新・HAMA一等兵のペケ戦記

昨夜はソ連兵と戦い、今夜はエイリアンと戦う、ニッポン男児HAMA一等兵のゲーム戦記(プレイ日誌)!

A列車で行こう 9 Version 3.0 (PC)

2014-12-26 13:52:59 | PC
今年のクリスマスプレゼントは、上の二人には図書カードやニンテンドー・プリペイドカードだったが、次男坊(小5)には「A列車で行こう 9 Version 3.0」であった。ちなみにウチでは、例年11月頃になると子供たちにサンタにリクエストするものを私がヒアリングして、サンタにメールをすることになっている。

「A列車で行こう 9」は都市開発シュミレーション・ゲームの老舗タイトルの最新版。このVersion 3はバージョンアップソフト。私自身は今までなかなか相いれないゲーム・ジャンルだが、「A列車で行こう」のDS版や3DS版もクリアしてきた次男坊にとっては、PC版もそんなに難しく感じないのかもしれない。



私はこちらのほうが良かったりします



次男坊のほうは次はコチラに興味あるようです。つくる楽しみもあれば、壊す楽しみもあるということですかね。

辰巳ヨシヒロ傑作選

2014-12-11 23:07:06 | 本と雑誌
劇画と言えば「ゴルゴ13」のさいとうたかおを思い浮かべるが、この「劇画」という言葉を初めて用いたのは、辰巳ヨシヒロなのだが、僕は彼の劇画を読んだ記憶がない。

ちょうど今、シンガポールのエリック・クーが監督の、『劇画漂流』と他の短編作品5話を原作とした長編アニメーション映画『TATSUMI』が公開されており、関連書籍が何冊も刊行されている。この短編集もその一つ。収録作品は以下の通りで、映画の5話とはだぶってない。

1:なまけもの  
2:おれのヒットラー  
3:黒猫のタンゴ  
4:あな  
5:わかれみち  
6:鳥葬  
7:大砲  
8:ふとんの中  
9:花いじめ  
10:みちくさ女  
11:コップの中の太陽





「劇画」の定義は人により様々のようだが、共通して言えるのは「大人向けの漫画」であるということだと思う。辰巳ヨシヒロの絵は、リアルな画調ではなく、昔懐かしいレトロな風情だが、それが逆に新しく感じる。

複雑なつくりよりも単純なもののほうが創作は難しいような気がするが、彼の劇画も単純ながら他にはない創意があり、独特の読後感が後を引く。


KISS アライヴ!~地獄の狂獣 (CD)

2014-12-11 08:31:43 | Audio Visual
ロック・ライブの名盤と言われるKISSのライブ・アルバム(1975年リリース)。1996年版マスターのSHM-CD仕様。初代KISSの魅力が集まったアルバムで、聴衆の熱気がはんぱでない。このアルバムは全米9位まで浮上し、KISSが大ブレイクするきっかけとなった。曲目は以下の通り。


ディスク:1
1. ジュース
2. ストラッター
3. ゴット・トゥ・チューズ
4. ホッター・ザン・ヘル
5. ファイアーハウス
6. ナッシン・トゥ・ルーズ
7. 激しい恋を
8. バラサイト
9. 彼女

ディスク:2
1. ウォッチン・ユー
2. 10万年の彼方
3. ブラック・ダイアモンド
4. ロック・ボトム
5. コールド・ジン
6. ロックン・ロール・オール・ナイト
7. レット・ミー・ゴー・ロックン・ロール

Iron Man 2 Soundtruck (CD)

2014-12-09 21:16:48 | Audio Visual
実は一月ぐらい前はAC/DCというロックバンドは名前は知っていたけど、特に聴いたことがなかったし、そう興味ももっていなかった。

それが、たまたま「Dirt3」のミニでジムカーナの動画を見ていた時に流れていたBGMが、AC/DCの「Thunderstruck」だったんだよね。これがまさに青天の霹靂というか、落雷の如くで、「このリフはなんなんだ!?」と曲とバンドを早速調べ、収録アルバムの「Razor Edge」を即購入。聴いていくとどうも自分にはものすごく心地いいサウンド。

