

今回はミェチスワフ・カルウォヴィチ(1876年-1909年ポーランド)作曲の交響詩「スタヌスラフとアンナ・オシュヴィエチモヴィエ」をお届けします。
久しぶりにカルウォヴィチをご紹介します。
カルウォヴィチは、作曲家としてだけでなく、指揮者、写真家、登山家、作家としても活動していたようです。
今回ご紹介する交響詩「スタヌスラフとアンナ・オシュヴィエチモヴィエ」の美しい調べを聴きますと、写真家、登山家であったことに頷けるような気がします。また、この曲からは後期ロマン派的な雰囲気も感じ取れます。
是非とも、この機会に早世が惜しまれるカルウォヴィチの曲をお聴き頂けましたら幸いです。
なお、今回は「秘曲」とさせていただきます。
それでは曲のご紹介と参りましょう。この曲の演奏時間は約23分ほどになります。
オーケストラの鮮やかな演奏で始まります(個人的にはですが、冒頭の雰囲気がR.シュトラウスの作品を彷彿とさせます)。続いて、徐々に穏やかな雰囲気へと移り、優しく美しいメロディーが奏でられます。清涼感あるメロディーです。その後、高揚感ある演奏が登場し、輝かしいメロディーが奏でられます。
しばらくすると、再び優しく美しいメロディーが登場します。緑豊かな自然がイメージされるような美しいメロディーです。その後、高揚感ある演奏へと続き、再び輝かしいメロディーが奏でられます。そして、穏やかな雰囲気へと戻ります。
しばらくすると、劇的な(やや悲劇的な)演奏が登場しますが、次第に穏やかな雰囲気となり、再び緑豊かな自然を表すかのような美しいメロディーが奏でられます。
やがて、徐々に高揚感ある演奏へと続き、弦の響きがざわめき立ちます。その後、ゆったりと、雄大な演奏へと続きます。明るい雰囲気ではありませんが、かと言って暗い、悲劇的な雰囲気でも無く、オーケストラの響きが美しく感じる演奏です。その雄大な演奏の後は、ゆったりと穏やかな雰囲気へ戻り、最後は消え入るように幕を閉じます

参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルは、NAXOSで、アントニ・ヴィット指揮、ワルシャワ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏のものです

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