

今回はヨハン・ハルヴォルセン(1864年-1935年ノルウェー)作曲のノルウェー狂詩曲第1番をお届けします。
久しぶりにハルヴォルセンの作品をご紹介します。
今回の曲を手短に申し上げますと「理屈抜きに楽しめる曲」と表現できるかも知れません。
冒頭すぐに親しみ易いメロディーや、美しいメロディーも登場します。
そして、楽しく元気な雰囲気が印象的だと思います。
また、北欧の清涼感たっぷりですのでお勧めします!
なお、今回も勝手ながら「秘曲」とさせて頂きます。
それでは曲のご紹介と参りましょう。この曲の演奏時間は約13分となります。
曲は静かに始まります。すぐに、おどけたようなメロディーが現れ、その後、楽しくのどかなメロディーが、美しい北欧の景色を醸し出すように奏でられます。そして、大らかに高揚感を以って、そのメロディーが奏でられます。
しばらくすると、哀愁を帯びたメロディーが穏やかに奏でられ、演奏は次第に抒情的な雰囲気となっていきます。まるで、大雪原の彼方に夕日が沈んで行くかのような美しさを感じます。
その後、高揚感ある演奏に続いて静かな演奏へと移り、徐々に楽しくのどかなメロディーが現れます。弦のしなやかな演奏に北欧の清涼感と美しさを感じます。
やがて、のどかな雰囲気の演奏の中に高揚感ある演奏が徐々に現れ、最後はオーケストラの力強い響きで幕を閉じます

参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルは、SIMAXで、オーレ・クリスティアン・ルード指揮、トロンハイム交響楽団の演奏のものです

