おとボク2：傷つきながらも進む力

前回記事
処女はお姉さまに恋してる　2人のエルダー

処女はお姉さまに恋してる　2人のエルダー・・・長いので略して「おとボク2」が発売しました(^o^)
今作は、かなりハイグレードな作品に仕上がっており、前作のギャグ路線重視よりも、心に訴えかけるシリアスなシナリオ展開が特徴です。
全体的な設定のリアリティは増しており、前作よりも「万人向け」に変化したと言って良いでしょう。

窓絵は今回のインストール画面。
相変わらず可愛い(*^o^*)

優雨が、初音を「よしよし」って、撫で撫でしているのですが、その速度がどんどん速くなり、発熱・・・温度が高まり、最後には発火してしまうと言う・・・(笑)


公式ページ。


発売直後ですが、既に「演出強化パッチ」というものが配布されています。
不具合修正ではなく、単純なおまけパッチのようですが、セーブデータの互換性がなくなるので注意。

サービス品との見方も出来ますが、恐らく不正品の締め出し効果を見込んでいる気がしますね。


ゲーム内容についてや、全体的なクオリティの高さは、前回記事で触れているので、そちらをご参照下さい。

個人的に今回はキャラごとに、専用のテーマ曲があるのが雰囲気を出すのに貢献していますね。
前作の「通常BGMにキャラ名をつけている」のとは意味が違いますね。
独特の世界観を引き立てています。

シナリオ的にも結構シリアスで、ギャグとのバランスも良い感じ。
シリアスな場面では、自分の立場についての葛藤や、これからの生き様などをしっかり描いています。
どのキャラも「格好良く生きている」と思わせてくれるのが、この作品の魅力ですね。
「人物」を描くことの出来る嵩夜あや氏は、素晴らしい作家だと思います。


前作とは違ったシナリオ面での演出を色々試しているのは良い点なのですが、その分練り込み不足で「あれ？」と、文章が足りない印象があるシーンも少々あります。
くどい文章が嫌いな人もいるだろうから、好みの問題かも知れませんが・・・。
一言注釈的な描写表現を入れればわかりやすいのですが、効果音だけで済ませているせいで、一瞬「意味がわからない」と感じたりするシーンがありますね。


キャラクターについて、薫子とか千早は前評判通り良いのですが、他のヒロインでは雅楽乃(うたの)さんが良い感じ。
普段は、おしとやかな大和撫子にしか見えないのですが、時折見せる表情や、内面に秘められた「本来の顔」が魅力的。


普段はお淑やかな左の表情。
時折見せる無邪気な笑みと仕草は、非常に可愛らしいですね(^-^)

しっかりしている、と世間からは見られている反面。「誰かに甘えたい」「もっと自由な自分を表現したい」と言う意志を持っているようです。



俗に言う「攻略」についてですが、今回はPS2版の「乙女はお姉さまに恋してる」のシステムに倣ったのか、選択肢を選ぶと好感度があがったヒロインが、アイコンで表示されるようになりました。
そのため、目当てのヒロインのアイコンが表示される選択肢を選んでいけば良いのではないかな。
「前の選択肢へ」「後ろの選択肢へ」のコマンドもあるので、それらを駆使すれば、お手軽にシナリオを楽しめると思います。
紙芝居ゲーとして良い配慮ですね(^-^)


前回記事の「ケイリの占い(公式ページのスペシャルの項目にあります)」でのキャラ占いですが、友人連中が一通り試した所「かなり正解率が高い」気がします。
誰は、どのキャラ～・・・みたいなのが見事に当たっている感じで、ちょっとびっくりでしたね。
侮れない・・・。

ちなみに同じキャラクターでも「性格傾向」の説明は人によって異なります。
いちいち良くできていますね。

以下、私の結果。

う～ん・・・否定できない。
申し訳ない気持ちで一杯です(~o~)..oO

でも皆様への感謝はいつも忘れていませんよ(^o^)/



おまけ。
初回版パッケージ。
設定資料集も豪華で「物理的価値」も高い。

「データを売る」職種は、何らかの「物理的価値」を付加しないと、不正利用に弱くなるので、この手の方法は有効でしょう。
「本当に好きな人」は喜んで買ってくれますしね(^-^)




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