

今回はシンディング(1856年-1941年ノルウェー)作曲の古い様式による組曲をお届けします。
以前春のささやきでシンディングをご紹介しましたが、とかく、この曲だけ?で知られる作曲家のように思えて残念です。
このシンディングの古い様式による組曲は、冒頭の激しいヴァイオリンの演奏にて、まずは「掴みOK!」かと思います。そして、穏やかで美しい2曲目と続き、なかなか魅力的な曲なのです。私の所有しているCDでは、ヴァイオリンとオーケストラにより演奏されておりますが、完全にヴァイオリンが主役です。
この曲聴いて損は無いと断言しても良いくらいです。
太鼓判を押します!
是非お聴き頂きたいと存じます。
なお、今回も「秘曲」とさせて頂きます。
それでは曲のご紹介と参りましょう。この曲は3つの曲から構成されており、演奏時間は約12分ほどとなります。
1.Presto

ヴァイオリンの激しい演奏で曲は始まり、オーケストラはその後ろで穏やかなメロディーを奏でます。ヴァイオリンの小刻みで激しい演奏とオーケストラの穏やかな演奏が非常に対比的です。
最後は、オーケストラとヴァイオリンが一体となり情感ある演奏で終わります。
2.Adagio

ヴァイオリンとオーケストラによる穏やかな演奏で始まります。どこか、ノスタルジックを感じさせるような雰囲気です。やがて、ヴァイオリンが切なく甘いメロディーを奏で、その後、しばらく美しいメロディーがヴァイオリンとオーケストラによって演奏されます。
そして、最後は静かに終わります。
3.Tempo Giusto

ヴァイオリンの力強く印象的な響きで始まります。比較的親しみ易いメロディーです。比較的穏やかな雰囲気の演奏も登場しますが、ヴァイオリンの弾むような力強い響きが中心となって曲は進みます。その後も、冒頭のメロディーが様々な形で演奏されます。
最後は、オーケストラとヴァイオリンの高揚感ある演奏で幕を閉じます。
参考までに、私の所有するCDの中から1枚をご紹介します。
レーベルはNAXOSで、ビャルテ・エングスト指揮、ヘンニング・グラッゲルード(ヴァイオリン)、ラズモフスキー・シンフォニー・オーケストラの演奏のものです

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