新・HAMA一等兵のペケ戦記

昨夜はソ連兵と戦い、今夜はエイリアンと戦う、ニッポン男児HAMA一等兵のゲーム戦記(プレイ日誌)!

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ (DVD)

2009-11-29 23:43:59 | Audio Visual

Oa_003いわずと知れたギャング映画の傑作。禁酒法時代のNYのユダヤ系ギャングの友情と裏切りを描いたセルジオ・レオーネの遺作。ジェニファー・コネリーのデビュー作でもある。何年も前に購入していたDVDであるが、本編が229分もあるので(間にインターミッションが入る)、今までつい観そびれてしまっていた。

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この映画を最初に観たのはおそらく20代前半だろうから、15~20年ぶりの再観賞になる。それまでの間、脳裏にしっかりと焼き付いていたシーンがある。埃っぽい倉庫で一人優雅にバレエの練習をする少女コネリーの眩しさと、ラストのゴミ収集車と、阿片窟のヌードルス(ロバート・デ・ニーロ)の至福の笑顔シーンである。ラストについては、映画評論家の音声解説も聞いたが、解釈はどうも人それぞれのようだ。でもそれで良いと思う。だからこそ時代を経て再度観賞する価値がある。エンニオ・モリコーネの哀切漂う楽曲も依然魅力的。


クライム&ダイヤモンド (DVD)

2009-11-21 19:07:33 | Audio Visual

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何度観ても面白い映画というのがありますが、これもその一本。大昔、六本木のバーの映画好きのホステスさんから「面白いから絶対に観て!」と薦められた作品。殺し屋に捕まった詐欺師が窮地を切り抜けるため、刑務所を脱獄し隠された450万ドルのダイヤを探しだす自身の身の上話をし始めるが・・・。

この映画でティム・アレンのファンになりましたね。彼は映画好きの殺し屋役ですが、主人公の偽造詐欺師であるクリスチャン・スレイターの回想に、ところどころ突っ込みを入れ物語の進行を助ける役ともなります。映画ファンにはラスト・シーンがもう最高です。この作品のように良い気分で映画を観終えることができる、後味の良い作品がもっと観たいですね。


ウォッチメン (DVD)

2009-11-18 13:59:55 | Audio Visual

W原作のコミックスはまだ途中までだが、DVDレンタル半額セールだったので借りてきた。BDのほうが良いのだが、BDのレンタルはなく、あっても半額セール対象外なので、個人的にはまだまだレンタルはDVDがメイン。

「正義」がテーマであるが、「ダークナイト」もそうであったが、この映画も「正義を理由に好き放題してきた」アメリカの精神構造を見るようで興味深い。但し、テーマ自体はアメリカに限った話ではない。個人のレベルから国家のレベルまで人間は正義のためにどれだけ残虐なことができたか、歴史を見返さなくとも自明である。この映画は架空の米ソ冷戦世界を背景に描いているが、今の時代にこういった映画がつくられる意義とは何だろうか。それを考えると面白い。ただ単純に監督が原作のファンだっただけと考えるのではつまらないだろう。

220分バージョンが国内でもBD化されるようであれば、BDを購入してまた観てみたい。

他に「ミスティックリバー」(DVD)を観賞。数年ぶり2度目の観賞だが、より作品を理解できるようになった。こういうときに特典ディスクの存在は有難い。

あとダブルで契約していたWOWOWをテレビ側の一契約を残して解約した。シアターのほうはもう録画を当分やめる事にした。ここで溜めてしまった未見の映画を観ないと、とても多すぎて生きている間に消化できないのではと不安になったからだ。ここ最近映画を集めるだけが趣味になってしまいかねない状況で、ちょっとまずいなと感じていた。当面はどうしてもすぐ観たい映画はレンタルかセルで観れば良し。


三文役者 (DVD)

2009-11-16 22:36:04 | Audio Visual

3往年の名バイ・プレイヤー、故・殿山泰司の半生を描いた新藤兼人監督作品(2000年)。あまり邦画を観ない自分でも殿山泰司は知っていた。大島渚の「In The Realm Of The Senses(愛のコリーダ)」の冒頭で局部丸出しの演技をしていたのも、タイちゃんこと殿山泰司である。

タイちゃん役の竹中直人の演技も素晴らしかったが、「赤坂の側室」(謂わば愛人)を演じた荻野目慶子のヘア・ヌード厭わない熱演が凄い。自由奔放に生き、周りの人々に愛されたタイちゃんの人生を羨ましくも感じる。

他に「真実の行方」(DVD)と「インビジブル 2」(DVD)を観賞。


ハプニング (DVD)

2009-11-13 12:12:54 | Audio Visual

D_2奇怪な現象の原因や真相は最後まではっきりとは示されていない。原因不明の集団自殺の恐怖を描いただけになってしまっている。巷の評価が低いのはそこに原因があったのだろう。

しかし、「見えない恐怖」を丹念に映像化しており、へたなホラー映画より断然怖い。映画はストーリーだけではない。オチが明確な「シックスセンス」だけがM・ナイト・シャマランの映画ではない。演出面で不満がない訳ではないが、個人的には嫌いではない作風。また観てみたいと思う。