Der König Hat Eselsohren

7/14 Johannesburg~Namibia

★続きを追加済み。




朝、寒くて目が覚める。
5時半にアラームをかけているけれど、5時過ぎには耐えられなくなって、小型のヒーターのスイッチを入れて、部屋が暖まるのを待つ。
まったく、どれだけ冷えるのか。
このオヤジの改造ガレージは。

アラームが鳴ってからは、支度と荷造りが同時進行。
なんとか予定の7時には出発できる体勢に。

さらばヨハネス。いや、明後日には戻ってくるんだけど、この宿には二度と来ない、何があっても(笑)

空港への道順も、ヨハネスの市街地図から外れてしまうのが難点ではあったけれど、他の略地図と照らし合わせて、当初から想定していたルートで、つつがなく到着。

チェックインしてから搭乗時刻の9時まで1時間だったので、朝食をとるも、結局、店を出たときには9時になっていて、そのあと結構ばたばた。
なにしろ、一応国際線なので、パスポートコントロールを通らなきゃならないからね。

eチケットの時刻を見て、単純に1時間くらいで着くのかと思いきや、なかなかそんな気配がない上に、機内食まで出てきたところで、よくよく帰りの便まで見直してみて、初めて、南アとナミビアには1時間の時差があることに気づいた。
経度的には、ケープタウンと同じくらいだから、てっきり同じものだと思っていたけれど、確かによくよく考えてみれば、ナミビアは大陸の西側だけだから、ヨハネスからは1時間ずれて当たり前だ。

飛行機の中で、入国書類が配られて書いていると、隣の席のおじさんが手伝ってくれと言う。
名前だけは書いてあるのだが、英語がよくわからないらしい。
こっちもダメダメ英語ながら、色々と尋ねつつ、パスポートも見せて貰いつつ、書いてあげる。
モザンビークの人で、持っていた指示書らしきものを見ると、ヴィントフックからさらに別の空港に移動して、アンゴラまで行くらしい。
パスポートも、確かに、フランス語だった。
フランス語忘れちゃったからなぁ。
もっとおぼえていたら、フランス語で訊いてあげられたのに。

ヴィントフックの空港は、一国の首都の空港でありながら、随分と小さかった。
飛行機から降りて、歩いてターミナルまで行くところといい、建物の感じといい、石垣空港みたいな感じ。

迎えの人が、必要ならそこで両替するように、というが、歩き方に、ナミビアでは南アRandも流通していると書いてあったので、Randがある、といってみたら、じゃ、大丈夫、とそのまま通過。
ホントに使えるようだ。

送迎サービスの車に乗って、まずは旅行会社のオフィスへ。
そこから、今日泊まるロッジまでのシャトルバスに乗る。

今日は全員で6人。
全員拾うのにやや時間がかかったけれど、ニューヨークに住んでるというロシア人、ダーバンに住んでるオランダ人夫婦、オーストラリア人の夫婦。
って、ナミビアに来る旅行者にはドイツ人が多いようなことが書いてあったのに、今日のメンツはみんな、英語圏で暮らしてるじゃんか!!(>_<)


ヴィントフックを出てまもなくすると、道が未舗装の道路になる。
う~ん、飛行機の中から見たときにも、これは舗装されてないんじゃないか、と思ったら、その通りだった。
対向車もない中を、ぐいんぐいんと突っ走る。


途中、所々で休憩が入る。
といっても、トイレ休憩とかではなく、景色を眺める休憩。
なにしろ、途中には、店も何もないもんで(笑)

まずは、ヴィントフックを出てまもなくから、ずっとつづくなだらかな山の景色。



今は乾季なので荒れ果てた感じだけれど、春や夏になれば、おそらく緑で覆われているんだろう。


道ばたに生えている木の枝には、大きな鳥の巣。




そして、広がる平原。
あまりに広々とした広がりが、うまくファインダーに収まりきらないので、もしや携帯なら横広がりでいけるかも、と撮ったのが一番最初の写真。
雨期の11月からは、ここを川が流れるんだと。




