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art de vivre

ワインラヴァーであります。
日々を豊かにしてくれるワインと
お菓子作り、ちくちく手仕事、週末別荘のお話。

アート

2010-06-09 12:23:44 | Bon Chic Bon Genre ~おしゃれにくらす~
最近、美術展巡りが続いている。

フェルメール、ルノワール、レンピッカ、
そして昨日は新しく開館した三菱一号館美術館のマネ展。
数年振りに会った学生時代の友人と。
東京駅周辺は大改造中で赤レンガの駅舎も覆いで覆われあちこち工事中。
その中、この美術館もこの春に開館で、
最初の展覧がこのマネ。

やはり人物像には心惹かれるものがある。
100年少し前、古き良き時代のヨーロッパ。
レースがふんだんに使われたドレスに身を包んだ女性たち。
マネの描く女性たちも、
ドレスの中に強さを秘めた芯の強い女性たちではないかと思う。

すぐ隣の丸の内ブリックスクエア。
狭い空間にハーブや木々の植栽。
まさに都会のオアシス。
勝浦の庭もこんな風に、味わい深い木々の清涼感漂う空間にしたいのだけど…。

さて夜はオットと待ち合わせてホテルのバーへ。
だんだんと暮れゆく外の景色を眺めながらのカクテルは、
心をふっと別の世界に誘われます。

週末ド田舎暮らしのわたし(たち?)には、
こうしてたまに出て行く大都会TOKIOの喧騒、夜のネオン、
ちょっとした刺激です。

ド田舎と大都会の振幅を味わいながら楽しみながら、
こうしてわたしたちの暮らしも紡がれてゆくのでしょう。

水仙を活けてみた

2010-03-31 07:54:28 | Bon Chic Bon Genre ~おしゃれにくらす~
勝浦に咲いていた水仙を千葉に持って帰り活けた。
こちらでは花も1本からお金を出して買わなきゃいけない。
ありがたいこと!


水仙の芳香はすばらしく、
部屋中が甘く華やかな香りに包まれる。
その姿は楚々としているけれども、
香りにはかなり主張がある。

敷いたのは、ブラウングレーの糸で編んだドイリー。
これまで白かベージュばかりだったので、
こんなシックな作品は初めて。

コスモポリタン

2010-02-16 16:45:56 | Bon Chic Bon Genre ~おしゃれにくらす~
コスモポリタンというカクテルがある。
先日、都内のホテルのバーでいただいた。

ウォッカベースにコアントロー、クランベリージュース、ライムジュース。
とりわけ、こっくりとしたピンクの色がとても美しいと思う。
味わいはさっぱりとしていて、色のイメージをある意味覆してくれる。
優雅にしてモダン。

国際感覚を持ちえた人間(コスモポリタン)でもないし、
カッコいい都会の女性でもないけれども、
たまには美しい都会の夜景を眺めながらこんなステキなカクテルで過す夜もいい。

写真は、我が家でのくつろぎタイム。

ブルーチーズ(ブルー・ドーベルニュ)
プルーンの赤ワイン煮
ドライマンゴー
クルミ
と共に。

やわらかなベージュのドイリーは、
これまで編んだ数あるドイリーの中で一番のお気に入り。
といっても、ほとんどがヨメに行っちゃいましたが…。
華やかで、なおかつ繊細。
どこかこのカクテルに通じるところがあるっていうのは、
ちょっと話ができすぎかな?

モヒート

2009-12-07 09:54:10 | Bon Chic Bon Genre ~おしゃれにくらす~
先週、友人と行った店でこんなカクテルを飲んだ。
"モヒート"。
友人お勧めでわたしにとっては初めてのカクテル。
ラムベースにカンキツ系のジュース、
グラスの縁にカットされたライム、グラスの中にはミントの葉も。
強いお酒ラムのイメージはなく、さっぱりととてもおいしかった。
気持ちがゆるゆる溶けてゆく感じがした。

カクテルの鮮明な思い出は…。
新婚旅行先のロサンゼルスで、
当時現地に住んでいた友人とその彼と一緒に連れて行ってもらった、
海辺のレストラン『レッドシャンハイ』。
今でもその名前がカッコよくて覚えてる。
そこで飲んだマルガリータ。

マルガリータをチョイスした背景は今となっては覚えてないのだけど、
ロサンゼルスという地でメキシコに近いからかなぁ、
今思えばシチュエーション的にピッタリ。
テキーラベースにレモンジュース、グラスの縁にまぶされた塩。

今でもマルガリータを飲むたびにこの海辺のレストランを思い出す。
まだあるのかなぁ?

