旧 自分ブランド「COMME des KAORI」

私が他の誰でもない私になるために・・・
独立系FPを目指す私の成功ノート

内なる自分に還る

2009年09月15日 | 心=ハート

本日よりブログ復帰いたします
9/13のFP技能士1級試験を持ちまして、ついに今年の試験が全て終わったんです
「今年の」とは年頭に立てた目標の中でという意味ですが、それ以上に、民間資格・国家資格含めて現在日本にあるファイナンシャルプランナー試験が全て終了したという意味では非常に感慨深いものがあります。
シミジミ長かったなぁ~
その間本当にいろんなことがありました・・・。でも長い人生からすればほんの数年。初めて自分の意思で勉強した中身の濃い3年間でした。
そして「本当の自信は自分で築くしかない」と3年前に思ったことはそのとおりでした
見た目や若さでチヤホヤされるのは20代中ごろまで
それなのに私は生きる力を養ってこなかった。
何かあるとすぐにクシュンと萎んでしまう自分の弱さと、周りの人や何か一過性の楽しさに逃げ道を求める甘さにいい加減嫌気がさし、そんな自分も嫌いで、そこから自分は一体何を望んでいるのか、どういう人間なのか・・・考え悩んだ
自分のことを知らないと何がしたいのか、何をすべきなのかもわからないから・・・。
「食」「数学」が好きということを確信しFPに絞るまでも結構な時間を要したが、決心してからは2007年に2級・AFP、2008年に
CFPを取得し、2009年に1級 一直線で順調そうに見えるが、実はその間も随分悩んだ
私はわざわざ大変な道を自ら選んでいるのではないかと・・・。またこれが何になるだと不安になって・・・。
FPの金融・タックス・リスク管理・相続授業承継・不動産・ライフリタイアプランニングの試験内容のいずれもゼロ知識からのスタートだったから、時間がかかったし何より孤独だった
FP資格が何の役に立つのかは今でもわからない。職場には言っていないし、今の仕事では活かせないし、資格としてメジャーではないし、言ってしまえば3年前と日常は何ら変わらない。

ただ言えることは、「自分を好きになった」ということ、「今が幸せだ」と心から思えるようになったこと
FPを勉強したこの期間は自分を知るための精神修行だったように思う。
一人の時間が人間を最も成長させる」と言うが、それが腹落ちする今である

1級試験の勉強は3週間しかできなかった。
扉を開く前から勝負がついていたとさえ思える
社会保険労務士試験直後から始めたからだ。
CFPのテキストをひっぱりだしてきて六科目満遍なくやるのは至難の業だったが、すっかり忘れてしまった知識(笑)を2級の過去問で取り戻し、そこから今年の税制改正と論述対策、やっと1級過去問に入り、あっという間に当日。長い人生の中の、たった2時間の本番だった。

実は今回初めて感じられたことが2つあった。
1つは試験(勉強)が楽しかったこと。もう1つは孤独の辛さを感じなかったこと。
数日前にたまたま目にしてメモしていた
明鏡止水という熟語がしっくりくる心境であった。
これは
アルケミストの知恵かもしれないけれど、自分には応援してくれる家族、友人がいる。
さらに素粒子レベルのエネルギーも、つまりは大宇宙が後押ししてくれている。

「全ての存在は繋がっている」アーヴィン・ラズロ博士)
捉え方一つで、気持ちは変わるもの
実は一人で向かう試験会場は一人じゃないんだと思った。
持参した鉛筆も消しゴムも、3年間叩き続けた(笑)電卓も当日の勝負服も、見る暇はないのに安心料と携えるテキストも、全てを知っている仲間なのだ。

昨日、大リーグ史上初の9年連続200安打を達成したマリナーズのイチローは、道具を愛する選手としても有名だ
毎日スパイクやグラブを磨き、自らを愛するように道具に命を吹き込む。
すると道具は道具ではなく無二の親友のように呼応し、対話し、自分の一部と化すのだろう。
だからこそ本番で最高のパフォーマンスが披露できる

