ロドリゲス製作の「プレデター」シリーズ第3作目だが、個人的には肩透かしだった。ロドリゲスらしい破天荒さを期待したのだが、1作目の設定を変えただけのようなストーリーで新味がなく、また過去作のラストのような後々印象に残るようなシーンがなかった。
一番の不満は多数の人間キャラクターのドラマを描くシーンに時間を費やしすぎて、プレデターが画面に出ているシーンが相対的に少ないからだろう。謎の存在だった1作目はそれで良かったのだが、おそらく観客の殆どがプレデター過去作を観ていて、かつ多かれ少なかれプレデター・ファンの筈なので、それを前提に作品を作って欲しかった。次回作に期待・・・と言いたいところだが、FOXにはもうエイリアンやプレデターに頼るのではなく、新しいクリーチャーを創造してもらいたいと思うのだが。