好きな料理研究家の行正り香さんのご本『カクテルはいかが?』。

たくさんの料理本を出版されていて、
でもただの料理本ではなく、
ワインのチョイスの方法とか飲むシチュエーション(音楽、キャンドル使い)とか、
その背景も含めて楽しめる。
そして何よりも料理に添えて綴られたエッセイが胸を打ち元気をもらえる方。

この本はその中の一冊で、、
でもカクテルをわざわざ家で作るという
大人のゆとりがなかなかなくて眺めて終わっていた。

モヒートのページをあらためて開いてみた。
ホワイトラム+ライムジュース+シロップ+炭酸水+ミントの葉
うちでも作れそう。
ベランダにはミントが茂っているし。

冬の夜、あたたかい部屋の中で、
きりっとさっぱりこんなお酒を飲むのもいいな!

武相荘ツアーへ

2009-05-05 21:04:57 | Bon Chic Bon Genre ~おしゃれにくらす~
GWを利用して、某旅行会社のバスツアーにオットと参加。
白州次郎邸(武相荘)、国会議事堂、お台場夕景お船遊覧など盛りだくさんの日程。
もちろん、戦後すぐに鶴川(現町田市)に住まいを移し、
そこが『武相荘』として一般にオープンしている白州次郎邸が目当て。

午前中に武相荘着。
建物はネットなどの映像で見るよりもこじんまりとして、
昔のたたずまいの簡素さ、藁ぶき屋根の美しさ、
周りの植栽のわびさび。
(特に、薄いモスグリーンのマットな感じの輝きをもつ孟宗竹がとても美しい。
 今の時期、タケノコさんもにょきにょきと成長し、竹の子ではなくなってるが…)

住まいの中は、昔のままに残され、
次郎氏と正子氏、それとお子さんたちの穏やかな生活がうかがわれる。
戦後の激しい動乱を生き抜いた次郎氏の根っこがここにある。

居間(昔は牛小屋だったらしい)を
昭和30年に床下暖房(オンドル式)としたということで、
足の裏があたたかい。

囲炉裏の周りには、
伊万里や漆器などすばらしい食器や調度がたくさん。
骨董品の目利きであった正子氏の趣味がうかがわれる。

たくさんの書物に囲まれた正子氏の書斎。

藤原氏のものやササン朝ペルシャ時代の
正子氏のアクセサリー。

スケールがなんとも違う。
目の保養をさせていただいた。

オットは、この壁は漆喰だ、とかナントカそちらに興味がそそられたみたい。
私は、細い笹を組み合わせて格子に組み上げた塀(と言えばいいかな?)がよかったな!
工芸品のように美しく品がある。

藁ぶき屋根はとうてい無理だけど、
こんなわびさびの世界もいいな!
我が家の別荘のあれこれにちょっとばかり参考になるような、
心に留めておきたい武相荘でした。

そして、そのお隣のM氏の立派な家。
お手伝いらしき方が広~い庭の木に水やりしたりしている。
武相荘を見下ろすようなかたちで建っているこのお屋敷は何?って
そちらにも興味をそそられてしまったわたしたちでした。

それから、都内のホテルでランチバイキング。
バイキングはえてして冷めてたり、
お皿の中がぐちゃぐちゃになり味が混ざったりして、どうもイケナイ。
今回でバイキングはもういいやって気持ちになってしまった。