と言うことで、現在までにAC/DCのアルバム十数枚にBlu-ray数枚を購入し、毎日聴いている次第。

今日アマゾンからようやく届いたのが「Iron Man 2 Soundtruck」で注文してから数週間かかった。実はAC/DCはベスト盤というのを出さない主義で、ベスト盤に類するアルバムが存在してない。何枚かあるライブ盤がその役割を果たしてきたが、AC/DCが音楽を担当した映画「Iron Man 2」のこのサントラCDが実質的なベスト盤という位置づけになっている。





曲目は以下の通り

1. Shoot to Thrill
2. Rock 'N' Roll Damnation
3. Guns for Hire
4. Cold Hearted Man
5. Back in Black
6. Thunderstruck
7. If You Want Blood (You've Got It)
8. Evil Walks
9. T.N.T.
10. Hell Ain't a Bad Place to Be
11. Have a Drink on Me
12. The Razors Edge
13. Let There Be Rock
14. War Machine
15. Highway. to Hell

どれもノリの良い曲ばっか。ボン・スコット時代、ブライアン・ジョンソン時代のAC/DCを一枚で聴けるお得なCDで、AC/DC入門にはぴったりだと思う。

ジャッジ・ドレッド (Blu-ray)

2014-12-08 07:23:44 | Audio Visual
95年のスタローンの珍作を墓場に完全に葬り去った2012年のリブート作。1977年創刊の英国のSFコミック雑誌「2000 AD」で連載されている近未来ヒーローものである。

ちょうど原作が生まれた頃の英国はサッチャー政権下で数百万人に及ぶ失業者であふれていた世の中。「(サッチャーは、)その非常に強硬な政治方針と信念から、在任中も、またその後も英国内では非常に毀誉褒貶の激しい二分された評価がある。財政赤字を克服しイギリス経済を立て直した救世主として国内外の新保守主義・新自由主義の政治家・経済論者からは未だに高い評価を受けているが、一方で失業者を増させ、地方経済を不振に追いやった血も涙もない人間としての評価もある。富裕層優遇政策を採ったことから左派からの評価は低い。旧来の保守勢力からも古き良き英国の伝統を破壊した政治家として批判されることがある」(wiki)



上は今の安倍政権の話ではない。バットマンとは異なり、ジャッジは体制側の人間である。血も涙もない体制に属し、「正義は顔がないから、マスクを脱がないのだ」という原作者の言葉通り、本作ではマスクを脱ぐようなシーンは一切ない。一見冷徹に見えるのだが、それはお仕事遂行中のことで、健さんのように寡黙だが人情味を感じる場面もあり、そこが良いのだ。日本にも欲しい人材だ。







舞台はスラム化した超高層ビルのなかのみ。悪党たちとの銃撃戦が中心でカーアクションすらない清い構成。特殊能力を持った新人とビルの屋上にいる悪玉を追いつめるシンプルなバディ・ムービー。しかも、鼻下だけの演技のカール・アーバン。ヒットすることをわざわざ捨てたような製作者の思い切りに感激したのは私だけだろうか。

英国人監督のピート・トラヴィス(Pete Travis)は、デビュー作『バンテージ・ポイント』での緻密なストーリー構成を捨て、ロボコップ時代のヴァーホーベンの作風を彷彿させる有無を言わせぬ一本調子のバイオレンス描写を確立したと言えるのではないだろうか。顔面を粉砕する銃弾や地上200階から顔面で墜落する様、等を超高速度撮影で撮っており、グロ描写を美しく見せる方法は一見の価値ある。

R指定故、興行成績的には微妙なラインだった本作の続編製作は現時点では未定(映画が駄目なら前日譚や続編をTVシリーズでとの噂はある)。

Blu-rayは英語DTS-HD MA 7.1(Neo:X 11.1リミックス対応)、日本語DTS-HS MA 5.1。