

今回はアルバート・ケテルビー(1875年-1959年イングランド)作曲のコクニー組曲をお届けします。
今回ご紹介する組曲の5曲目は、どこかでお聴きになられたメロディーが含まれていると覆います。曲名は知らないかもしれませんが、多分、多くの人が聴けば「そういえば、どこかで聴いたような気が・・・」と感じられると思います。
ケテルビーの曲は、バリバリのクラシックとは少々一線を画しているように思いますが、こういう肩の凝らない曲もたまには宜しいのでは無いでしょうか(リラックスして聴けると言う意味です)。
是非お聴き頂きければと存じます。
なお、今回は「準秘曲」とさせて頂きます。
それでは曲のご紹介と参りましょう。この組曲は5つの曲から構成されており演奏時間は約15分弱となります。
1.A State Procession

華々しい行進曲風の演奏で曲は始まります。楽しく元気になれそうな親しみ易いメロディーです。終始明るく軽やかな演奏が続き、最後も華やかに終わります。
2.Lover

美しいメロディーが優しく奏でられます。標題から察することが出来ると思いますが、甘いメロディーの曲です。穏やかな雰囲気の中甘いメロディーが奏でられ、最後は静かに終わります。
3.At The Palais de Danse

優雅なワルツ風のメロディーが奏でられます。社交界の雰囲気を感じます。その後、華やかな演奏が登場しますが、やがて庶民を感じさせるような雰囲気のメロディーも登場します。最後は冒頭の優雅なワルツ風のメロディーが奏でられ終わります。
4.Elegy

夕暮れ時を感じさせるかのような穏やかなメロディーが奏でられます。まるで子守唄のように穏やかな雰囲気です。ヴァイオリンの繊細な響きもピアノの音色とともに登場します。
そして、最後も穏やかに終わります。
5.Bank Holiday

明るく軽快な舞曲風のメロディーが奏でられます。楽しい雰囲気です。どこかで耳にしたようなメロディーが随所に登場します。ご紹介している演奏では途中で歌が加わります。終始、明るく楽しい雰囲気が続き、最後は華やかに幕を閉じます。
なお、この曲は単独で取り上げられる機会があるようです。
参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルは、Flyback Recordsで、アンソニーゴドウィン指揮、パーム・コート・シアター・オーケストラの演奏のものです

このCDの情報は、こちらの下の画像をクリックして頂ければご覧になれます

なお、下の画像とリンク先のCDジャケットの絵が違っておりますが、恐らく同じ演奏と思われます。

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