私は最終的に「試験とは満身創痍で自分が取り組んできたことの成果を発揮する最高のアウトプットの場だ」と思うことができた。
邪念なく、澄み切って落ち着いた心でそう思った。
そしてその心の正体は

やはり「感謝」という言葉に尽きるだろう。
(3年前にはオロオロしていたのに、強くなったなぁ私

道具に毎日「ありがとう」というのはちょっと気持ち悪けれど、そういう気持ちは大事にしたい。
せめて応援してくれた人には折りに触れて言葉にしたい。
「いつもありがとう

この試験が終わったら・・・の野望が膨大に膨らんでいた中、ついに自由を得た昨日はまず本屋さんへ
次に帰宅して真っ先に見たのは
ガイアシンフォニーのDVD 

地球交響曲第五番 予告

ラズロ博士は著名なピアニスト・物理学者・哲学者であるとともに、世界賢人会議「ブタペストクラブ」の会長を務め、原子・人間・宇宙に存在する一貫性のある原理・構造を探求する「システム哲学」を提唱し発展に努めている方だ。
ニューヨーク州立大学教授、ベルリン国際平和大学理事・教授、国連調査研究所所長、ユネスコ顧問など多様な役職を歴任し、04年と05年にはノーベル平和賞候補にも挙がった。著作も多数出版されているいので、ご存知の方も多いだろう。
「内なる自分に還る」も博士の言葉である


「広く、全人類のため、すべての自然のため、ガイアすべての命のため、そして未来のために生きることが大切なのです。自然は無限の叡智をもっています。自分の内なる直感を信じ、自然との一体感を取り戻したとき、自然の無限の叡智が自分自身のものとなります。ただ、自分自身に戻ればいいのです。・・・ほんの小さな力でも正しいときに、正しい場所で正しい方法で発揮されれば全地球規模の変化を起こしうるということなのです。一人一人の中に変化を起こす力がある。力があるからこそ責任もある。未来を開く鍵は、自分の中にその力があることを知ることです。自分自身が変わることによって世界を変えるのです。」

まだ書籍を手にとったことはないが、ラズロ博士の考え方は今後ますます重要な意味を持つはずだ。
これまでブログで書いてきた
レイチェル・カーソン星野道夫倉本聰にも通じる、つまり私の感性に触れる「智慧」であることは間違いない。
智慧ね、
智慧・・・真理を明らかにして悟りを開く働きのこと。
まだまだ一生、勉強ですなぁ

昨日、韓国の栞をお土産にいただいた。
役員の先生から「いつもお世話になっているから」と、なぜか課長と私の二人だけに
「それにあなたはきっと本を読むだろから」って。
私はただ仕事をしているだけなのに、そんな風に見ていてくれる人がいると思うと明日への活力になります。
命がイキイキしてきます。嬉しいなぁ、ありがとうございます

今日はたまたまアルピニスト・野口健さんのインタビューを目にしたたまたまというより、その雑誌に出ていることは知っていたので読みたいと思っていたところ、会社に届く献本の中に発見
そして昔読んだ植村直己さんの「
青春を山にかけてを思い出した。
野口さんが登山をするきっかけとなった本だが、私も大好きだ
植村さんは五大陸の最高峰登頂、アマゾン河6,000km単独筏下り、犬ゾリ単独行で北極点到達、そしてマッキンリーで消息を絶つまで数々の偉業を打ち立てた歴史的な冒険家にもかかわらず、謙虚で、素直で、明るく優しい。自分に対しては劣等感を抱き続け、それをバネに数々の冒険を成功させたといっても過言ではない。
何度でも読みたい一冊である
読みたい本いっぱ~い。
見たい映画もいっぱ~い。
旅行もして、登山もして、絵も描いて、野菜も作って、料理もして、食の勉強をして・・・、幸せだなぁ

これからはあまり頑張らないネタもさらさらっと書いていきますので、今後とも
コム・デ・カオリをよろしくお願いします