

今回ご紹介しますのは、フランツ・アドルフ・ベルワルド(1796年-1868年スウェーデン)の交響曲第4番変ホ長調「素朴な交響曲」です。
このベルワルドも、またマイナーな作曲家に分類されるような気がします。ただ、最近はこの作曲家のCDが増えてきているように思いますので、徐々に知名度が上がりつつあるのかもしれません。
従いまして、このベルワルドの交響曲第4番は、やや「秘曲」扱いさせて頂きます。しかしながら、なかなか素敵な曲ですので、是非お聴き頂きたいと思います。
なお、ベルワルドは4つの交響曲を残しておりますので、機会がございましたら稿を改めて他の曲もご紹介したいと思います。
それでは、曲のご紹介と参りましょう。曲は4つの楽章から構成されており、演奏時間は約28分少々となります。
1.第1楽章

軽快な演奏で曲は始まります。やや高揚感のある演奏が続きます。そして、比較的親しみ易いメロディーも登場します。華やかな演奏が続きますが、他の作曲家とはまた違ったベルワルド流の個性を感じる事が出来ると思います。
2.第2楽章

穏やかで美しいメロディーから曲は始まります。そして、やがてそのメロディーはオーケストラによって華やかに演奏されます。その後は穏やかな演奏が続きます。そして、やがて再び冒頭のメロディーが回帰され、穏やかな演奏の後に、高揚感のある華やかな演奏がオーケストラによって奏でられます。
3.第3楽章

子気味の良いテンポで曲は始まります。細やかな動きを感じる曲です。やがて、落ち着いたテンポでの演奏となりますが、再び細やかな子気味の良いテンポへと変わります。
4.第4楽章

オーケストラの力強い演奏で曲は始まります。曲はしなやかに流れるような演奏です。時に激しい演奏も登場し、そして最後は激しく華麗に幕を閉じます。
参考までに、私の所有するCDから1枚ご紹介します。
レーベルはEMI CLASSICSで、ウルフ・ビェルリン指揮、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏のものです

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