車の助手席に座っている、ロシア人のアリーナは、車を降りたときは通常のカメラを使うものの、車の中から何かを見たときは、常にブラックベリーで写真を撮りまくっている。
片時も手放さない上に、ブラックベリーの利点を滔々と説明する。

うわ~、日本には少ないブラックベリー信者だ(笑)
アップル信者からやっと離れたと思ったら、またこういう人が…f(^_^;


ヴィントフックから走ること、約3時間。
もうすぐ宿に着くというところにあるサービスエリアで、ようやく休憩。

さすがにのども渇いたことだし、ホントにRandが使えるのか試して見るべく、売店に行ってみると、レジカウンターの前にアジア人のにいちゃんの集団がたむろっている。
しかも、よくよく聴いてみると、日本語喋ってるしf(^_^;
なんでこんなちゃらい感じの連中が、こんなところにいるんだか。

ちょっと話しかけてみようかと思ったけれど、ナミビアの金があまりないだの何だの言いながら、ぐずぐずしてやがるので、聞こえないように、さっさと払えよ、このバカ、と罵倒する(笑)

順番が回ってきたので、一応、南アフリカRandでも払えるかきいてみたら、OKだという。
ホントにそのまま使えるんだ。
1Rand=1ナミビアドルだ。

サービスエリアから宿までは、ホントにすぐ。
ウェルカムドリンクが、冷たいルイボスティーだ。
夕食は外のテラスで19時から、明日の朝は、4時45分にモーニングコール、5時15分から軽い朝食、そして5時45分に砂漠ツアーに出発等々、説明を受け、ひとまず部屋へ。

部屋、というか、小さいロッジがずらっと繋がっているので、部屋の大きな掃き出し窓から、そのまま外に出られてしまう。

宿に着いたのが、ちょうど日が沈んだばかりだったので、徐々に空が暗くなっていき、水平線の明るい部分が、どんどん、濃いオレンジ色に変わっていく。
近くの岩の上に、三日月と金星が並んでいる。



あ~、なんか、凄くアフリカだなぁ。


部屋もとても綺麗だし、大満足だ。
ここならすきま風も入ってこないよ(笑)


19時ちょっと前、外がかなり冷えてきているので、かなり着込んで、夕食へ。

が、まだ、テラスの方には、うちのグループがいないなぁ、と思ったら、バーの方で、ビールを飲んでいるロシア人のアリーナを発見!
カウンターの中にいる、宿のマネージャーとおしゃべりをしているので、そこに加わる。

すると、マネージャーだけでなく、同じくカウンターで赤ワインを飲んでいたスタッフのおじさんまで、実はドイツ出身だった(笑)
やった~!ドイツ語が通じる人がいた!!
しかも、今日の夕食は、オリックスの肉をドイツ風に料理したものだとか。

しばらくして、残りの夫婦2組もやってくる。
ここで、ダーバンの奥さんと話していて、驚くべき事実が判明。
なんと、いつも行っていた、Westvillのモールから、歩いてすぐのところに住んでいるんだと!!
何という偶然!!


外はすでに真っ暗になって、かなり寒いものの、テラスでちょっと豪華な感じの夕食。
オリックスの煮込みの付け合わせが、Rotenkohlだったりして、ホントにドイツ風だ。
しかも、基本的には英語なんで、何か話を振られたときには結構苦労するものの、みんな辛抱強く聴いてくれるし、ついドイツ語で喋ってしまっても、アリーナもダーバン夫婦もある程度わかるので、結構いいかも。

ただ、ゆっくり飲みながら話したくても、寒いし、明日の朝早いし、ということで、少々早めに解散することに。
テラスの外は、予想通り、というより、予想を遙かに超えて、満天の星空だ。
マネージャーが、南十字星の話を始めたので、速攻見つけて「あそこ、あそこ!」とアピール(笑)

いや、でも、ものっすごい数の星の中でも、はっきりとわかるくらい明るく輝いてるんですよ。
ヨハネスとは比べものにならない。
すごいなぁ。ナミビアに来た甲斐があったよ。
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