次に国会議事堂。
一般席に案内されてガイドさんのお話。
テレビ中継で見る議事堂内は、彫刻やステンドグラスなど本当に立派で
わたしたちの税金が…な~んて。
国会議員さんにはしっかり働いていただかないと。

それから外に出て、
各県の木が植えられている場所を通りバスへ。
それぞれの木々を見るのが楽しかった。

その後、NHKへ。
ここはお子様向けの場所で、
「大人の社会見学ツアー」と銘打ってるツアーには???でした。

さて、辺りもほんのり暗くなりつつあり、
日の出桟橋からお台場への夕景ナイトクルーズ。

赤くライトアップされた東京タワーが美しい。
お台場側にはかつて砲台が置かれていたという島々が浮かぶ。
「台場」の由来ですね。
フジテレビ前に船は着岸し、無事ツアーは終わったのでした。

添乗員さんは、この春に入社したばかりの方で、
一生懸命さが伝わり、なかなかよいツアーでした。

ウォッチ@お気に入り

2009-02-28 21:49:20 | Bon Chic Bon Genre ~おしゃれにくらす~
今日は、心待ちにしていた時計が届いた。
ネットで注文したところ、
入荷待ちだったもの。

セイコー社でモデルの久保京子さんセレクト。
久保京子さんはとても美しく素敵なモデルさんで、
私が30代だったころ、雑誌『LEE』でご活躍だった。
『LEE』はおしゃれで洗練されていて、
でも手が届かないほどの世界ではなく、
その頃から愛読。
今でも気に入れば買って、おしゃれの参考にする。

その久保さんがプロデュースされた時計で、
デパートで見て気に入り、ネット検索。
お値段もお安くなり入荷を今か今かと待ちわびていた。

華やかなピンクゴールド色のケースに、
ダークブラウンのダイヤルとベージュのクロコダイルバンド。
大人のカジュアルスタイルにピッタリでセンスあふれる逸品だと思う。

バンドの側面が赤で、
イタリアで買ったヴィトンのバッグの取っ手と似ているのも気に入った。

今でもいろいろな雑誌でお見かけする久保さんを見習って、
いつまでも若々しく、常に目標を持ち生きてゆきたいな

曲げわっぱ ~梅の花~

2009-02-12 15:47:00 | Bon Chic Bon Genre ~おしゃれにくらす~
曲げわっぱ、第二弾。
近くにあるブックオフで、大館工芸の曲げわっぱのおべんとう箱があったよ!との

情報。

さっそく日曜に出かけた。
あったあった!!
今持っているのは小判型だけど、
これはとってもかわいらしい梅の花の形、二段式。
鍵のかかったガラスケースの中に、
しかも一番下の端っこにひっそりとありました。
店員さんに開けてもらい確認。
未使用で紙の箱に入っている。
秋田杉の木目がとても美しい。
定価8,000円くらいが3,150円。

これからだんだん暖かくなり、
ちらしずしなんかのおべんとうにいいなぁ!

ほっこりうれしくなりました。

曲げわっぱ礼讃♪

2009-02-09 20:46:14 | Bon Chic Bon Genre ~おしゃれにくらす~
先週一週間は、頭痛、胃の痛み、口内炎…
いいことなかったな~
体長すこぶる悪し…。

いつも会社にはおべんとうなのだけど、
こんな時こそ、自分で作った、
自分の体調にあった確かなものを。

レンジでチンなんてしなくても、
この厳寒期でもなんとなく温かな、
杉の木の香りのするおべんとうはうれしい。

この日は、
根菜とこんにゃくの煮物、
高野豆腐の煮物、
金時豆の煮物、大根のゆず漬け
お漬物を添えて

曲げわっぱは、
こんななんでもない、
ともすると貧しげなおべんとうを、
格段のごちそうに仕立ててくれる。

ついでにいつも味噌玉を持ってゆく。
お味噌に粉末だしのもと(生活クラブのたしかなもの)
昆布の粉末、乾燥わかめ、すりごま
などを混ぜて、
それこそ、う○こ みたいだけど…
これをお湯で溶かすとインスタントおみそ汁になるのだ!

