THE GLORY DAY ～誕生日ありがとう～

１月１日は年の区切り。（雪の中羽黒山へ初詣）
３月３１日は年度の区切り。（いろんなものを整理）
７月１２日は自分の成長を確かめる一区切り。（もちろん登山）
一昨年は蔵王山、昨年は北海道の利尻岳・礼文島、今年は月山へ。
誕生日に登山をするのは、山が自分の原点だと思うから。
山にいるときが最も自分らしくいられるから。
自然と一体となった自分が好きだから。

センス・オブ・ワンダー＝美しいもの、未知なるもの、神秘的なものに目を見張る感性
センス・オブ・ワンダーの著者・レイチェル・カーソンは、地球の素晴らしさは生命の輝きにあると信じていた。地球はあらゆる生命が織りなすネットで覆われている。その地球の美しさを感ずるのも、探求するのも、守るのも、そして破壊するのも人間なのである、と。

これはジェームズ・ラブロックのガイア理論に他ならない。
地球はそれ自体が大きな生命体である。
全ての生命、空気、水、土など有機的につながって生きている。
これをＧＡＩＡ（ガイア）と呼ぶ。
そして「地球の中の私、私の中の地球」、龍村仁の地球交響曲（ガイアシンフォニー）へと続いていく・・・。この出会いと導きに感謝。

こうして何度も手にしている「センス・オブ・ワンダー」を、私は誕生日に当たってまた読むのである。（トップ画像のパンジーのしおりは貸したお礼に友達が挟んでくれたもの！）
何度も読んでいたのに先日初めて気がついたことがある。
それはこの本の巻末に「イニュニック 生命―アラスカの原野を旅する」が紹介されていたこと。
なるほど、私が熊野古道から帰ってからガイアシンフォニー、そして星野道夫さんに惹かれたのも全ては小さい頃から育まれてきた私の感性の仕業。

シンクロニシティは「アルケミスト」や「ラ・マンチャの男」のように、
イマジネーション（想像力）
コミットメント（一心な取り組み）
エンジョイメント（楽しみ）
から生まれる。（J. ジャウォースキー「シンクロニシティ」）
だから誕生日の日に、行き当たりバッチリというべき、故・星野道夫さんの最愛の妻・直子さんの講演会にも繋がっていったのであろう。
ラジオからたまたま聞こえてきて、また葉っぱ塾のブログに行き当たってという偶然の導きはそれだけで十分なプレゼントであった（葉っぱ塾：星野直子さんの講演会）。

こうして誕生日だった７月１２日は、朝から月山に登り、昼から星野直子さんの講演会に行き、温泉でさっぱりして、食事をして、たくさんの「おめでとう」の言葉とプレゼントで、幸せな１日となった。
心からありがとう。
　　　
　
誕生日は記念日だから、プレゼントをもらったり、誕生日ケーキを食べたり、お祝いをしてもらう日と思いがち。
でも、本当は違うと思う。
一番は、こうして無事にその日を迎えられたことに感謝する日。
同時に、産み育ててくれた親に、自分に命を繋げてくれた祖父母やご先祖様に、見守ってくれた友人たちに、私に関る全ての人や目に見えないあらゆるものたちに、心から感謝する日。
誕生日にこれほどこだわりを持っている人も珍しいかもしれないが、人間がこの世に産まれ落ちることの奇跡に思いを馳せると、誕生日ほど神秘に満ちた日はないと思うから。
ありがとう、ありがとう、ありがとう。

３６５日、毎日必ず誰かの誕生日・・・
happy birthday あなたに happy birthday 願いが叶うように
happy birthday あなたに happy birthday 幸せになれるように
happy birthday あなたに happy birthday その夢が叶うように
（Birthday Cake／MISIA）