ガーディアン紙予想布陣
ウィルシャーがこの試合の遠征メンバーに入っているようですが、出場するのでは?という報道は少々先走りすぎているように思います。ヴェンゲル監督はトップチームでプレーするにはもう1試合必要で、月曜日に行われるU-21エバートン戦に出場させると語っています。トレーニングセッションをこなす為に遠征に帯同しているだけ、と考えるべきでしょう。
アーセナルのスタメンはガーディアン紙の予想通りとなりそう。コシェルニーが背中を痛めており、この試合はどうやら欠場となるようです。QPR戦で復帰できる見込みだそうですが、長引かないことを祈りたいですね。
代表に招集されながらそれ程のプレータイムを与えられなかったポドルスキ、スペイン戦で価千金の得点を決めたジルー、久しぶりのスタメン出場となりそうなサントス等に期待したいですね。
一方ノリッジは今季未だ未勝利。対戦相手が悪かったとはいえ3連敗中。特に7試合で17失点と守備面は酷い状況ですね。ただストライカーのモリソンには昨シーズンホームとアウェイ両方で得点されており、注意が必要です。
とはいえ総合的に見てもアウェイゲームとはいえ勝利すべき試合でしょう。今のアーセナルからは若手ばかりだった頃によく見られた上手くいかない状況に陥った際の苛立ちや焦りを感じません。逆にノリッジの方がナーバスになるような展開になる可能性の方が高いんじゃないでしょうかね。
アーセナルは開幕から3試合を無失点で終えたものの、そこからの全てのコンペティションの全ての試合で連続失点中。リーグ戦では2試合連続で先行を許す厳しい展開を強いられており、そのシティ戦とチェルシー戦で喫したトータル3失点は全てセットプレーでした。
特にコシェルニーが先発復帰を果たしてからの失点の多さ、セットプレーでの弱さが目に付きます。チェルシー戦は最初の失点の場面ではトーレスを見失い、その直後にトーレスに振り切られ、PA内でファウルを取られても文句を言えないようなディフェンス。あの場面で退場、PKであれば試合は終わっていましたね。もしコシェルニーではなくジュルーだったら、一部のファンは怒り狂っていたでしょう。
ウエストハムのアラダイス監督は例によってロングボールを多用してくる戦術。中盤にディアビがいない状況ではメルテザッカーを戦列に復帰させるのがベターだと考えられます。
ウエストハムのCBは高さとフィジカルの強さが持ち味の選手が多いのでスピードのあるジェルビーニョがCFとして起用される可能性が高そうですが、アウェイゲームですから劣勢に立たされる時間帯もあるでしょう。ジルー起用でパワープレーに対抗しても面白いかもしれませんね。
アーセナルはこの試合でキャプテンのフェルマーレンが復帰予定。彼がスタメンに入ることは間違いなさそうですが、パートナーは流動的。
一体一に強いコシェルニーか、読みと戦術眼に優れるメルテザッカーか、難しい選択となりそうです。
中盤はいつもの面子で臨むことになりそうですが、前線の組み合わせはこれまた流動的。ポドルスキ、ジェルビーニョはスタメン濃厚ですが、あと一人を誰にするかで戦い方にも幾分変化が現れそうですね。
一方チェルシーの方は前節よりもやや守備的な布陣となりそう。途中からオスカルやモーゼスに出てこられるのも恐いですね。
アーセナルとしては序盤で得点を許さず、チェルシーの運動量が落ちてきそうな終盤で勝負を決めたいところ。ユベントス戦の後半の失点場面ではほとんどの選手が歩いていました。チェルシーは攻撃的な選手を多数揃えていますが、それが例年見せてきた固い守備の弊害となっているように思えます。
チェルシーは無敗で首位ですが、無敵であるとは思えません。付け入る隙は十分あると。それがホームゲームなら尚更です。なんとか勝利して、彼らを止めたいですね。
ガーディアン紙予想布陣
ホームで無類の強さを誇るシティ。ここではどんなクラブも勝ち点を得ることすら難しいように思えます。有利なのはシティであることは間違いないですね。
とはいえアーセナルとしては上り調子の非常に良い時期に戦えることになります。
シティはナスリがレアル戦でハムストリングを負傷して欠場の見込み。ただこの試合でアグエロが復帰予定となっています。そしてゼコも非常に好調、バロテッリも相変わらずということでどういう組み合わせになっても脅威ですね。
アーセナルはモンペリエ戦から新たな負傷者は出ていません。スチェスニーはこの試合も欠場の見込み。GKはマンノーネが務めることになりそうです。中盤の3人はガーディアン紙の予想通りでしょうが、前線は右にチェンバレンが起用されると予想します。後はCFをジェルビーニョでいくかジルーでいくかですね。ジェルビーニョはモンペリエ戦でフル出場したので、ジルーが先発するかもしれません。
アーセナルにとっては、チャンスは十分にある試合と言えそうです。ただ、シティもホームでの戦いに非常に自信を持っています。試合終了まで手に汗握る、そんな展開に期待したいです。そして、最終的にアーセナルが勝利を手にしてくれれば、言うことはないですね。
ガーディアン紙予想布陣
アーセナルは開幕3試合を終えた段階で未だ無失点。これは1924~1925シーズン以降のことだそう。
サウサンプトンは1987年以降全てのコンペティションでアーセナルから勝利を挙げることができていません。とはいえアーセナルは昨シーズンから公式戦ホームゲーム4試合で勝ち星無しという状態。サウサンプトンは勝ち点0で最下位ですが、マンチェスターの両雄を追い詰めた戦いぶりは称賛に価します。しかも、4得点中、3得点をオープンプレーで挙げています。引いて守るだけのチームではないということですね。まぁアーセナルにとっては好都合といえなくもないですが。
サウサンプトンはこの試合にガストン・ラミレス、吉田麻也等8月末に補強した選手を起用する予定だそう。彼らがさらなるプラスアルファをもたらすようだと苦戦は必至ですね。