)
2006-01-21 15:11:59
『日々を生きる』という行為にだけトラワレルのではなく、何か他に大事なものを持て、ってことか?英文の真意はよくわからんが。。。まー国の発展の根幹は、政治でも経済でもなく、教育にあるからね。日本はもう滅びそうだよね。つーか、ユニセフってろ…まぁ額じゃないけどね(笑)
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>ぴよ (あさ)
2006-01-21 18:38:12
違うよ、貧しい国の子供たちにとって「何かを自分のものとして所有すること、愛着をもって大切にするということ」そのものが大事だってことだよ。まあユニセフにはほかに募金してるからいいのよ~(笑)
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