

今回はアンリ・ラボー(1873年-1949年フランス)作曲のイギリス組曲第3番です。
この曲も以前ご紹介しました曲のように、「あれ?バロック音楽?」と一瞬勘違いしてしまいそうな曲です。ラボーのイギリス組曲第3番もバロック音楽の雰囲気を醸し出している曲なのです。
私は、この曲を聴いていて、思い出したのが、レスピーギのリュートのための古風な舞曲とアリアでした。
どことなく雰囲気が似ていると感じたのです。
お聴き頂ければ、恐らく、同じように感じて頂けるかもしれません。
しかし、この曲自体魅力的な曲だと思いますので、比較の楽しみと曲自体を堪能するという2つの楽しみを味わえる曲では無いかと思う次第です。
是非、お試しあれ!
なお、今回も「秘曲」とさせて頂きます。
それでは曲のご紹介と参りましょう。この曲は5つの曲から構成されており演奏時間は約9分となります。
1.Maestoso

穏やかなファンファーレで曲は始まり、明るく優雅なメロディーが続きます。バロック音楽の雰囲気が漂う曲です。
2.Moderato

静かに曲は始まります。そして、フルート?の美しい音色が優しく響きます。穏やかな中にどこか懐かしさを感じる曲です。
3.Allegro

優雅な雰囲気で曲は始まります。聴いていて心が和みます。この曲もバロック音楽の雰囲気が漂います。
4.Andante

優雅な雰囲気で曲は始まり、やがて、やや郷愁を感じさせるようなメロディーと、それに対して凛としたものを感じさせるようなメロディーが奏でられます。この曲を聴きますと、どこか、レスピーギのリュートのための古風な舞曲とアリアに共通するものを感じます。
5.Maestoso

ファンファーレで曲は始まります。その後は、終始、優雅な舞踏会のような雰囲気のメロディーが奏でられます。聴いていて心が和みます。
参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルはMarcoPoloで、レイフ・セーゲルスタム指揮、ラインランド=プファルツ州立フィルハーモニー管弦楽団の演奏のものです

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