これをお供に、曲げわっぱの杉の香りのするおべんとうをいただく。

ランチタイムがちょっとわくわくする、
わたしひとりじめの至極の時となる。

曲げわっぱ♪

2009-01-09 21:33:11 | Bon Chic Bon Genre ~おしゃれにくらす~
松山の商店街で買ってきた。

前からほしいと思っていた曲げわっぱのおべんとう箱。

高いものなのでこれまでなかなか手が出ず…。

商店街の雑貨屋さん。
帰省した時は好きでいつも覗くのだけど、、
¥3,990の30%引き。
思い切って買ってしまった。

小判型で2段式。

なかなかよいフォルム。

さっそく今週から会社へ持ってゆく。

チンはもちろん×。
だけど あたたかくなくても、
ほんわかあったかい気持ちになるよ!

たとえ残りものでも、
(ほとんどいつもそうだけど;;)
ずいぶんおいしそうに見える。

ありがたい!!

杉の香りがほんのりと香る。
ずっと香り続けてくれるのかな?
そうだとうれしいな!

房総へ…

2008-11-23 22:19:24 | Bon Chic Bon Genre ~おしゃれにくらす~
3連休の中日の今日は房総ドライブ。
いすみ市にあるブラウンズフィールドでイベントがあるということで出かける。
マクロビ的オーガニック的生活にベクトルを合わすべく
最近見つけたサイト。

ナビに感謝しつつオットはハンドルを切り、
いよいよ現地に着いたのだけど、
なんせ、きっちりきっちり計画を立てて…が苦手のB型夫婦のわたしたち。
駐車場がいっぱいで入れず、、 悲し、、
しょうがない;; と出発し、
そしたらすぐそばに、ネットで見ていたパン屋『タルマーリー』が。
ここは天然酵母パンを作ろうと古民家に移り住んだお若いご夫婦が始めたパン屋。

田舎の親戚の家を思わせるような母屋があり、
右手に納屋を改造した工房と店舗。
よく雑誌で見かけるナチュラルライフが目の前にある。
こういうことって、
単なるあこがれであっても実現させることはとても難しい。
それを実際にやっていて、しかも、
その存在が世の中に知られているっていうのはすごいこと。

イースト香ではない、
大地が香るようなパンの焼ける香ばしい香り。
これが天然酵母の香りなんだなぁ・・。
酒種あんぱん、チーズのパン、ホワイトチョコを練りこんだパン、
玄米パンなどを買って、
外でコーヒーを淹れてもらって食べる。
どれもずっしりと重く存在感があり、
でもヘビーな感じではなくて体に心地よいおいしさ。
感動!!

ごく近くのブラウンズフィールドでイベントがあるので
このパン屋にもお客さんがたくさん。
見る見る売り切れ。

若いオーナーご夫婦の一生懸命な姿は
こちらの気持ちをあったかくさせてくれて
おいしいパンとともに
大きな余韻を残してくれました。

ブラウンズフィールドもこのパン屋さんにも、
思いがけず若い人がたくさんいた。

都会で無機的に、
心を失ったような生き方をしているイメージのあった若者たち。

でも、本当はこんなナチュラルな生活を求めているんだ、
自然の中には、飾らない、
肩書きやブランドとは無縁の地に足のついた暮らしがあるんだ、
って。
そんな生きることの本質を求めて来てるんじゃないかな?
ってふと思ったりした。

大量消費の世の中はもう時代遅れ。
物を大切にし、循環型の生活が実現できればと思う。

ここに集まった若者たちを見て、
世の中はそんな風に少しずつ変わってきているんじゃないかと
心強く思った一日でもありました。

それにしても
いいなぁ~、田舎暮らし!


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帰路、イズミヤのリカーショップに寄り
頼んでいた、
フランソワ・ラマルシュとパランのブルゴーニュ赤を
1ダースずつ持ち帰った。
これでこの冬の赤は安泰だ。
それぞれ2,500円台、2,100円台は破格。
ありがとう!店長さん!